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【北八ヶ岳】苔むす北八ヶ岳。黒百合を目指して【上】

山行記録
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はじめに

雨って嫌ですよね。特に山に登ろうとしている日に重なると猶更・・。

空梅雨かと思っていたところ、やはり梅雨らしく6月下旬からの天気予報には雨マークが軒を連ね、丁度山行を予定していた日は、どの山も雨の予報。

天気に一抹の恨みを抱きながら、どこに登ろうか考えていました。

「雨でも楽しめる山ってどこだろう。」

天気の悪い中、わざわざ登山に行こうとは今まで思ったことがありませんでした。

しかし、ここ数日は山行への意欲が増していたので、久々の連休を無碍にしたくないと思っていました。

そんな中、以前雪山登山でお世話になった黒百合ヒュッテのブログを覗くとどうやら黒百合が開花したとのこと。これは一度見に行きたいと思い、緑豊かな北八ヶ岳へ行くことを決めたのでした。

今回は雨でも苔や池、花が楽しめる北八ヶ岳へプチ縦走してきました

北八ヶ岳へのアクセス

大阪から茅野までは夜行バスを利用。
茅野駅から北横岳まではアルピコバスが運行しています。

八ケ岳は東京からも大阪からもアクセスが容易なので、本当に好きです。(笑)

 麓は晴れ間、山頂は?

去る7月2日。そんなこんなで毎回お世話になっている夜行バスが到着し、いつもと変わらぬ風景がそこには広がっていました。

いつもと違うところと言えば、確実に天気が崩れるという情報と、カメラでしょうか。人生初の雪山登山にて北八ヶ岳を訪れたときは、カメラにバッテリーを入れ忘れるという失態を犯した僕でしたが、今回は無事に入ってました。バッテリー。(笑)

バスまでは一時間程度あったので、駅そばを食べたり登山計画を見直したりしてました。日曜日と言えど、日帰り登山も容易な北八ヶ岳。乗車する方は多くみられました。

バスに揺られること1時間。ロープウェイ駅に着いた時点で、山の上は雲の中にあることが分かる感じでした。(笑)

この日は何かのイベントだったのか、団体の方々で駅はごった返していました。

そんな方々と肩を並べ、ロープウェイはスムーズに山頂駅を目指します。標高が上がるにつれ、自分たちが雲の中に入っていくことがすぐにわかりました。

そう、この山行中。ずっとこんな天気です。しかしこの時はまだ、天気は良くなると期待を捨てきれない子供な僕でした。

 坪庭から雨池へ

それにしても、雪があるのとないのとではここまで景色が違うものなんだなーと感じました。霧の中とはいえ、以前訪れた時との違いの大きさに天気とは裏腹にテンションが上がります。

とりあえず1つ目の目的地である、雨池を目指します。因みに前日は大雨が降っていたようです。

霧の中の縞枯山荘。雨池までの道のりは、後にも先にも誰もいませんでした。

山頂駅にはあんなにたくさんの人がいたのに、皆どこへ消えたのか。

果たしてこの山には独りぼっちなのではないか。

とか思いながら歩みを進めます。この時はまだ、雨池までの道がどうなっているかなんて考えてもいませんでした。

この分岐をまっすぐ進みます。写真で分かる通り、雨池までの道のりはほぼ沢でした。

登山のつもりが沢遊びに来た錯覚と、道中誰にも会えない孤独感に苛まれつつ道の先にある雨池を目指します。

それにしても苔が本当に美しい。まるでもののけ姫に出てきそうな、万緑の世界でした。

そんな中40分程度歩くと、分岐点に到着。ほっと一息つけました。

振り返って思った事。

ここ絶対道標なかったら素通りするよね。

ここからは道標通りに20分程度更に進んでいきますー。すると?

1つ目の目的地!雨池に到着しました!
降雨量が少ない時は、枯れている時もあるのだとか。この姿からは信じられません。前日の雨には感謝しつつ恨みつつですね。
にしても山の中にこんな大きなくぼみがあるのも、どこか自然の壮大さを感じます。

ここでやっと今回の山行の第一登山者を発見。マダム2人組でしたが、すぐに縞枯山を目指し元来た道を戻るのだとか。

やっと人と会えた喜びは束の間。雨池にて少し休憩した後、僕は次の目的に、麦草峠を目指します。

雨池から麦草峠まで

雨池から麦草峠までは約1時間30分程度。決して短くはない道程なだけに、のんびり雨池を後にします。

見たことのない苔の一面を撮ったりしているうちに、歩きやすい木道にでます。正直この道がなければ下はほぼ水たまりだったので、とても助かりました。

木道を嫌う方も中にはいらっしゃるようですね。ちなみに僕は今回の山行で少し嫌いになりかけました。(笑)
とにかく、調子に乗って歩くと滑るのです・・。今回は計2回ほど滑っています。湿った岩には要注意ですね。

ここからの道のりは、やはり苔の世界。青空こそ見えませんが、雨が降らないだけまし。むしろ苔は活き活きとしているようで、歩いていて気持ちが良かったです。

しばらく歩くと、茶水ノ池に到着します。池の向こうはメルヘン街道で、茅野から佐久穂町を結ぶ全長38kmのドライブコースとなっているようです。

少し歩くと、一日目の中間地点と位置付けた麦草ヒュッテへと到着しました。

流石の北八ヶ岳です。苔のテラリウムが売っていました。

時刻はちょうど12時ごろ。お腹も空いていたので山菜そばをいただきました。よくよく考えると、朝の駅そばに続き、行動食以外はそばしか食べていない事に気づきましたが良いでしょう。

そばを食べ終わり、黒百合平までのタイムスケジュールを見直すのでした。

上のまとめ

今回はここまで。とりあえず麦草峠までたどり着きましたね。今回は3部構成でお送りするつもりです。麦草峠までの道中で2回。1回は木道で、2回目は苔の生えた岩で足を滑らせて怪我をしかけました。ビバ若さ。(笑)

とはいえ怪我をしていたら洒落にならないほど、今回の麦草峠までは人に出会わなかったので、今回の学びは今後の山行に生かす必要がありそうです。

続きましては、麦草峠から高見石を通り過ぎたあたりまでです。

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