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2年間、salomon OUTpath GORE-TEX®を履き倒してみた。

登山装備
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今回は2017年の秋頃に発売されたトレランシューズである、salomon OUTpath GORE-TEX®(以下アウトパス)をおよそ2年間。秋から残雪期、そして夏山縦走にわたってみっちり使い込んだので、そのレビューでっす!

極上のフィット感と、オサレなトレランシューズを是非に。

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何故SALOMON OUTpath GORE-TEX®を選んだのか。

SALOMONといえばスノースポーツのイメージが強い印象ではないでしょうか?自分はそうでした。ところがどっこい、トレイルランやアドベンチャーレースに欠かせない、トレランシューズシーンでの人気も高いようです。

僕はトレイルランを嗜むわけではありませんが、登山装備の軽量化やウルトラライトを目指す中で、由緒正しい、ハイカットで堅牢性で満ち満ちている登山靴である必要性が見出せなくなりました。

そこで自ずと選択肢に浮上してきたのが、このローカットかつ耐久性に疑念が残る、トレランシューズ。数ある中でこのSALOMON OUTpath GORE-TEX®を選んだ理由は

  • 見た目がオサレ(実質一目ぼれ)
  • レビューで評価の高い、フィット感やQuicklace™の構造を実際に履いてみたかった
  • 初めて買うトレランシューズ。ゴアテックスで作られている安心感

この3点です。結果論ですが、次もこの靴を買おうと思えるくらいにはお気に入りのシューズとなっています。

アウトパスの大まかなスペックやサイズ感について

改めてみるともうボロボロですね・・。(笑)まずはそのスペックや特徴を。


  • 重量:335g(27㎝)
    まず特筆すべきはその重量、片足335g(27cm)という軽さ。普通の登山靴のおおよそ半分程度です。登山中の足取りは自ずと軽くなります。初めてアウトパスを履いて登山をした時の感動たるや・・。(笑)
  • メンブレン(外装):GORE-TEX® Performance Comfort Footwear (外部の湿気をシャットアウト、汗によるムレを軽減)

    独自の圧着技術

    アウトパス全体を覆う素材には、ゴアテックスが使用されていて、柔軟性と耐久性に優れています。また、サロモン独自の圧着技術でアウトパスの全周はシームレスになっており、雨の侵入を気にする必要なし。サロモン独自の技術であるSENSIFIT™は足を包み込むようなフィット感を提供してくれます。

  • アウトソール:High Traction Contagrip®

    Contagrip®

    ソール裏面はサロモン独自の技術であるContagrip®が。登山中に遭遇するあらゆる状況、ザレ場やガレ場、濡れた岩場であっても強いグリップ力を発揮してくれました。
    流石に雪道はアレですが・・。雪道ではチェーンスパイクを使用しましょう

  • インソール:OrthoLite®
    インソールには、クッション性と蒸れ軽減に優れたOrthoLite®が使用されています。素材にリサイクルタイヤが使用されているということで環境にもgood。
    ソールの文言に「中からも外からも快適にさせるでぇ。」的文言が書いてあって好感が持てます。(笑)

 

  • フィットマネジメント:Quicklace™

    Quicklace™

    サロモン独自の技術であるQuicklace™は、登山やトレラン中からその前後までの登山靴の脱着を、劇的に簡単且つ手軽にしてくれました。なんたって結ぶ必要がない。締めて引き上げるだけ。

    先述の圧着技術も相まって、このQuicklace™は登山中のアウトパスのフィット感の維持に貢献しています。

サイズ感について

自分は普段26~25.5cmの靴を履いていますが、このアウトパスは26cmで登山用の靴下を履いてジャストフィットでした!
1つ上のサイズを選ぶと良いかもしれません。

1年間履き倒して分かった、使用感。

2年使ってみて分かった、良かった点や気になる点をピックアップしています。購入の参考になれば!

良かった点

  • 履けば履くほどに、簡単に自分の足を包み込んでくれる
    このアウトパス、購入直後は割と硬い印象を抱きました。しかしその心配も束の間、数時間経つ頃には自分の足を包み込んでくれるまでに馴染んでくれました。Quicklace™を締めなおすだけで足を包み込んでくれるあの感じが今は非常に快適です。
    Quicklace™は手袋を着用していても手軽に締めなおすことができ、登山や下山の時の締め直しも億劫になることはありません。
  • 雨天でも濡れ知らず
    素材にゴアテックスが使用されているため、登山中によくある急な雨でも安心して使用することができます。ここで注意点なのがトレランシューズで登山をする際は、それに応じたゲイターが必要になるということです。あくまで防水なのは靴の周囲のみということをお忘れなく・・。
  • Contagrip®のグリップ力と、インソールが提供してくれるクッション性が非常に快適
    北アルプス奥地から白峰三山の縦走など、ザレ場やガレ場。岩場から渡渉に至るまで、登山中はありとあらゆる環境に遭遇します。
    そんな中でもアウトパスは高いグリップ力を発揮してくれ、歩きにくいと感じた事は今までありません。舗装・未舗装関係なく、歩きやすいのです。それに履くたびにインソールのクッション性は変わることなく快適そのもの。
  • 街中で浮かない
    登山では専ら公共交通機関を使うのですが、いかにも登山に行きますよ!といった主張をしなくて良いデザインとカラーリング。何気に大きなポイントだったりします。(笑)
    普段履きもできるオシャレな感じがお気に入りです。

気になる点

  • 小指の爪を時折傷める
    自分の足の形や歩き方も関係しているのでしょうが、足の先半分だけを岩などに乗せる場面で、たまーに両足の小指の爪が中のソールに引っ掛かることがあります。爪が剥がれるといったことはないのですが、地味に痛いことがあります。
  • やはり気になる蒸れ問題
    ゴアテックスが使用されており、ある程度の蒸れは軽減されているのでしょう。
    しかし登山は自ずと長時間歩くものです。汗や汗にならない不感蒸泄などで、多少の蒸れ感はどうしたって感じることがあります。
  • 負荷のかかる箇所から破綻していく
    どの登山靴、どんなウェアでも言えることでしょうが、負荷のかかることの多い箇所がもろくなっていきます。このアウトパスでいえば、よく曲がることのあるつま先から土踏まず手前の当たり。
    この状態で雨に降られましたが、雨で濡れることはありませんでした。
  • 洗い方が分かりにくい。
    単に怠慢かもしれません。ゴアテックスフットウェア用の洗剤を使用し懇切丁寧に洗っているはずなのですが、中々汚れが落ちない・・。(笑)
    こうすれば汚れが落ちるよーとご存知の方、教えてくださいな。
  • 売っているお店が少ない。
    大阪近辺の登山用品店だと、サロモンのシューズ自体あまり置いていませんでした・・。
    やむなく通販を利用しましたが、靴とか服って通販だと不安なんですよね。
    自分は運よくジャストのサイズ感でしたが、気になる方は店舗を探しての購入になると思います。

是非とも履いてみて欲しい逸品!!

約2年間ほぼ全ての山行に使用してきましたが、本当に履きやすく使いやすいシューズになっています。2年間もの間過酷な環境から足を守ってくれた代償としてボロボロになりました・・。2020年は新しくサロモンのシューズの購入を検討しています。

またこのアウトパスには、更に堅牢性や足首のサポートに特化したシリーズもありますのでそちらも気になりますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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