PR

フィルター導入にKANIの角型フィルターを選んだワケ

カメラ・写真
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

登山で出会う素晴らしい景色。その景色をそのまま切り取るため、経時的に流れる雲を表現するため、KANIの角型フィルターを導入したお話です。

スポンサーリンク

イイトコどりが出来ない場面。白飛びにしらける。

登山をするようになり、日常では出会うことのない雄大な風景を目の当たりにするようになりました。この景色を切り取りたい。と思ったことがカメラデビューのきっかけです。

それからはや2年。初めはカメラの設定など右も左も分からず、ただオート設定で撮影していた自分も、撮影を繰り返していく中で絞り値やシャッタースピード、ISO感度など一般的なカメラの用語は一通り分かるようになりました。これらの設定を駆使して、ある程度目の前の景色を切り取れるようにはなってきたのですが、次第に撮影する度に頭を悩ませる場面があることが分かってきました。

それが日の出や日没間近。いわゆるマジックアワー前後の、山が一番映える場面です

太陽から発せられる光は自分の目に写っている以上に強烈なようで、カメラで目に写ったままの光を映し出そうとすると、明暗差がありすぎてどうにもうまく捉えられないことが多いのです。

日の出付近で太陽など明るい部分に露出を合わせると暗い部分のデティールが潰れてしまう。逆に山に露出を合わせると白飛びを起こす。カメラを初めた当初は、この自分の目とカメラのダイナミックレンジの違いを知らず白飛びの写真を連発したものです。

今までの白飛びの対処法は、主に絞りを絞る。もしくはISO感度を下げるの2通り。

しかし絞りを絞れば回折現象で写真全体がぼけっとした印象になってしまいますし、ISO感度も下げるにしても限界がある。何につけても明暗差の激しいマジックアワーでは、カメラの設定の限界を感じることがしばしばでした。

そこで出会ったのが、カメラに入ってくる光の量を調節できるNDフィルターでした。

NDフィルターとはなんぞや。

そこで導入することにしたのがこのNDフィルター。

NDとはNeutral Density(ニュートラル・デンシティー)の略。要するに「中立な濃度」という意味になります。レンズ保護フィルターとは違い、黒色を呈しており発色に影響することなく只カメラに入る光だけを調整するフィルターです。

カメラに入ってくる光の量を調整することで、スローシャッターで水や雲の流れを表現したり、街中で行き交う人を消すことができます。

NDフィルターを導入することでこうなる。

少し構図が違いますが、上の写真よりも遅いシャッタースピードで撮影したものが下の画像です。只の川の写真ですが水の流れがより分かりやすい、かつ普段だと決して見られない写真になります。

こうした日中の写真の場合、スローシャッターで写真を撮影すると必ずと言っていいほど白飛びします。

スローシャッターでの白飛びの例。絞りを絞ればある程度解消できますが、水面を滑らかにしたり、雲の流れを表現しようとするとどうしてもNDフィルターは必要になってきます。

また、夜景での撮影でも街中から人を消したい時や車の動きを光で表現したい場合もNDフィルターが必要になってきます。

 

NDフィルターには丸型と角型がある。角型を選んだワケ。

タイトルの通り、NDフィルターには大きく分けて丸形と角型の2種類があります。

丸型

一番手頃で扱いやすい丸型。

レンズ保護フィルターと同様に、レンズのネジにはめ込むようにして使用します。保護フィルターと同じなので、使用するレンズの口径に合ったサイズを選ぶ必要があります。つまり使用しているレンズの玉数が多いと自ずとフィルターを購入する枚数も増えていく一方となります。

その構造上、前玉が繰り出す所謂出目金レンズには使用することができません。

丸型NDフィルターの導入を検討されている場合、最も使用頻度の高いレンズ径のものを購入するのがベターかと思われます。

角型

文字通り長方形ないし正方形のガラス製(樹脂製)のフィルターです。丸形との違いは、ホルダーを変更することでどんな口径のレンズでもフィルターを使用できるといった点。前玉が繰り出しているレンズでも対応するホルダーを購入することでフィルターの導入が可能です。

持ち運びこそ丸型フィルターに劣りますが、NDフィルターだけではなくハーフNDフィルターなどファイルターに明暗差がついたものがあります。山で出会うマジックアワーの場面などで白飛びや黒つぶれを抑えることができます。

丸型フィルターと比べると高価な点・持ち運びや取扱に気を使うのがキズですが、品質が高いものが多いらしいのも事実。何よりレンズの口径に合わせて買い換える必要が無いことやハーフNDフィルターを使用したかったもあり、自分は角型フィルターを導入することにしました。

購入したのはKANIのフィルター

購入したのは【KANI】100mm 角型フィルター スターターセット (100mm ホルダー、86mm CPL、ND1000、Dual Purpose GND0.75)のセット

 

角型フィルターを発売しているメーカーには他にNISIやkenkoがありますが、一番色被りが少なく評判が良いのがこのKANIだったことや、NISIよりもやや安いことも購入に至った理由の一つ。

100mmのスターターセットには、

100mm幅フィルターホルダー
CPL
ホルダー専用CPL。水面の反射を抑え、風景撮影時のコントラストを上げるために必要なフィルター
Dual purpose filter 100x150mm
取付方向を逆にすることによって、SOFTグラデーション効果、幅の広いReverseグラデーション効果と2種類の効果を出すことが出来る。
ND1000 100x100mm
ND効果が最も濃く、表現の違いを最も楽しめるフィルター

以上が同梱しています。ホルダーはレンズ口径82mm以下が対象で、付属しているステップアップリングを使用すれば、82、77、72、67mmのレンズ径にもフィルターの使用が可能です。

Dual purpose filter 100x150mm

ND1000

 

フィルターはワシャワシャした紙に保護されています。

CPLフィルターを使用すると、反射が抑えられ風景がよりクリアに写ります。

試し撮り

長時間露光の画像

立山みくりが池

只水面を撮影していた時とは違う、今まで撮影したことのない写真が出てくるので、撮影していてとても楽しいです。笑

未だ出たとこ勝負というか撮影の度にあーでもないこーでもないと反省点が出てきますが、これからフィルターワークを重ねていきたいですねー。とりあえず山で使用したい!笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

タイトルとURLをコピーしました