始まりますねー夏休み。社会人からになってからはただ学生が妬ましいだけのシーズンですけれど、自分も通って来たのだからワガママ言っちゃいけません。
今回は少し先に控えている家族旅行の下見に、立山アルペンルートを長野県側の扇沢から富山県側の立山まで日帰りで通り抜けしてきました。
少しの希望もあり、テントを背負って。
事の経緯
我が家では去年、平成最後の家族旅行と称し、過去に住んでいた茅野市を起点に八ヶ岳から白州、ひいては上高地までを2泊3日の行程で旅行したことがありました。長野から関西に引っ越してからというもの、中々家族で旅行なんて行く機会が無かったものですから、想像以上に楽しかったのを覚えています。
それが尾を引き、今年は令和最初の家族旅行と称しまして、金沢から富山、そして立山へ行くことが決まったのです。
前は母、妹と自分の3人だったのですが、今回は祖母も加わった4人での旅になります。
流石に祖母はもう若いとは言い難く、家族間会議で決まった立山について、本当に安全に楽しめるか。といった観点から一度下見に行くべきだとなったわけです。
下見に行った、その裏は。
梅雨時に偶然もらった2連休。連休と名のつくものは全て山に費やしてきたと言っても過言ではない自分。ただ旅行の下見だけで立山に行くだなんて勿体ない!
てなわけで、ちゃっかり天気が良ければテント泊でもして立山三山縦走でも…なんて、画策していたのでした。まぁ結局下見だけして日帰りになったんですけどね。
下見スタート。立山黒部アルペンルートの入り口は扇沢から。
予定しているプランでは富山県側からのアクセスなのですが、日程の都合上今回は長野県側から立山黒部アルペンルートの玄関口である扇沢から入ることにしました。
とりあえず黒部ダムも黒部平も大観峰も、展望台に行くのは骨が折れるか。
晴れてる!晴れてるよ!!
ヤマテンの予報通り、麓は小雨・標高が上がるに連れて青空が広がっていました。
扇沢から電気バスに乗り込み着きましては黒部ダム。その建築には多くの苦難があったそうです。そういえば今年からトロリーバスが廃止になって、電気バスへ移行したんですね。
バスを降りてから階段を下ればそのまま黒部平へ続くケーブルカーまで徒歩15分。
展望台に行くのであれば220段にも及ぶ階段を登らねばなりません。
下見なのでとりあえず登ってみましたが、中々に息が切れました。とりあえずバリアフリー通路やエレベーターはあるようなので安心です。
しかし黒部ダムから先の黒部平と大観峰の展望台までは、外階段を登るしかありません。
標高が一気に上がっていることもあり、ただ階段をゆっくり登るだけでも息が上がる。なんとも優しくない感じです。
大観峰から先、立山最高峰の雄山は雲の中。
黒部湖を挟んで、後立山連峰は徐々に姿を見せつつありました。どうせならちゃんとした登山の装備で来ればよかったと激しい後悔です。
肝心の室堂へ到着。
今回の家族旅行で一番の要である室堂へ到着しました。
立山登山のメッカということもあり、登山者も観光客も入り混じりの大混雑でした。
いいですねぇ。
剱岳に登るのはいつになることやら。
とりあえず室堂に到着次第、逃げない雷鳥の親子と共に記念撮影をすることになるでしょう。
室堂に設置されているハイキングコースの状況
基本的に一般的な観光客が足を踏み入れるであろう範囲には石畳が整備されています。
しかし中途半端に凸凹しているので、見た目以上に歩きにくいなぁーというのが正直なところ。
道中車椅子の方がいましたが、JINRIKIという器具で車椅子を引っ張る方の2名で移動していました。舗装されているとは言っても、決してバリアフリーとは言い難いのが実情です。
ホテル立山周辺の比較的階段の少ない箇所であれば、うちの祖母も難なく歩くことができますが、それより先のミクリガ池や閻魔台、雷鳥沢に行く場合、段差の大きい階段が控えています。
普段から運動習慣があったり、それこそ登山やハイキングを楽しんでいる方であれば支障ないのでしょうが、どうにも高齢者にはきついポイントです。
というかミクリガ池から先、雷鳥沢まではとりあえず階段の一段一段が大きい!ちょうど下見に来たときはガスの中に包まれていたこともあってか、通り過ぎる方は皆無言で黙々と登っていました。
最後に。立山黒部アルペンルートを下見してみて。
立山黒部アルペンルートには今回メインで回った長野県側の黒部ダムや大観峰などの他、富山県側にある美女平や弥陀ヶ原などがあります。一つ一つ回っても良いのでしょうが、ただ展望台を回っただけでしたが中々に疲れます。
室堂から立山駅へ行くバスの中では、ほぼほぼ皆さん寝ていたように思います。笑
室堂でのミクリガ池は絶対として、弥陀ヶ原等は天候と家族の体力と相談しながら、無理のない範囲で楽しみたいと思います。
ぜひ雷鳥の姿や満天の星空なども見れるといいのですが・・・。こればかりはなんとも言えませんね。
てるてる坊主を作って置きたいと思います。
今回の下見の費用
さわやか信州号
大阪扇沢間8900
アルペンルート扇沢電鉄富山間9490
テント場代500
富山新大阪間電車8910
トヤマルシェでの飲食代1780
お土産および雑費1532
合計31112円。涙
最後まで読んでいただきありがとうございました!!