初めに
今回は、前回歩いた京都1周トレイル東山コースの続き!
北山東部コースをまったりソロ登山してきました~。
前回歩いたのが2月の下旬だったので、その時とはまた違った山の様子を楽しみながら歩くことができました。前回の東山コースは以下を参照ください。
稲荷神社や清水寺など観光客で賑わう東山コースとはうって変わって、北山東部コースは静かな山歩きが楽しめるコースでした。
アクセスなどなど
北山東部コースのスタート地点は、比叡山山頂の一つ手前である叡山ケーブル「比叡駅」です。
京阪京橋駅からだと、所要時間は1時間30分程度。金額は1270円となっています(平成30年4月現在)
因みに、電車を使う場合始発の兼ね合いでスタートは9時30分頃にしかなりません!
コースタイム(休憩含む)
10:00ケーブル比叡駅
10:21鎮護国家の石碑
11:08玉体杉
11:18横高山
11:30水井山
11:59仰木峠
12:30戸寺町ゲート
12:42志野(休憩)
14:00静原町
14:40薬王坂
14:54鞍馬寺
15:32北山東部コース終点(No.46)
山行記録
北山東部始点から戸寺町まで(No1~No26)
3/8は春らしい陽気を通り過ぎ夏日が続いていた中で急に冷え込んだ日でした。天気も曇り空が予想されていましたが、山欠気味だったので京都一周トレイルの続きを歩こうと思い朝から行動。
京阪出町柳駅から叡山電鉄へ乗り換え、終点の八瀬比叡山口へ向かいます。
叡山電鉄はここ最近新車両「ひえい」がデビューしたようで、登山客や観光客の他に撮り鉄の方もチラホラ。
電車には見ることのない楕円を使用した大胆なデザインですが、神秘的な雰囲気と時代を超えたダイナミズムをイメージしているのだとか。
八瀬比叡山口に到着後、ケーブルカー乗り場までは徒歩5分程度。
この日はメリノウールのベースレイヤーとハイカーズヤッケでを着用していましたが、この時点で既に肌寒い・・。
気温舐めていたなぁと若干後悔しましたが、アトムLTも持ってきていたので行動して考えようとなりました。
そんなこんなで北山東部コースの始点に到着!
大方の人はそのままロープウェイへ乗り継いで比叡山山頂を目指しますが、釣られずに歩き始めます。道中さびれた道やら、比叡山人工スキー場跡を通っていきます。
しかし、暖冬やスキー客の減少に伴い、2000年(平成12年)シーズンにて夏期営業を中止、さらに2001年(平成13年)シーズンの冬期営業を最後に閉鎖となった。(出典:wiki)
もしやスキー場はこの1コースだけだった?なら閉鎖も仕方ないだろうなぁなんてことを考えましたね。
とはいえ幼少期の記憶でも、昔ほど雪が降らなくなったなぁと感じる今日この頃。
少し歩くと開けた場所となり、大原や京都を一望することができます。以前の東部コースでは霞がかっていたのですが今回は問題なし。京都についてほぼ無知だった自分が情けない・・。
道中にある鎮護国家の石碑あたりが、京都と滋賀県の県境にあたるようです。
比叡山といえば延暦寺が有名ですが、このあたりにも椿堂や浄土院、釈迦堂があります。世界遺産に認定されているので、時間が許す方は観光もいいかもしれませんネ
奥比叡ドライブウェイの下をくぐり、当分はこのドライブウェイに沿って歩きます。今回の北山東部コースはそのほとんどが東海自然歩道に沿っているので、トレイルの標識を見落とした場合は東海道自然歩道の標識を参考にすると良いと思います。
尾根沿いの登山道を歩いていると、ちらほらと雪が舞うように・・。
てっきり雨に変わると思いひやひやしましたが、そんな杞憂もなく天候はどうにか曇りに留まってくれたようです。
そんなこんなで玉体杉まで来ました。遠くにはスタート地点付近のガーデンミュージアム比叡が見えています。縦走の良いところ。自分のいた山が見渡せるというのは気持ちが良かったりします(縦走というにはちょっと近い気もしますが。)。
ここから峰辻までは歩いてすぐ。この先、京都一周トレイルでの最高峰である水井山その前に横高山と登頂することになります。
かな~りな急登が続くので、このあたりで一度休憩をするのが良いかと思います。
因みにこの峰辻から下山することもできるので、急な天候の崩れがあればエスケープルートの選択肢になるでしょう。
1周トレイルの最高峰である水井山は標高794mと、アルプスに比べると影が薄くなってしまいますが、やはり達成感は格別ですね!
ここから仰木峠まで下っていきますが、急な下りもみられますのでご注意ください。
仰木峠は大原と仰木を結ぶ峠で、昔はこの林道を利用し物資の搬送が行われていたそうです。
歴史を考えると途方もないスケールで、自分のちっぽけさを再認識することが多いですよね。(笑)
気持ちの良い林道歩きを終えて、No18番辺りでボーイスカウト道とやらを通ることに。急坂と書かれていますが、大したことはなかったです。
ちょっとハードル上げすぎな気もしました。(笑)
そんなこんなしていると、いつの間にやら戸寺町まで到着しました。
一度は憧れる(ハズ)農業体験。結局一度もすることなくこんな歳に・・。
なんてことを思う年齢でもないですけれど、どこかノスタルジックになりながらテクテクトボトボと歩くと、手作りのだし類を販売している志野が見えてきました。
時刻はお昼ごろ。丁度良かったのでここらでお昼ご飯にすることに決め、おはぎを2個購入。この先にある寂れた公園でカップ麺と共に頂きました。値段の割にがっつりボリューミーなおはぎがとても美味しかったです。
江文神社からコース終点まで(No28~No46)
ここから先は、それほど大きなアップダウンなく緩やかなトレイルになっています。
大原の牧歌的な風景に癒されつつ、まずは江文峠まで。写真を撮り忘れるというミスですが、ほぼ道路沿い。東海自然歩道沿いに歩いてきます。道路の横断には注意してくださいね。
静原に到着すると、どこか懐かしさを覚える田舎の風景に。天気の影響もあるのでしょうが、気持ちよく歩くことができました。
ちょっとした住宅地を抜け、このコース最後になる登り。薬王坂へ。
伝教大師が薬王如来の像を比叡山に持って帰ろうとしたら、本物の薬王がこの坂で姿を現したそうですね。薬王菩薩というのは、仏教で信仰される菩薩の一尊だそうです。
ここからすぐに人里へ戻ってきます。それはもう観光客でにぎわう鞍馬寺周辺に到着です。
京都特有の、多国語が周りから聞こえてくる現象ですね。
鞍馬寺といえば、源義経(牛若丸)関連で有名なのでしょうね。イマイチ話が頭にはいってきません。(笑)
鞍馬寺を超えてからは終点の二ノ瀬まで延々と線路沿いに歩いて、今回の山行は終了となります。
最後に
後半駆け足となりましたが、今回の山行振り返りは終了となります。
東山コースと違い、物静かな山行だったので個人的にはこちらの方が好みでした(笑)
次回の北山西部コースをいつ歩くかは未定ですが、暑くなる前に踏破してしまいたい気持ちはありますねぇ。気長に行きましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!