こんばんわー。クレ(@yuruboy)です。
今回は山と道が販売するバックパックONE・MINIに続く、汎用性に富んだバックパック「THREE」を紹介します。
- ULに興味はあるけれど、思い切った軽量化のためのテントや寝袋の買い替えは敷居が高い・・。せめてザックだけでも軽く・・。
- 皆とは違う趣向のザックが使いたい。
- ONEじゃ大きいし・・MINIじゃ小せぇよ!
という方にオススメです。
THREEのスペックと特徴
主な特徴は以下。山と道MINIと同様、背面パッドがスリーピングマットを兼ねています。
3種類から選べる大容量ポケット
取り外し可能なヒップベルト
背面にBack Pad15+内蔵
容量:
Size M 40L / 2440-cu in
Size L 45L / 2745-cu in
重量:
Size M 638g / 1.40lb
Size L 686g / 1.51lb
素材:
X-PAC VX21
背面素材l:
3D Mesh / 200D Nylon Oxford / 200D HT Nylon Oxford
ファスナー :
YKK Aquaguared #5
アクセサリー :
Back Pad 15+
Hip belt
Reflective bungee code
Repair tape
THREEは耐久性と防水性に優れたX-Pac VX21がメイン素材。もちろん擦れて穴は開くけれど。
THREEにはX-Pac VX21という生地が使用されています。これはONEやMINIのボトム(地面に接する箇所)に使われている素材で、防水性と耐久性に優れています。
しかし防水性に優れていると言っても、完全防水を謳うものではありません。
ハイカー各自、パックライナーを導入するなど荷物の防水対策は必須です。
また耐久性に優れているとは言っても、山で出会うガレ・ザレ場で乱雑に扱っていれば必ず穴が空きます
実際に、自分は穴が空いたのを機に2019年に買い直しています。それなりに丁寧に扱っていた気がするのですが・・・。
山と道ではリペアサービスもあるので、こちらを利用するのもありでしょう。
自分のMINIとTHREEの使い分けについて
バックパックが増えてくると、難しいのが使い分けかと思います。自分の場合、大まかに登山の日程や持っていくテントの種類、季節によってMINIとTHREEを使い分けています。
日帰り〜
テントがフロアレスシェルターの場合(≒テント場が稜線上でない場合)
寝袋やインサレーションが最小限の場合はこちら。
1泊2日〜
テントがダブルウォールの場合(≒テント場が稜線上の場合)
荷物が増える積雪期や晩秋の登山では必ずこちらのバックパック。
特に積雪期登山の場合、どうしても安全確保の都合上持っていくギアの数も、重量も増えます。
山と道公式HPでは以下のように述べられており、無理に雪山でTHREEを選択するのはオススメしません。
また、MINIはフロントポケットがファスナーで開閉できるジップに対し、THREEはいわゆるスタンダードなガバッと開くタイプのものを所持しています。
フロントポケットらしからぬ容量があることや。それなりの防水性もあることから、通年使いやすいのですけれど、やはりジップと比べるとセキュリティ面が気になるところです。
通年の使用を想定しているのであればスタンダード、夏山の縦走に使うのであればメッシュがオススメ。
THREEにはフロントポケットが3種類用意されており、購入の際に希望のものを選択することができます。
セキュリティ面に留意するのであればジップ一択なのでしょうが、他の2種類に比べるとポケットが少々小さくなります。
個人的に、夏から冬まで様々なシチュエーションの登山に対応する、汎用性に富んだTHREEに似合うのはスタンダードタイプかと思います。
ULらしさは無くなりますが・・。
逆にメッシュタイプはULバックパックを想起させるデザインで、「いかにも」といった感じです。何が入っていようがオシャレに見えそう。どこに何が入っていようが取りやすいのは大きな利点。
夏の長期縦走であれば、結露で濡れたテントなどをメッシュポケットに入れることで、歩いている内に勝手に乾いてくれるという利点が生まれます。
背負心地はMINIが好き。しかしこのTHREE、何でも入る。
初めてMINIを背負ったときの上半身にしっくりくる感じと比べると、腰荷重もあるTHREEの背負心地にそこまでの感動はありませんでした。
ただ特筆すべきは、45L以上はあるのではないかと思われるTHREEの何でも入る感。
自分の場合登山にはカメラが必携なので、寝袋やテントなどのギアが少し大きくなると、MINIでは容量が足りなくなります。
そこで選択肢に上がるのがこのTHREEなのです。
登山装備をせっかく軽くしたのに、無駄に色々詰め込みたくなる。
とまぁ、山と道のバックパックでは一番気軽に使うことのできるサイズ感なのだと思います。
少々お値段は張りますが、それに見合うバックパックかと。
ではまた。