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マットの軽量化に。~山と道U.L Padシリーズを比較してみた~

登山装備
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スリーピングマットの種類について

テント泊を始める上での悩みの一つとして挙がるのが、どのスリーピングマットを使うのか?実際自分はテント、寝袋の次にスリーピングマットに悩んだことを覚えています。なんせ種類が多いのなんの。

そもそもスリーピングマットとは、寝袋(シュラフ)の下に引くいわば敷布団。数千円程度から数万円程度のものまで種類は様々です。
その効果は絶大で、いかに高価で質の良いシュラフを持っていようが、マットがなければ寒くて寝ることなんてできません。寝る際に地面は容赦なく体温を奪っていくため、断熱してくれるマットが必須となるのです。

スリーピングマットは以下の2種類に大別されます


インフレータブルマット
長所はクッション性や収納時のコンパクトや保温性、短所は価格が高いことやパンクのリスクが付きまとうこと等が挙がります。

クローズドセルマットレス
ザックに外付けされているアレ。

長所として比較的安価な事や高い耐久性、短所として独立気泡であるため嵩張ることやクッション性が劣る点などが挙げられます。


比較的安価で適度なクッション性が期待できるので、テント泊をこれから始めるという方には専らクローズドセルマットが推奨されています。

 

クローズドセルでお勧めしたい。U.LPadシリーズ

今回のこのU.LPadシリーズは、ザックでお馴染みの山と道から発売されている、クローズドセルマットとなっています。従来のクローズドセルマットと比較すると、圧倒的な軽さとそれに見合わない保温性を備えています。

U.L Padの素材には、熱の伝導性が低くく断熱性に優れているXLPEフォームが使用されています。

非吸水性の独立気泡素材なため、雪や濡れた地面の上でも水分が浸透しないことも大きな特徴です(素材表面に水が染み込むことはあります)。化学発泡剤を使用していないため、環境に対して低汚染な素材でもあります。(出典:山と道)
純粋な重さで比較すると、minimalistpad<U.LPad<U.LPad+の順となります。

左U.LPad,右U.LPad+

初代U.L Padと、そこに更にクッション性と耐久性を増したU.L Pad+、そして軽量性に特化したMinimalist Padの3種類を今回は紹介します。
前者の2種類は、100cm/175cm/200cmとサイズ展開がされているので用途に合わせてカットし使用することができます。

上が初代U.LPad

U.L Pad~軽量化と保温性を兼ね備えた初代~

発売当初から人気が高かったらしい初代U.LPadです。
適度なクッション性と断熱性があり、2018年の残雪期蝶ヶ岳で使用しましたが、問題なく保温性を実感できました。

GWに残雪期の蝶ヶ岳に登山してきたお話
2018年のゴールデンウィークに、残雪期の蝶ヶ岳へ長塀尾根ルートでテン泊でソロ登山してきました。アプローチは徳澤からがポピュラーなルートなようです。晴天に恵まれ、穂高から槍の展望をはじめ富士山を望むことができました!

1つ気になる点があるとすれば、やはりその耐久性。
1点に圧が集中する場面(岩場やザックのバンジーロック等)での圧痕が消えることなく残ることがあります。使い倒していく内に、ちぎれたりする可能性は否めないでしょう。

U.L Pad
Material:
XLPE Foam
Weight:
75g (S)
131g (L)
150g (XL)
Size:
100cm x 50cm x 1cm (S)
175cm x 50cm x 1cm (L)
200cm x 50cm x 1cm (XL)¥3,200 (S) / ¥5,000 (L) / ¥5,600 (XL) +Tax(出典:山と道)

U.LPad+~初代に耐久性とクッション性を加えた逸品~

タイトル通り、U.LPadの表面をシボ加工することでその耐久性を底上げしています。
クッション性も増しているので、岩場や秋口ではこちらを使用した方が安心かもしれません。シボ加工で厚みが増している分、重量は少々増しています。

U.L Pad+
Material:
XLPE Foam
Weight:
113g (S) / 3.98oz
198g (L) / 6.98oz
226g (XL) / 7.97oz
Size:
100cm x 50cm x 1.3cm (S)
175cm x 50cm x 1.3cm (L)
200cm x 50cm x 1.3cm (XL)¥4,600 (S) / ¥7,500 (L) / ¥8,400 (XL) +Tax(出典:山と道)

Minimalist Pad~ブースターや単体での使用に~

山と道miniやmini2の背面パッドとしても使用されています。サイズは100cm×50cmとなっており、背面パッドでは4つ折りにされています。背面パッドかつスリーピングマットのブースターとして、寒さが気になる足元や、これ単体でスリーピングマットとしている猛者もいそうですね。
マットの厚さはわずか5mmと少々心もとないため、岩場での使用は推奨しません。
表面は+シリーズと同様に表面にシボ加工がなされているため、ある程度の耐久性も期待できるでしょう。

Minimalist Pad
Material:
XLPE Foam
Weight:
53g / 1.86oz
Size:
100cm x 50cm x 5mm

テント泊での使用感

使用したのはU.LPadSとminiに付属していたminimalistpadの2枚でした。
背面パッドを兼ねているので、クローズドセル独特の嵩張り感を意識することなく携行することができました。

マットのサイズは100cmなので、腰で重なるようにminimalistpadを使用しました。
写真だと分かりづらくてすいません。
残雪期ということもあり、夕方に入るにつれ気温の低下を肌で感じていましたがマットの上は暖かく、特段寒さを感じるはなかったです。

蝶ヶ岳ヒュッテのテント場はペグが刺さりにくいザレ場だったこともあり、マットを引く下にあるとがった石は取り除いた方が吉でした。

 

最後に

比較的安価で手に入りますが、売り切れていることが多いです。(笑)
軽量を取るか、クッション性やら保温性を取るかで悩むと思いますが、初めてのスリーピングマットに選ぶのであれば汎用性の高いU.LPad+をおススメします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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