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真夏のパノラマ銀座縦走!2泊3日のテント泊記録 1日目

山行記録
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2023年の7月末から8月にかけて、北アルプスのパノラマ銀座を2泊3日の行程でテント泊縦走してきました。

パノラマ銀座は北アルプスの燕岳から大天井岳、蝶ヶ岳、常念岳を結ぶ稜線のことで、パノラマの名の通り槍・穂高連峰や安曇野市街地などの素晴らしい展望が楽しめるコース。登山者が多く危険箇所は少ないものの行程は長く、登山道は起伏が激しいので注意が必要です。

今回はそんなパノラマ銀座をテント泊縦走で登山してきたので、まずは1日目の記録をお届けします。

2日目・3日目はこちら

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パノラマ銀座縦走1日目-中房温泉から稜線歩きを楽しみ大天井岳へ-

前夜の壮絶な疲労感を眉間に寄せながら松本駅から穂高駅間の始発電車に乗り込んで、6時40分発の中房温泉行きバスに乗車。電車内の殆どのハイカーが大きなザックを持っていて、北アルプスのハイシーズンを思い知る。そして穂高駅は平日にもかかわらず、中々の人出で面食らった。補助席も使用してほぼ満車状態のバスに揺られ、中房温泉までは再び惰眠。

約1週間ぶりの中房温泉だった。既に前回の燕岳登山が懐かしい。「中房温泉はとりあえず今夏来るのはおしまいだな。」と思いながら、まずは合戦小屋を目標に急登を登る。今回は1人と言うことで誰に気を使うでもなく、黙々と歩く。出発時に腹の違和感を放置して出発したことを、この男は後悔することになる。

天気は晴れていたけれど、夏らしく途中からガスに巻かれる。第一ベンチに着いたあたりで気が抜けたのか、普段からよく見知った腹痛が襲ってきた。最寄りのトイレは中房温泉登山口だけれど、大天井岳まで先は長いので流石に却下。一定のペースで登ることで交感神経を高めつつ(腸蠕動抑制)、合戦小屋を目指すのが良かろう。

という脳内会議が終了したので、合戦小屋までのベンチは小休止のみとして合戦小屋へ。

合戦小屋までの道中はもちろん腹痛の波状攻撃に見舞われて、登りでしんどいのか腹痛でしんどいのかよく分からないグロッキー状態。

今回のパノラマ銀座縦走中、1番辛かった。

祟り神に腕を持っていかれたアシタカくらいの冷や汗を滲ませていたと思う。

そんな呪いは合戦小屋で奈落へ叩き落とし、身体の平穏を取り戻して燕山荘へ。それにしたって合戦尾根は登りやすかったです(辛くて覚えてない)。

燕山荘で水とカロリーを補給、小休止を挟み景色の良い縦走路へ。夏らしく既に大天井岳までの稜線はガスに巻かれていたけれど、時折槍ヶ岳なども顔を見せるようになり、晴れやかな稜線散歩。聞き馴染みの声の主を探せばアイドル(雷鳥)にも遭遇。

まじ登山界のトップアイドル、推しの鳥。

燕山荘から大天井岳までの道中にある大下りや切り通し岩はパノラマ銀座縦走中でも気を使うポイントだけれど、落ち着いて通れば問題なし。

大天井岳への最後のカウントダウンにありがた迷惑みを覚えながら14時頃には大天荘のテント場に到着した。

パノラマ銀座縦走1日目-大天井岳テント場でのひととき-

大天荘のテント場は約50張設営可能、水は沢水をポンプで引いているらしかった。

何年か前、登山を本格的に始めたときに訪れた以来の大天井岳だったけれど、ソロの女性、男性と自炊場で翌日の行程を相談した以外、小屋内の記憶はほとんど残っていなかった。

今回はシートゥーサミットの半自立式テントを持参。久々のテント設営で手間取った(練習しとけ)。この晩は雨に降られたり風が強いなどあったけれど、浸水や結露もなく快適な一夜だった。

お隣のテントの男性は表銀座縦走をし、その後双六岳と笠ヶ岳を繋ぐ計画をしているようで、長期休暇が羨ましかった。

笠ヶ岳も登りたいなー。

夏らしい雲が増えてきたおかげで夕焼けは拝めず。テント内で長々と過ごすのもなんだか勿体無いので、大天荘で19時からやっている喫茶にてミルクティーとチーズケーキを頂いてパノラマ銀座縦走1日目は無事に終了。

翌日の天気は徐々に晴れにシフト。風に揺れるテントを眺めながら朝を待った。

2日目はこちら

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