梅雨開け前の北アルプスへ。五色ヶ原山荘宿泊記

山行記録
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2023年の海の日明けの平日、五色ヶ原にピストンで登山をして五色ヶ原山荘に宿泊してきました。

今回はその時のことでも。

北アルプスの五色ヶ原は高山植物のお花畑が広がっていて、展望にも恵まれた良いところでした。

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五色ヶ原について

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今回登った五色ヶ原は立山から薬師岳へ連なる立山連峰にある台地で、標高は2500m。チングルマやコイワカガミなどの高山植物の宝庫となっています。

五色ヶ原には立山側からもしくは薬師岳側からアクセス可能ですが、どちらを選択するにせよいくつかの山を越える必要があり、道中には雪渓や高巻きの登山道などそれなりの装備と注意を要します。

今回宿泊した五色ヶ原山荘

五色ヶ原山荘は五色ヶ原にある唯一の山小屋(有人)。五色ヶ原のほぼ中央に位置していて、山小屋からは薬師岳や立山、後立山連峰の眺めが綺麗。

特に五色ヶ原の台地越しに見える浄土山、雄山、龍王岳の眺望は圧巻でした。

標高2500m
収容人数95名(2023年は75名)
宿泊料金1泊2食13000円(素泊まり9500円)
施設乾燥室・食堂・風呂
テント泊1泊1500円/1人:予約不要:50張:沢水:トイレあり
営業期間7月上中旬~10月上旬
公式サイト五色ヶ原山荘
五色ヶ原山荘の基本情報

嬉しかったのは何よりお風呂に入れること。もちろん石鹸などは使用厳禁ですが、お湯に浸かることができるだけでさっぱり。

大阪から五色ヶ原山荘までの登山での諸費用

今回大阪から立山、五色ヶ原山荘までの登山での費用は以下。

天気予報を見てから決める都合上、どうしたって早割などの恩恵を享受できずつらい限り。小屋泊は無論ですが、何より立山黒部アルペンルートの費用が突出していますね・・。1泊2日での利用だと少し損した気持ちになります。

大阪‐富山間電車¥8800
富山駅宿泊¥5400
富山駅‐立山¥1230
立山‐扇沢(立山黒部アルペンルート)¥10940
五色ヶ原山荘(1泊2食)(クーポン利用)¥13000
扇沢‐大町温泉郷(バス)¥1320
大町温泉郷‐信濃大町駅(バス)¥540
信濃大町駅‐松本駅(電車)¥680
合計¥38910
五色ヶ原登山の諸費用

1日目:富山から立山は室堂、そして五色ヶ原へ

今回の登山のログはこちら

夜勤明けにサンダーバードで富山へ移動、前泊し早朝の富山地方鉄道で時頃に室堂に到着。天気予報では昼にかけて天気は下り坂で、積乱雲を警戒とのことで足早にまずは一の越へ。

室堂に来るのはちょうど一年ぶり。昨年は家族と立山に登ったのでした(雄山・大汝山・富士ノ折立)。

登っている最中、すでに大日岳方面からは分厚いガスが湧いていて、なんとも嫌な雰囲気。

一ノ越を初めて右に曲がり、浄土山・龍王岳方面へ。周囲の登山者は皆雄山方面に向かっていて、これも心細さを加速させて、久々のアルプスだってのになんて仕打ち。

その後は龍王岳を見つつ右に巻くように登山道を進む。この時にすれ違った登山者に雷鳥の存在を教えて頂き、今シーズン初雷鳥をゲット。親1羽に子が2羽。この親子とは翌日の五色ヶ原からの帰りにも出会うことに。

龍王岳から鬼岳東面への下りはそこそこな傾斜。1箇所はしごがあったり、雪渓歩きがあるなど気を使うポイントが多数存在。

雪渓に関しては五色ヶ原山荘のスタッフが定期的にステップを作ってくれているようで、自分が通った時にはアイゼンやチェーンスパイクの類は必要ないように感じた。ただ後続の淑女の皆様から「そのまま行くんですか!」と驚きの言葉を頂いたので、半ばパフォーマンスのようにチェーンスパイクを装着。

もちろんチェーンスパイクは登山道に食い込むだけに終わったけれど、自分が通った時にはトレースのない雪渓を歩く男性(ノーアイゼン)、アイゼンを付けたものの滑ってしまい20m程度雪渓を滑り落ちる女性など(さっきの)がいて、なんとも肝を冷やした。

それはさておき

雪渓が終わると獅子岳への緩やかな登り、そして獅子岳からザラ峠までの急降下が待っている。五色ヶ原自体は台地でゆったりした印象だけれど、薬師岳から行くにしろ室堂から行くにしろ、道程のアップダウンが凄まじい・・。今回通った獅子岳からザラ峠までの下りは、はしごや鎖場・ザレ場ありと気の抜けない登山道だった。

ザラ峠からは少し登って、木道が見えてくると五色ヶ原山荘はすぐそこ。

コバイケイソウやクロユリ、ハクサンコザクラやチングルマ、コイワカガミなどの高山植物が咲き誇ってていて、ガスガスの中でも楽しく五色ヶ原山荘まで歩けた。

到着する頃には周囲は真っ白。しかし夕方にはガスが晴れ、薬師岳や後立山連峰、下ってきた龍王岳や雄山などの展望が開けた。

良き北アルプス!

五色ヶ原山荘でのひととき

案内された部屋は2番の部屋。

「相部屋になることはご了承ください。」

この案内があったので、てっきり誰かと相部屋になるものと踏んでいたけれど結局は誰も来ず、のんびり使うことができた。

17時から女性、17時30分から男性の順で入浴タイム。決して広いとは言えないけれど、シャワーを流し、湯に浸かることができる至福。

夕食時に一緒になったソロハイカー2名は、双方とも女性だった。偶然五色ヶ原山荘で同部屋になったと思いきや、なんと昨年度の穂高岳山荘でも同部屋になったという奇跡に遭遇。不思議なことがあるもんです。

1名は薬師岳へ、もう1名は黒部湖へ下るなど、なんとも山慣れしたたくましい方々だった。この日の夕食はカツとその他諸々。山小屋然とした食事は久々だったけれど、米と味噌汁がお代わり放題って素敵。

不思議な出会いをしみじみと考えつつ、アマプラでTRICKを見ながら朝を待った。

2日目:五色ヶ原山荘から室堂へ

(ガスってることなんて)まるっとお見通しだ!

きっとガスっているのも何かしらタネがあるに違いない。と思いつつ窓の外を見やる。

昨晩の女性たちは、足早に五色ヶ原山荘を発ったようだった。朝方に手を振ってくれたのは、もしかしたら幻想だったのかもしれない。無事に黒部湖・薬師岳へたどり着いたのでしょうか。

ともかく、当初の計画時に比べると思ったより前線が弱かったようで、室堂までの道程では雨に振られることなく歩き通せた。この日室堂方面からの登山者は1人もいなかった。

ガスが切れると山容の壮大さ、花々の美しさのほかに色々と見えてくるものがありまして、道のりの果てしなさやザラ峠から獅子岳の登り返しのきつさは見事

ため息を何回着いたことか。

久々の登山で筋肉痛が心配されたけれど、そこまで酷い筋肉痛にはならず、どちらかというと紫外線の強さを身を以て味わった五色ヶ原への登山だった。帰りの道中でも雷鳥に遭遇できたのはラッキー。

今回五色ヶ原から室堂までの帰路には浄土山から雄山へ向かうコースを選択したけれど、何気に岩が大きく下山に気を使うコースだった。一ノ越を経由するルートよりも時間もかかるから、人通りが少ないのも納得。

室堂に無事到着後は扇沢へ下山。久々に大町温泉郷の薬師の湯に入浴してきたけれど、食事処のまったり間がとても好き。ラーメンセットと生ビールを胃に流し込んで、明日からの家族登山のことや仕事のことなんかを気にしつつ、結局2時間ほど過ごした。

良き夏休みの1日だった。

五色ヶ原登山のまとめ

立山や浄土山、龍王岳、後立山連峰などの山並みや高山植物を楽しめる五色ヶ原。

行くには時間と体力を要しますが、ゆったり過ごすには本当に良いところだと思いました(天気が良ければ)。五色ヶ原山荘もお風呂に入れますし、何より水がある程度自由に使える環境って素晴らしいと思うんです。

今後はテント泊装備で薬師岳方面から縦走で訪れてみたいですね。

ではまた。

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