登山中の食事はすべてフリーズドライ。そんな自分でしたが、今回山食音で開催されたイベント「ハイカーの食事」に参加してきました。その備忘録というか、感想でも。
HLC関西「ハイカーの食事」
2019年から本格的に始動した山と道HLC関西。その主催のイベントに参加するのは今回が初めてでした。年に数回山食音で開催されるイベントには参加していたのですが、2019年は行くタイミングを失っており、足が遠ざかっていました。
なんとなくTwitterで発見したこのイベント。ちょうど仕事が休みだったことや、登山中の食事について思うところがあったので参加を決めたのでした。
登山中の食事は日々の試行錯誤が大事か。
今回登山中の食事についてトークしてくれたのは、山食音の東さん。山食音は食事の提供だけではなく、京都界隈の山に関する情報が集まる山小屋的存在です。また晩秋にお世話になります(関西の山は夏は暑すぎて登る気になれない)。
肝心のトークイベントの内容ですが、オリーブオイルやクスクス、トマトペーストといったちょい足しで和風にも洋風にも食事を変化させることのできる調味料の活用方法だったり、クスクスやソイスープ等火器に頼らずに、水戻しで食事することができるかの検討。トークイベントに参加している方々の登山中の食事についての意見会でした。
山食音を知っているということは多少なりともULに傾倒している可能性があり、やはり他の参加者も登山中の食事は、概ねフリーズドライ食品だったことに多少の安堵を抱いておりました。中には米だけは必ず炊く方であったり、ひたすら駄菓子を持っていくという方もいらっしゃいました。
普段他の登山者の食事内容は薄々気になっていましたが、いわゆる「宴会登山」を毎回楽しむ方は少ないんですねぇ。一度あれやってみたいです。
山食音で店主をしていることもあり、登山にはよくスパイスを持っていくという東さんでしたが、行動食にはポテチを持っていくこともあるということを聞きました。正直自分は胃もたれしそうな感じしかしませんが、登山中に青のりのポテチとか美味しそうです。
ソロなので歯に青のりついてても誰も指摘してくれません。
また今回はPatagoniaプロヴィジョンズの協賛がありました。個人的にPatagoniaはおしゃれな人が着用するイメージ。そして自然保護に熱いメーカーのイメージが強いです。
ビーガン向けのソイスープだったり、多年生穀物を使用したビールを試食・試飲することができました。ビールはまぁ人それぞれ好みがあるとして、ソイスープは本当に美味しかったです!
このソイスープにもアレンジを加えて更に食べやすくするなど、登山に少量ずつ調味料を持っていくことの必要性を垣間見た気がします。
最後に。冬は食事内容の検討でもいかが。
夏山も終わりを迎え、一瞬で過ぎていく秋と、長い冬と。登山はオフシーズンへ向かいます。来年度の登山の食事レベルのアップに向けて、フリーズドライだけではない食事について検討する必要がありそうです。特に登山中特に重要なタンパク質を摂ることが難しいと感じているので、来年度はタンパク質の摂取量を上げたいと思います(プロテイン持っていくとかは・・)。
最後まで読んでいただきありがとうございました!