巨岩から望む琵琶湖の絶景!金勝アルプスへ登山してきた!

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はじめに

2018年登り初めの金剛山から色々と予定が重なり中々山に行けませんでした。どこか山へ行けないものかと悶々としてたところに、ふと目にした金勝アルプス(金勝山)が妙に気になりました。

強烈寒波が日本を襲っている時期でしたが、きっとそこまでの積雪はないだろうと軽い気持ちで登山してきました。

結果といえば、助かって良かったと思う。心と右足にちょっと傷を負った山行となったのでした。

金勝アルプスとは

栗東市にある竜王山および鶏冠山を総称しており、金勝アルプスの他に、竜王山山中にある金勝寺に因んで金勝山だったり、湖南アルプスだったりと呼ばれているようです。区分が分かりづらい・・

アクセスが良かったり、天狗岩などの奇岩から見渡すことのできる眺望が人気のようです!

アクセスと登山ルート

今回使用したルートの登山口である上桐生までは、JR草津駅からバスが出ています。時刻表はこちら

平日に公共交通機関を利用して向かう場合、通勤時間と重なると非常にバスが混みあうので、早出を心掛けたほうが良いと思います!(実話)

今回利用したルートは、こちらのサイトにあるマップの落ヶ滝線~天狗岩~狛坂線です!
マップは、上桐生バス停から登山口までにあるトイレ兼登山届提出所にも置いてありますので是非~。

山行ルート

上桐生(バス停)~登山口~落ヶ滝

上桐生でバスを降りると、すぐ近くに桐生園という老人介護施設がありました。ここは気にせず、すぐ近くにある有料駐車場を目指します。

金勝アルプスの駐車場

表示よると、4月~11月以外は無料で駐車できるようです。来た時は一台も停まっていませんでした。この奥に見える建物がトイレで、金勝山のルートマップが置いてありました。
今回はこのルートマップが割に使いやすかったです。

金勝アルプスの登山口

ノスタルジーが半端ないとうもろこし

では登山道へ。冒頭はコンクリートで舗装された、心の躍らない道が15分程度続きます。寒波による冷たい空気が、頬の感覚を奪っていくのが分かりました。(笑)
このあたりの植物は、シダと言うんでしょうか?ジュラシックワールドとかに出てくるやつ!とか独りごとを言いながら歩いていきました。

金勝アルプスの林道

程なくして、最初の分岐に到着。ここで登山道とコールポイント(緊急時の目安)のマップが掲示されています。今回は、鶏冠山はパスしようと考えていたので、落ヶ滝線へと歩みを進めます。基本的に迷いそうな分岐には標識が設置されていました。

名のしらぬ池

日の当たっているところはそうでもなかったのですが、このあたりから登山道らしくなってきており、寒波の影響かガチガチに凍ってる箇所が多々ありました。久々にここまで本格的に凍っている水を見るなぁとまた独り、テンションを挙げていました。

薄氷

水が凍ると、体積は増えるんだっけ?なんて理科の復讐をしぃしぃ歩みを進めると立派な霜柱がありました。壊さざるを得ません。

霜柱

歩く事30分、分岐を通過して、ようやく最初の目的地である落ヶ滝へ到着しました。こちらも寒波の影響を受け一部氷瀑と化しており、事前の下調べで見ていた滝よりも見ごたえがありました。水量はぼちぼちといったところでしょうか?

落ヶ滝

分岐していた道を元に戻り、次は天狗岩を目指します。

 落ヶ滝~天狗岩

分岐から天狗岩までは、ひとまず尾根を目指す形になります。降雪の影響か分かりませんが、この時は割と渡渉が多かったように感じます。というか渡渉するポイントも全面に氷が張っていて、難易度は高めに感じました(笑)
道中は一休みできそうな砂場や坂、ロッククライミングが楽しめる箇所もチラホラとありました!

氷。つるんつるん。

 

凍り付いた岩場。今回一番気を使った箇所でした・・。

岩場や砂場を楽しんで、最後に岩坂を登りきると、尾根にでます。このあたりはどうやらオムロンの「琵琶湖・森林づくりパートナー協定地」となってるようです。
この看板を右手に延々と進んでいきます。
道中ご親切に矢印のシールが貼ってあるわーと思っていると、どうやら木の皮だったようです!狙って作ったとしか思えない造形美。(笑)

無論、オムロン

 

素直に感動!

しばらくは気持ちの良い尾根歩きが続きます。というかこの先このルートだとほとんどが尾根歩きです。つまり自ずと眺望も期待できますね、はい。
眺めはというと、尾根を進んでいくと、琵琶湖や武奈ヶ岳等の比良山系を望むことができます!もちろん爆風を直に受けることになりますが、きっと夏場は気持ちの良い尾根歩きのお手伝いをしてくれるはず。(笑)

琵琶湖方面を一望

 

武奈ヶ岳方面

そんなこんなしている内に、今回の目的地である天狗岩が姿を現します。どうしてこの地形になったのか・・自然てやはり怖いですね。ちょっとしたロッククライミングを楽しめるポイントも多々あったのですが、一人登山に夢中になるあまり、写真撮っていませんでした・・。

天狗岩方面を臨む

程なくして、天狗岩の麓?へ到着!落ヶ岳から1時間弱かかりました。ここにはベンチが設置されているので、お昼ごはん等に最適かと思います!もしくは天狗岩近くまで登れますので、そこで食べても気持ちが良いかと!

予想以上に大きいです

 

サイズ感が伝わるでしょうか。

 

 天狗岩~耳岩~竜王山

ここからも尾根歩きです。耳岩へ到着しましたが、どこから観れば耳なのか、そもそも想像している耳の形をしているのか等甚だ疑問が残りました。(笑)
白石峰までは、天狗岩から10分程度。今回はどこもピークを踏んでいないなぁと思い、急遽金勝アルプスのピークである、竜王山を目指すことに。標高が若干高いせいか、白石峰前後からは雪が残っていました。

耳岩

竜王山までの道中、茶沸観音があります。昔はこのあたりに茶屋があったそうな。昔からこのあたりに人が通っていたんだなぁと思うと、ちょっとしたロマンを感じますね。

茶沸観音

大した登りも下りもなく、30分程度で竜王山山頂直下まで到着しました。ここには祠があり、

この神殿は大野神社の境神社で
天之水分神(あめのみくまりのかみ)をお祀りしています
金勝地区に水を恵み与える神として信仰され
干ばつ時には雨乞行事が行われました
この地は金勝山の分水嶺、龍王山です
大野神社 社務所

とのことです。ここまで登ってくるのも大変だったろうなぁと思いました。とはいえ干ばつが死活問題だったのでしょう。お参りをして回れ右、竜王山山頂です。

竜王山から白石峰を経て狛坂磨崖仏へ

ここから白石峰まで戻り、後は下るだけ。さっきまで見えていた琵琶湖方面がうっすら白く曇っており、降雪が予想されたので足早に下ります。
狛坂磨崖仏までは白石峰から30分程度。道中には重岩や国見岩があります。

どうやって重なったん

 

降雪が迫る

そして見どころ、狛坂磨崖仏へ。どうやら奈良時代後期の作品と考えられているようです。
ざっと1300年くらい前です。すげぇ。(笑)そしてでけぇ。と思うスケールですね。本当に大きいです。

狛坂磨崖仏

感動が空に伝わったのか、このあたりから雪が・・。

 余談~イノシシとの遭遇~

レインウェアを纏い、足早に下山を開始しました。コールポイントのKS-4の少し手前だったと思います。ザっと岩から降りたところ、音に驚いたイノシシが飛び出してきました。

ロックガーデンで見たそれとは比べ物にならない大きさでした。恐らく大人?成獣だったのでしょう。

とりあえずこちらに向かって突進してきたので、必死に近場の坂を駆け上がりました。必死すぎて右足ねん挫しましたが、軽症で済んでよかった・・。
坂までは追ってくる様子はみられませんでしたが、このままだと元のルートには戻れないなぁと思い、ひとまず坂を上がり切り、ルート沿いを辿ることに。
勿論イノシシもついてきます。恐怖から一転、勝ち誇った気になったので人知を活用し近くにある岩をとりあえず投げつけ、撃退させました。

とはいえ、音を潜めて隠れてついてきてるのでは・・と下山するまで延々と恐怖を感じていたので、片手に岩を持ち時折声を出す対策をとっていました。えぇビビりでしたとも。(笑)

お気を付けください。

そして下山へ

新名神高速道路が見えてくると、今回の山行も終了です。
逆さ観音とオランダえん堤を楽しんで、上桐生までは10分程度です。
オランダえん堤等は、夏場には特に良い遊び場になりそうでした!

オランダえん堤

逆さ観音

最後に無事を感謝し、上桐生を後にしました。

最後に

今回の金勝アルプスですが、渡渉や滝、砂場や岩登り、琵琶湖の眺望や歴史のロマンなどを楽しめるスポットが多数あり、予想以上に楽しかったです!本当にオススメです!
冬場は氷でつるんつるんなので、登る場合は十分ご注意ください。そしてイノシシにも・・。このあたりは牡丹鍋が割と有名らしいです。もっと早めに調べておけばよかった。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
よければコメントお待ちしております!お勧めのお山等も教えてください!

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