関西圏の山は標高があまり高くない分、修験道だったり城跡があったりと歴史深い山が多い気がします。
逆に言うと北アルプスや南アルプスなどは、山奥にありすぎてそこまで史跡は多くない印象。現代でも遭難されている方がいるあたり、当時はほぼ死地に近かったんだろうなぁと思います。だからこその修行でしょうね。
さてさて
今回は山崎の工場見学と合わせて、歴史ある天王山に日帰りハイクしてきたレポートです!
天下分け目の天王山
登山マップはこちら
天王山といえば、豊臣秀吉と明智光秀が争った山崎の戦いで知っている方が多いのでは?
他にも幕末には禁門の変があったりと、歴史的な出来事が多い山だったようです。
余談ですが、実際の戦いは天王山の麓だったとか。
登山ルートの至る所に史跡であったり、合戦の説明があったりと歴史をたどることができます。
標高は約270mで、登山道が整備されているので初心者でも簡単に日帰りでハイキングできます。それこそ、アサヒビールやサントリーウイスキーの山崎蒸留所と合わせてのハイキングが楽しいと思います!
山頂まで水場はありませんのでご注意くださいな。
天王山へのアクセスやコースタイム!
阪急大山崎駅もしくは、JR山崎駅が最寄り駅になります。
駅から山頂までは、おおよそ60分程度でした!往復で2時間以内くらいでしょうか。
山行レポート
JR山崎駅に到着したのは11時過ぎ。関西周辺の山あるあるで、朝まったりしすぎたかと思っていましたがどうやら杞憂だったようです。
山崎駅の改札を出ると、周辺の観光案内をまとめたブースが設けられています。駅の周辺にも史跡が多いようです。
駅を出てからは山崎蒸留所とは真逆の方向へ。線路沿いを歩いて踏切を渡りそのまま直進です。
少々雲行きが怪しかったですが、天気予報を信じてハイキング開始。アサヒビールの美術館を目指して歩いていけば登山口へは難なくたどり着けます。
と言うわけで天王山登山口へ到着。ここまでは駅から5分程度です。思いのほか急な坂を上っていきます。
所々に道案内の標識や、登頂記念証書の案内があったり。
平日にも関わらず数人の方と会いましたし、コンスタントに登山者がいるようです。六甲山に似た地元愛を感じました。(笑)
本格的に山道っぽくなってきますが、基本的に整備されているので道迷いの心配は少ないかと。とはいえ足元は良くないので、最低限の装備で臨んでくださいネ。
それにしたって蒸し暑かった。蒸し風呂状態でした。
ベースレイヤーにハイカーズヤッケで登りましたが、早くも汗だくになったので早々にベースレイヤ—一枚に。この時期の関西圏の山気温・湿度的に正直厳しいものがあります。正直あまり気乗りしない。
そうこうしているうちに、駅から20分程度で青木葉谷広場へ。椅子やテーブルがありお弁当等食べるにはうってつけかと。
ここからは大阪方面の展望があり、天気の良い時は大阪城やあべのハルカスが見えるそうです。あいにくこの日はどん曇り。
まぁ想像通りかなぁ・・。と冷静に景色を眺めながら一息休憩した後、そそくさと先を急ぎます。
そして10分程度歩くと、大きな鳥居が見えてきます。ここはもう一つの展望台である旗立松展望台へ。ここからはうって変わって京都方面が一望できます。そしていつものどん曇り。
夜景を目当てにナイトハイク。というのもありかもしれません。僕は基本的にソロハイクかつビビりなので気乗りしませんけど・・。
大した難所もなく、続きましては十七烈士の墓へ。手前に分岐がありますが、どちらを選んでも山頂に着きます。どうせなら見ていきましょ。
お参りをしつつ、更に先へ。出所の分からない社が多数あります、祟られても怖いので失礼のないようにスルー。
酒解神社は人がいるだろうと思っていましたが、既に閉鎖されているような雰囲気でした。
・・・・。ナイトハイクはさっきの展望台までにしとくのが吉だと思います(笑)
山頂までの道中、KDDIのキャンペーンか分かりませんが、山を綺麗にしましょう的な標語が描かれた木板がたくさんあります。
子どもたちには、マナーある行動をとれる大人になってほしいものです。本当に。
そうこうしていると山頂へ到着。残念ながら展望はありませんでした。駅から40分程度でっす!山頂には過去にお城があったようで、城跡だったり井戸の跡があります。山頂だったので雨水を貯水していたと考えられているそうです。
そして下山。登りとは違ったルートで、宝積寺を隔てての下山。住宅街の下り坂がえげつないのでお気をつけて。
駅には12時20分ごろに到着!山崎蒸留所を目指し今回のハイキングは終了となりました!
山崎蒸留所の工場見学は以下へ。
歴史を辿りながらのハイキング。
過去の人もこの道を辿ったのかなーと思うとロマンあふれるものです。関西にはこういった山が多いと思うので、他にも巡ってみたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!