前回からの続き
北八ケ岳ロープウェイ駅から、本来は天狗岳を目指したプチ縦走。前回の記事はこちら
今回は麦草峠からの記事です。
麦草峠から丸山、高見石小屋まで
麦草峠にて、天気とにらめっこをしていました。
この先の天気はどうなるかと。
事前の天気予報では曇り続きだったことを信じ、先に進むことを決めました。まぁ既に靴はドロドロだったわけで、この際リタイアしても得られるものはないと判断しました。
麦草ヒュッテを後にし、一人丸山を目指します。
ここからの登りは、ぬかるんだ土・そこそこの坂・岩のミックスで、今回一番体力を持っていかれたポイント。
そのため靴はドロドロという体たらく。丸山と麦草ヒュッテの中間あたりから、ようやく他の登山者の方々とすれ違うようになりました。
どうやら麦草ヒュッテから白駒池~高見石のルートの方が多かったようです。ここまでほぼ独りで登ってきた自分としては、ほっとした気持ちに・・。
ソロ登山は自分のペースで登れて、一人物思いに耽ることができるのですが、どんなことも共有できる相手がいないというのは、やはりどこか寂しいものです。
さておき、念願のスマホを手に、高見石からの眺望を見せてくれたオジサマはとても楽しそうに下山していったのが印象的でした。
そんなこんなですれ違う方と挨拶を交わしている内に、丸山に到着。
勿論眺望はありません。
というか注意してみておかないとこの標識は分かりずらいものでした。一向に晴れない天気を憂いていると、高見石小屋へ到着。
丁度13時ごろだったので、皆さんお昼ごはん時だったようです。
高見石へ登っていた方からは「今日は晴れてくれなさそう」とのお言葉。今回は高見石はパス。
黒百合平で待ってくれているであろう、黒百合への思いを胸に、高見石小屋をそそくさと後にしました。
高見石小屋から中山、黒百合まで
高見石小屋から中山。先の麦草~丸山間が一番体力を持っていかれたポイントとするならば、今回一番精神力を持っていかれたポイントは間違いなくここでしょう。
先ほどこじらせたソロ登山での孤独感が急激に襲ってきていました。振り返ってみると、恐らく疲労と空腹のせいだったのでしょう。
しかし束の間の晴れ間に励まされ、一種のハイ状態に突入し独り鼻歌交じりにずんずんと山道を進んでいくのでした。
どうした白駒池。
そんなわけで展望台へ到着。
・・・。
気を取り直し、もうすぐそこまで迫っているであろう、黒百合平を目指します。
ここまで展望が臨めないと、やはり花や苔、岩に癒しを求めるのは至極普通のこと。道中は専ら花を探していました。
君の名は?
振り返れば、ちらっと「にゅう」の姿が見えましたがすぐに雲の中へ。
少し見れただけでも、だいぶ嬉しかった!
そうこうしている内に、予定より少し早く今日の目的地である黒百合ヒュッテへ到着となりました。テント用地には3つほどテントが。小屋内には3~4組の方がすでに到着し歓談していました。
中のまとめ
というわけで、ソロ登山の寂しさを一身に受けつつ無事に黒百合平まで到着しました。そろそろ誰かと一緒に山に登りたいなぁと思ってみたりしますが、なかなか予定の合う方は少ないものです。
次は最終下編。黒百合平から天狗岳?編となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!