気軽に登れる北海道のてっぺん。大雪山の最高峰、旭岳で日帰り登山を楽しんできました。

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2024年の9月末、紅葉盛の、北海道の最高峰である大雪山系の旭岳に登ってきました。

日本一早い秋が訪れる北海道の大雪山系。登山のために訪れるのは今回が初でしたが、本州の山の比にならない、北海道の山岳のスケールの大きさを思い知った、というか思い知らされた登山でした。

ロープウェイから見るダケカンバやチングルマの紅葉も本当に見事でした。

大雪山(たいせつざん)は、北海道の大雪山系で最高峰の山で標高は2,291m。大雪山は日本百名山の一つであり、特に登山や自然観察のスポットとして人気。

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大雪山系の最高峰、旭岳について

大雪山系の最高峰である旭岳(あさひだけ)は、北海道のほぼ中央に位置し、標高は2,291mで、北海道の最高峰として知られています。

地理・特徴

  • 位置: 旭岳は、北海道の中央部に広がる大雪山国立公園に属し、大雪山連峰の一部です。

  • 火山: 活火山であり、現在も噴気孔からは硫黄を含んだ蒸気が立ち上っています。山頂付近では火山地形特有の岩肌や火口跡など、独特の地質を見ることができます。

  • 山容: 広大な山容を持ち、四季を通じてさまざまな表情を見せます。夏は高山植物が咲き乱れ、秋には紅葉、冬は雪景色が広がります。

自然環境

  • 高山植物: 旭岳は、特に夏にはさまざまな高山植物が咲き誇る場所として有名です。7月から8月にかけては、エゾノツガザクラやウラジロナナカマドなどが登山道沿いに見られます。

  • 動物: 大雪山系全体は豊かな生態系を持っており、ヒグマやエゾシカ、エゾナキウサギといった北海道固有の動物たちが生息しています。登山やトレッキングの際には、野生動物との出会いにも注意が必要です。

  • 季節の変化: 旭岳の四季折々の風景は魅力的で、特に秋の紅葉シーズンは圧巻です。紅葉は日本一早く、9月上旬から色づき始めます。また、冬には一面の雪景色となり、スノーシューやバックカントリースキーを楽しむ人々で賑わいます。

登山

  • 登山の拠点: 旭岳ロープウェイの山麓駅を起点とするルートが最もポピュラー。ロープウェイを利用すると標高1,600m付近(およそ5合目)までアクセスできるため、比較的容易に登山が可能。

  • 難易度: 山頂までの道のりは約3時間程度ですが、標高が高いため、天候の急変に注意が必要です。下山はザレ場(細かい砂利道)の斜面が続くので、転倒に注意。また火山活動に伴うガスの噴出があり、登山中はその状況に気を配る必要があります。

温泉

  • 旭岳の麓にはいくつかの温泉地があり、特に旭岳温泉は登山者に人気です。疲れた体を温泉で癒すことができ、登山の後のリラックススポットとして最適です。

アクセス

  • 旭川市から車や公共交通機関で旭岳の麓にある旭岳ロープウェイ山麓駅へアクセス可能。旭川市からは、車で約1時間の距離です。

登山記録

はじめまして旭岳 / クレさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

旭岳ロープウェイを利用して楽々5合目へ

朝8時頃に旭川市街のホテルを出発して、9時頃に大雪山旭岳ロープウェイ駅に到着。紅葉の最盛期かつ快晴ということもあり、すでに駐車場は9割方埋まっていました。

ちなみに旭岳まで0合目(ロープウェイ山麓駅)から登ることもできるようですが、観光も兼ねていたので今回はありがたくロープウェイに乗車。大人1名往復で3200円也。

ちょうど訪れた時期はロープウェイから見る紅葉の最盛期。北海道での紅葉はお初でしたが、スケールが広すぎて感動。

姿見駅(山頂駅)から散策路を経て姿見の池。麓からも見えていた旭岳は数日前に初冠雪の報せがあったこともあって、紅葉は最終盤。チングルマの穂もかろうじて残っていたりいなかったりでした。

トイレはこの先無いので、姿見駅で済ませておきましょう。

旭岳までの行程はひたすら登るだけ

第5展望台に寄り道してからは本格的な登山開始。

良くも悪くも山頂が見えていて、とにかくひたすらに登るだけ。

ペース配分もしやすいので登りやすいです。

6合目、7合目・・と定期的に休憩しやすい地点があるので、都度休憩を挟みつつ2時間掛からずに北海道最高峰へ。

時を少し戻して、山麓駅で大雪山系はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれているのを知った当初「まーた大げさな」なんて思っていましたが、山頂からどこまでも続く大雪山系の山々を見たら、もう納得。

首を縦に振りすぎてもげそう。

これは遊んでますわ。

最近登った裏銀座でも水晶岳から見た雲ノ平に圧倒されていましたが、大雪山系はそれを易易飛び越えていきました。トムラウシ山をはじめとする名峰が揃い踏み。

今回の旭岳登山を経て、いつかは大雪山系を縦走したくなりました。

旭岳登山の本番は下山にあり。

登っている時からすでに感じていた、下山の恐怖感。

細かい砂と砂利がメインのザレ場かつ、それなりに傾斜があったりするので、かなり気を遣う箇所。

特に山頂から9合目までが一番の急勾配です。

無事に姿見の池まで戻ってきてからは旭岳ロープウェイ付近の展望台を巡って、登山開始から4時間30分程度で姿見駅に帰ってきました。

旭岳登山後のカロリー摂取は名店の味噌ラーメンで

下山後は旭川方面に戻り、味噌ラーメンの名店よしの本店でチャーシュー麺を喰らいました。土日などは30分程度待つこともあるようですが、今回は待ち時間なく入店できました。

少しピリ辛のスープが麺に絡んで、本当に美味しかったです。

気軽に登ることができた大雪山系の最高峰、旭岳。

アルプスの山小屋などいろんな山域、いろんな方から聞いていた話「大雪山は素晴らしかった」という意見が多かったのも合点がいきました。

スケールが大きすぎます。

7月上旬に咲き誇る高山植物などは特に見事らしいので、次回大雪山系に訪れるときは、ぜひとも縦走を計画してみたいと思います。

ではでは。

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山行記録
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