初夏の暑さの中、金剛山へ
春は駆け足で過ぎていき、いつの間にか初夏の陽気になってますねぇ。
その暑さの影響もあってか、各地では例年に比べて開花が早くなっている花が多いようです。
そんな中、去年から見たいと思っていた金剛山のニリンソウが早くも満開との情報を得たので、早速登ってきました!
金剛山へのアクセス
公共交通機関の場合、金剛山登山口までは近鉄富田林駅もしくは南海河内長野駅からそれぞれバスが出ています。
本数が多いのは河内長野駅からのバスなので、個人的にはそちらをお勧めします。
金剛山ロープウェイ駅は、金剛山登山口でバスから下りずにそのまま終点まで乗車です。こちらかも登るコースがあるので、よければどうぞ。
自動車の場合、金剛登山口・ロープウェイ駅の各々に駐車場がありますのでそちらをご利用ください。因みに料金は600円でした
今回の登山ルート
前回登り初めとして樹氷を観に使用したルートは、一番ポピュラーな「千早本道」でした。
今回使用したのは、ニリンソウのお花畑にダイレクトで通じている「カトラ谷ルート」です。
※2017年の台風に伴う土砂崩れで、登山道がかなり荒れています。ニリンソウを観に行きたいという方は、同伴もしくは山頂広場からお花畑を目指した方が安全です。
ニリンソウとは?
学名Anemone flaccida。Anemoneは、ギリシャ語で「風」が語源ということで、「風の花」の意味合いだそうです。
山行記録
コースタイム
10:31登山口
10:38車止めのある橋
10:53セトとカトラ谷の分岐
11:39ニリンソウお花畑
12:04山頂広場
ルート紹介
朝晩の冷え込みのおかげで?ベースレイヤーとミッドレイヤ—の両方とも長袖で来たのは少々失敗したと思いながら、まずは登山口へ。平日だというのに、河内長野駅からのバスは登山者で満員御礼でした。(笑)
本格的に、夏山シーズンに入りつつあるんだなぁとこんなことで実感します。
前回登った「千早本道」の場合は右。カトラ谷ルートへ向かう方は左です。当分は舗装された道が続きます。
この時の気温は17℃程度。春の日差しとウグイスの鳴き声が相まって、とても気持ちの良い朝!といった雰囲気でした。
登山口から10分もしないうちに、車止めのある橋に到着します。カトラ谷へはこの橋を渡り右へ向かいます。
2017年の土砂崩れの爪痕が、このあたりからみられるようになってきます。明らかに上流から流れてきたであろう岩とか見ると、土砂災害の怖さをまじまじと実感します。
相変わらず舗装道が続きますが、ちょっとすると砂防のそばを通る道へ変わっていきます。そうなるとカトラ谷とセトの分岐へ到着。ここからは登山道っぽくなります。
いや登山道というか、「登山道があった」というのが正しい表現ですね。
ここから先土砂崩れによる影響が凄まじいものとなっていました。
事前の情報では沢沿いを登っていくルートだというのは把握していましたが、ここまで崩れていると中々・・。(笑)
比較的安全に通れる道を選びながら、時折踏み跡やらテープを頼りに進んでいきます。
降雨直後なんかは、このルートは避けた方が賢明だと思います。かなり危ないです。
上の崖は登れると見せかけて、荷重するとみるみる岩が剥がれるという恐怖でした。
このように、時折「え?ここもう登れなくない?(笑)」
なんて感じることがありましたが、現段階で沢沿いを歩くことがこのルートの正解かと思われました(丁寧に誰かがテープを。ありがとうございます。)
そんな苦労も楽しみながら、登ること1時間程度。ようやくニリンソウのお花畑へ。
写真では何度か目にすることがありましたが、実際に目の当たりにすると圧倒的なスケールで咲き誇っているので感動でした。
一部は先述の台風で崩落しているようでしたが、それでも上の方まで延々とお花畑が続いていました。
ここから山頂までは急な登りが待っています。途中分かれ道があるのを右手に曲がれば山頂はすぐそこ。あっという間に山頂広場へと到着しました。
ニリンソウが満開、適度な気温となればやはり賑わうのは当然といったところでしょうか。(笑)
頂上では、去年の秋ごろに新しく買っていたシェルター「elemental1」の試し張りをしてきました。GWはこれで涸沢あたりを攻める予定です!
帰りは千早本道で下山としました!
最後に
金剛山で有名なニリンソウは見事でした~。金剛山が人気である理由の一つを、また垣間見たような気がします。(笑)
次は紅葉のシーズンですかねぇ・・。
そして!とうとう来たる夏山シーズンに心躍っております。
今年は白馬三山の縦走をしてみたいなぁ
と思いながら色々な山のプランを考えつつ、ワクワクしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!