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梅雨のまにまに、西穂高岳を目指してきた!

山行記録
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アルプスが呼んでいる。

気がする。

というわけで梅雨時の2連休。

登山には持て余し気味なお休みを天気とにらめっこした末に西穂高岳に登ってきたお話になります。

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西穂高岳について

北アルプスに属する西穂高岳。穂高連峰(北穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、西穂高岳)の中で唯一、標高が3000mに満たない末っ子的存在。西という方角にはどこかしら女性らしさを感じます。西穂高独標までは初心者でも行くことができると説明されているのを目にしますが

滑落すれば普通に死にます。

事前に近場の山等で岩場の登り方くらいは最低限習得してからにしましょう。

西穂高岳へ登るルート

西穂高岳へ向かうルートは大きく分けて2つ

・新穂高ロープウェイもしくは上高地側から西穂山荘へアプローチ。西穂独標を経るルート。

・国内一般登山道で最難関とされる奥穂高岳から縦走するルート。

新穂高ロープウェイを使えば、標高2156mまで一気に標高を稼ぐことができます。逆の上高地から登る場合時間と労力こそかかりますが、古き良き西穂高岳までの登山が楽しめます。初心者におすすめなのはやはり新穂高ロープウェイを利用するルートです。

今回選んだ西穂高岳までの行程

今回は1泊2日の行程で、1日目は上高地側から西穂山荘でテント泊。翌朝からザックを西穂山荘にデポして西穂高岳を目指すといった古き良き正面突破コースで登る事にしました。西穂高岳に登頂後は、新穂高ロープウェイを利用して新穂高温泉側に下山。平湯の森で温泉を楽しんできました。

1日目:熊に怯えつつ、西穂山荘を目指す。

大阪発のさわやか信州号に乗り込み、上高地に到着したのは5時15分ごろ。

登山ハイシーズン前ということもあり、そこまで混雑していませんでした。到着直後は晴れ間が出ていましたが、それも束の間。バスターミナルの水道が使用不可になっていたので、河童橋まで行き水の補給をしているうちにあっという間に曇天へ。予報通り、予期通りということもあって気分の落ち込みは少なく、とりあえず雨が降り出す前に西穂山荘へ向かいます。

上高地から西穂高岳を目指すルートは、事前の情報だと熊の出没情報がやたらと多い印象がありました。実際に登頂する5日前にはツキノワグマの目撃情報があったりと、案外西穂山荘から西穂高岳までの道中よりもおっかないんじゃね。と熊鈴を無駄に鳴らしてみたりしてました。

まぁ遭遇も目撃もなかったんですがね!

上高地側から西穂山荘までび道中、傾斜のきつい登山道を登るとちょっとした尾根歩きになります。その後はチェックポイント的給水ポイントである宝水を越えて、迷いやすそうな船窪地形を歩きました。残雪期ともなると、西穂山荘スタッフの方が一定間隔で竹竿を立ててくれています。日照が少ない樹林帯なので、この辺りの雪はまだまだ残りそうですねー。

宿泊地である西穂山荘に到着!

上高地から歩くこと3時間程度、雨に降られることもなく無事に10時頃に西穂山荘に到着しました!思ったよりも早い到着だったので、この時西穂山荘を訪れている登山者は僕一人。寂しいもんです。とりあえずテントの受付を済ませて、西穂山荘名物のラーメンを頂いてからテントの設営に移りました。冷えかけた身体には嬉しい濃いめの醤油味でした!

雨雲レーダーだと15時以降から雨が降り出す予報。

それまでの間カメラと三脚を持ちながら、明日目指す西穂丸山以降の道の確認に行ってきました。早く付きすぎると時間を持て余して仕方なかったです。笑

予報は良い方向にはずれ、雨は16時から17時までの約1時間だけしか降りませんでした。

中々の豪雨でしたがつかの間の晴れ間。タイムラプス用の動画などを撮ってそれなりに満足の行く1日目となりました。

2日目:ガスの切れ間を縫い、大展望の西穂高岳を目指して。

夜中は延々とガスの中でした。この日は朝7時頃にヘリが来るのでテントを回収して、4時頃出発する予定がまさかの寝坊。1時間遅れの午前5時頃からの出発となりました。周囲は相変わらずガスが立ち込めていましたが、時間が経つに連れ徐々に薄くなっていき、西穂独標にたどり着く頃にはかろうじて本日の目標である西穂高岳山頂まで見渡せる程度には晴れていきました。残念ながら終始笠ヶ岳や西鎌尾根の稜線を拝むことは叶いませんでしたが・・。まぁ良いでしょう。

西穂独標から西穂高岳まで、11峰(西穂独標)から始まるピークを超えていきます。

最終地点は1峰(西穂高岳)ですが、それまでにも8峰(ピラミッドピーク)や4峰(チャンピオンピーク)と切り立つ崖にしか見えないポイントを通過していきます。

見ている限り「どこを歩くんだ。」と思われる箇所でも、案外近付くと大したことがない。というあるあるを幾度となく繰り返しますが、やはりおっかないものはおっかない。

3点支持を徹底しつつ、過度に怖がらないように気をつけました。

そして大展望の西穂高岳へ・・。

歩くこと3時間程度。無事に西穂高岳山頂へ到着しました。山頂直下の登りが一番デンジャラス。

2年ほど登りたいなーと漫然と思っていましたが、やっと登ることできました。

憂いていた天気もご覧の展望。天気予報とにらめっこした甲斐があったというものです。

この先はかの有名なジャンダルムへ続く、国内でも屈指の難関ルート。自分が登るときは果たして来るのでしょうか・・。

そんなこんなで今回の西穂高登頂は無事に終了。10時頃には無事に西穂山荘まで戻ることができました。結局下山するに連れて再び西穂高岳は雲の中へ隠れていきました。

最後に。梅雨だからといって山に行かないのは勿体無いかも。

個人的な意見ですけどね。

天気予報で少しでも悪ければ山に行かない。というのは中々勿体無いというか、限られた休みを利用するわけですし、曇りでしか体験できない、遭遇できない風景がきっとあると思うのです。

今回だってガスから除く西穂高岳などはとても神々しかったです。

早く明けると良いですねぇ。梅雨。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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