登山を始めてずーっとOLYMPUSのミラーレス機であるOMD EM-5 MarkⅡを使用していましたが、この度とうとうついに、フルサイズ機の導入を決めました。
今回はレビューというか、何故新たにフルサイズ機の導入に至ったかというご報告です。
元々はオリンパスのOM-D E-M5 Mark Ⅱを使用
登山を始めてから、綺麗な景色を見たまま残したいと思いオリンパスのミラーレス一眼であるOM-D E-M5 Mark IIを購入しました。これは僕が人生で初めて買った記念すべきカメラとなりました。
OM-D E-M5 Mark IIのセンサーはマイクロフォーサーズというサイズ。PanasonicやOLYMPUSが主に開発を始めた小型のセンサーです。
フルサイズカメラと比較するとセンサーが小さい分画質やダイナミックレンジ、被写界深度の点において不利ですが、カメラおよびレンズが小型・軽量であることや、少し絞るだけでパンフォーカス(カメラに写っている風景全てにピントが合うこと)が強みです。
初めてのカメラということもあり、フルサイズ機の価格に狼狽しつつも小型・軽量であることや強力な手振れ補正に魅力を感じ、マイクロフォーサーズのカメラを購入したのです。
カメラの相場が分からない時分だったので、決して安いとは思えませんでしたが・・。(笑)
スマホで撮る写真とは違う、山並みや稜線・星空の綺麗な写真(自画自賛)が撮れることに嬉しさを覚えました。
このカメラが登山だけでなく、旅のお供になるのにそう時間はかかりませんでした。
マイクロフォーサーズに多少の不満を感じ始めた
おおよそ2年使用してきましたが、マイクロフォーサーズ(以下MFT)機であるOM-D E-M5 Mark IIの防塵防滴性能や手振れ補正には、今では絶対の信頼を抱いています。雪や雨の中特に気にせず放置していても、未だに故障することなくバリバリ動いてくれます。
しかしながら以下のような気になるところも、やはり出てくるわけです。
フルサイズ機の魅力
色々と不満が見えてくると、どうしても隣の芝が青く見えてくる。
特にmftユーザーとしては圧倒的なボケやダイナミックレンジや暗所耐性など、mftにはない魅力が詰まったフルサイズミラーレスはまさにパンドラの箱(主にお財布にとってですが)に思えてきたのでした。
そんな誘惑に駆られヨドバシカメラに行こうものなら、ちょうどSONYαシリーズのキャッシュバックキャンペーンの真っ只中だったというわけです。
選んだのはSONYのα7RⅢ
オリンパスのOM-Dシリーズを購入して以後、ずっと気になっていたのがSONYから発売されていたαシリーズ。ソニーはどのカメラメーカーよりも率先してフルサイズミラーレスカメラの導入を始めたメーカーでした。
ミラーレス一眼シェアにおいて独走・爆走中のSONYから2017年に発売されている、フルサイズミラーレス機であるα7RⅢを購入したのは2019年1月の事。
2019年初の大きな出費でした。さよなら諭吉様。
購入を決めたのは以下のポイント
最後まで普及機でありもっとも売れ筋であろうα7Ⅲと悩みましたが、α9に匹敵する瞳AF機能や連射機能は不要だと思い、α7RⅢを選択することにしました。何よりも山で見た景色を鮮明に残したいのです。
また4240万画素という高画素である分、手ブレといった妥協が如実に写真に現れることも考慮しましたが、そこは今後の自分の精進次第だと思っています。筋肉をつけねば。
魅力的だったNikonのZシリーズ
SONYのαシリーズと同じく悩んだのが、Nikonから発売されているZシリーズ。当時買うつもりは無かったのですが、ふと手に持った時のグリップや操作感はこちらの方が良かったです。そしてシャッター音が良き。写真撮っている!という感じ。(笑)
それにNikonのカメラは堅牢性にある程度の評判があることも知っていたので、とても迷いました。
しかしNikonが新たに発表した新たなマウントレンズが少なく、それなりのラインナップが揃うのはまだ先になる事や、バッテリーの持ちがαシリーズと比べると見劣りすること等の理由で購入はパス。
スペック比較
SONY α7RⅢ
OLYMPUS OM-D E-M5 markⅡ
軽さや手振れ補正に至ってはOM-D E-M5 Mark IIが上位。
オリンパスのom-dシリーズといえば強力な手ブレ補正。E-M5 markⅡに至ってはカメラ内に5.5段分の手ブレ補正機能が備わっています。
まーブレない・・。
それにトータルのカメラの重量でいえば、やはりmft機の方に分があります。
α7RIIIが572gに対して、OM-D E-M5 MarkⅡは417gと約200g程度軽いです。更にレンズを加味すると、この差は更に大きく開くことになります。
登山での使用を第一に考えているので、やはり重量や携行性という観点は捨て切れません。何せ軽量化が直接的なリスクヘッジになるわけですから、登山装備の軽量化と同様にカメラに関してもおいそれと持って行くには少々気が引けます。まぁトレーニングである程度はどうにかなるのでしょうが・・。
最後に。
フルサイズミラーレスを買った以上、色々と妥協しているとそれが写真にも表れるわけでして、高い買い物をしたからにはちゃんと精進せねばと思っています。
フルサイズを購入したからといって、今まで使用していたmft機を手放すというわけでもなく、状況に応じて使い分けをしていこうかーとも考えています。カメラの楽しさを教えてくれた、初めて自分で買ったカメラになるわけですし。
今後登山に持って行く撮影機材の紹介なんかもできたらなぁーと思いますので、まずは山に行かねば・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました!