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九州本土の最高峰!早春の黒々とした九重へ登ってきました。

くじゅう連山サムネイル山行記録
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4月末頃、九州本土最高峰を抱くくじゅう連山にて、1泊2日のテント泊登山を楽しんできました。

4月末頃には野焼きが行われる場所もあり、ようやく新芽が生え出したは良いけれど、未だ山肌は黒々としている、早春というには少し早すぎる時期のくじゅう連山。

つまり俗に言うオフシーズン!

しかし火山帯特有の黒々とした山肌や、遠くに見える阿蘇五岳の景色は素晴らしかったです!

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くじゅう連山と今回の登山ルート

くじゅう連山は大分県西部にある山で、日本百名山の一つ。

一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。

くじゅうだったり九重だったり表記が様々ですが、九重山(=くじゅう連山)は幾つにも重なった山々を、そして久住山はその主峰を指します。

久住山はくじゅうの名を冠しているものの、九重山の最高峰は中岳という、久住山の立ち位置の不憫さがなんとも愛らしい。

ポピュラーな登山口は長者原と牧ノ戸峠法華院温泉で有名な坊ガツルやミヤマキリシマが有名な平治岳など東部へは長者原から最高峰の久住山や中岳など西部の山域には牧ノ戸峠から。
実際に歩いてみると山々の間隔が短く、コンパクトに見所が詰まっていて、今回の登山でお気に入りの山域に。

沓掛山・星生山・久住山・中岳・天狗ヶ城 / クレさんの中岳(九重連山)久住山星生山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

今回は牧の戸峠から沓掛山を越えて、星生山を経て久住山、中岳、天狗ヶ城を踏んで法華院温泉山荘で温泉とテント泊を楽しむ1泊2日のルートで楽しんできました。

長者原や牧ノ戸峠までのアクセスには幾つかありますが、今回は大阪からフェリーとバスを乗り継いでみました。フェリーが快適で旅情に満ち満ちていたので、これはまた別記事にて…。

九重遠征登山での費用

久々の登山、九州遠征、下山後のカロリーめぐり、お土産。ということでそれなりの金額となりました。抑えられる箇所があるとすれば新幹線の早割くらいでしょうか・・。

九州は美味しいものが多すぎて困ります・・。

大阪−別府間フェリー9680円
別府観光港 −牧ノ戸峠登山口バス2800円
法華院温泉山荘入浴500円
長者原−熊本駅間バス3500円
熊本−新大阪駅18350円
その他諸経費16250円
合計51070円
九重登山諸経費

九重山登山の始まりは景色の良い牧ノ戸峠から。

夜勤明けに大阪港に向かいフェリーに揺られること12時間、一夜明けバスに揺られること2時間程度

かの有名な由布院の温泉街や由布岳を経て、くじゅう連山の登山口である牧ノ戸峠へ。九州横断バスは牧ノ戸峠や長者原を経由してくれる&フェリーとの乗り換えも容易なので今後も重宝しそう。

この日の天気予報は晴れ。今年の気温は平年より高めだったこともあり半袖Tシャツにウインドシャツという薄着で登山に挑んだ。

しかし牧ノ戸峠、思いの外寒い(標高1333m)。面倒くさがってインサレーションウェアを持ってこない阿呆な選択をしたことを激しく後悔。

単純に法華院温泉入浴後に湯冷めしました。

それはさておき。

登り始めから沓掛山(くつかけやま)までは整備された登山道。

久々のテント泊装備を背負っての登山で気持ちは幾分晴れやか、足取りも軽やか(幾分)。少しいくと開けた場所に出て、右手に扇ガ鼻。

ここから見える景色を見た瞬間「あー山って良いわ。」と軽く鳥肌。フェリーから偶然一緒だった京都のご婦人も同様の現象に見舞われていたようで、その様子は容易に察知。

自然と顔が綻ぶのもまた、登山の醍醐味かと思っています。

そんな京都マダムとは星生山と久住分かれへの分岐でお別れ。どうやら日帰りだったよう。

星が生まれる山だなんて・・。コメットさんが見たらきっと喜ぶぞ。と心中は穏やかだった反面、登山道は踏み跡がたくさんあってどこが正規ルートに当たるのか分かりづらい。

特に星生山から久住別れまでの登山道は幾重にも分岐していたりで選ぶルートによってはかなり難易度が上がりそうな印象。

まぁ早めに引き返せば良いんでしょうけれど。九重が九重たるゆえんは、きっとここにもあるんだろうと思ってます。

ということで近年オーバーユースが指摘されている久住別れのトイレを見物、柿ピーを一袋頬張って、目先にそびえ立つくじゅう連山の主峰、久住山へ。山頂まではひたすら火山礫の斜面を登っていく。

久住山からは先程登った星生山や天狗ヶ城や三俣山、硫黄山、ミヤマキリシマで名高い大船山などの眺望。遠くには阿蘇五岳の阿蘇の涅槃像も。

ここからは中岳や天狗ヶ城を経由し、本日のテント泊予定地である坊がつるキャンプ場まで足早に。登山道は岩がゴロゴロしていて歩きづらいのと、火山特有のサラサラした土壌で靴がいい感じに汚れる。

天狗ヶ城までチラホラ見かけた登山者は、坊がつる方面に差し掛かった途端に誰一人いなくなった。

テント泊は坊がつるキャンプ場にて

涸れ沢を超えて15時頃に到着した坊がつるキャンプ場。自分のほかにテントは8張り程度

seatosummitのテントを設営するのは2021年秋頃以来ということで少々手間取ったけれど、なんとか設営。やはり長辺側に出入り口があるのは良い。

いつもどおりカップヌードルを楽しんで、法華院温泉で日帰り温泉を満喫。法華院温泉はTHE秘湯という感じだったけれど、個人的にTHE秘湯然としたお風呂が苦手になりつつある今日このごろ。

気になるんですよ色々・・。

それはさておき暮れていく空と九重の山並みを眺めつつ、星空も見ることができたので久々のテント泊登山は大満足。

下山は雨。長者原へ。

翌朝は雨予報。撤収時こそ雨には振られなかったけれど、予報よりも数時間早く雨が降り出した。

この日の天気が良ければ大船山もしくは三俣山に登って長者原に下山というプランにしていたけれど、これはまた次回。長者原に近づくにつれて雨脚は強くなったものの、満足感の強い登山になった。

次はミヤマキリシマが咲き誇る6月上旬頃や紅葉の時期に再訪したい。

九州での初登山は大満足。九重への再訪をば。

後半足早でしたが、早春のくじゅう登山はこんな感じ。先述の通り、次はハイシーズンに再訪したいものです。

余談ですが、長者原でバスを待つ間に立ち寄ったレストハウスやまなみで頂いたバーガーが美味でした。これは偏見ですが、こういったところの軽食は味はイマイチということがほとんどですが、ここは例外だったようで、お時間があればぜひ食べてほしいです。

またレストハウスやまなみで目にした、九州の登山を特集した雑誌「のぼろ」を眺めて、九州の登山に俄然興味がわきました。今後九州での登山を考える際には、アマゾンでの購入も視野に検討したいところ。

今回のくじゅう連山での1泊2日のテント泊登山、概ね大満足です。

ではまた。

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