2024年の一月末、京都の愛宕山に登ってきました。
冬の愛宕山は大抵雪が積もるようですが、なんせ2024年は暖冬の影響もあって雪は少なそう。
せっかくなので雪を見ながら登りたいなーと思っているところに寒波襲来。そしてその直後にお休みがあったので、登ってきました。
1月らしい、積雪に恵まれた真白の愛宕山を楽しめました。
今回も愛宕山登山でメジャーな表参道にて
乗り換えの時間があったので雪模様の渡月橋を撮影。
閑散期ということもあって、絶賛工事中でした。現状かなり狭い渡月橋周辺ですが、増えていくインバウンドにどう対応していくんでしょうか。
それはともかく、今回の愛宕山来訪は去年五色ヶ原山荘でご一緒だった女性から「冬の愛宕山は良い」と紹介頂いたことがきっかけ。
昨夏の五色ヶ原は良かったな。あの人は元気だろうか。
なんてことを思いながら、清滝バス停から登山開始。
前回の愛宕山登山と同様、今回も表参道コースを選択。
愛宕神社の鳥居を潜ってから、愛宕山山頂(愛宕神社)まではほぼ登りっぱなし。総距離約4km、標高差は850m程度。
年末年始で衰えた身体のリハビリには酷な石段が続く。登り始めは融雪が頭上から落ちてくることが多く気を使っていたものの、標高が高くなるにつれ今度は本格的に雪が降りはじめたので3合目の東屋でレインウェアを着用。
結局この日愛宕山周辺の雪は降り続いていて、始終真っ白け。天気が良ければ五合目を過ぎた付近で嵐山方面の展望が広がるけれど、この日はもちろん真っ白、。
お守りにチェーンスパイクを持っていったものの、新雪&気温も高めということで一度も出番なし。ただ他の登山者は軽アイゼンをつけていたり、チェーンスパイクを装着していたのでこのあたりは各々の判断といったところ。
愛宕神社に到着してからはお参りを済ませて、御朱印を頂いて、休憩所にて軽めの昼食。この休憩所がストーブが焚かれていてとても快適。発つときには勇気が必要。雪が降るとは言え、ここまで積もるとは思っていなかったので良い意味で面食らいました。
過去の遺物への誘い
水尾別れまで引き返す際トレースは無いものの「明らかに人が通ったような形跡」があったので少し寄り道。
進んでいくと愛宕山ホテル跡の道標、そして少し先にはそれっぽいコンクリートの土台があり、おそらくこれがホテル跡なのでしょう。
愛宕山の山中には愛宕山ホテル跡やケーブルカー跡など昭和初期の遺物が残されているらしく、清滝バス停から降りたところにある駐車場の場所には、元は遊園地がありました。表参道道中でも茶屋跡が幾つかあり、それこそ愛宕山参りと合わせて、昭和まではかなりの賑わいがあったそうです。
その後愛宕山ケーブルカーは戦時中に不要不急線に認定され廃業&資材は回収され、周辺のホテル諸共、廃業に追い込まれたようです。今現在はケーブルカー駅舎後やホテルの基盤が残るのみ。
暖かくなれば、このあたりの散策も楽しみたいと思います。
ではまた。