solo in the mountain#8を公開!
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山行記録

家族と共に爆風の中へ。白馬岳への1泊2日テント泊登山

山行記録
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全ての行動には責任が伴う。

そんなこと言ってたら何もできなくなっちゃうよ!

しかしこと登山において、この言葉通りに慎重に計画・判断すべきであったと痛感したのが今回の白馬岳登山でした。

今回の白馬岳登山の大まかな計画とルート、行動時間について

今回は栂池自然園から入山し白馬大池を経由。小蓮華山から稜線をたどり白馬岳へ登頂するいたってシンプルなプランでした

しかし予想外の爆風とそれに伴う行動時間の延長や疲労に見舞われました・・。たどったルートと行動時間はYAMAPを参照。

登山をするなら紙の地図は必携。お兄さんとの約束。

曇天の中始まった白馬岳登山。湿った栂池自然園。

始まりは栂池のゴンドラリフトイブを乗り継ぎ栂池山荘横の登山口から。

栂池のゴンドラ乗り場 天狗原のチングルマ 栂池山荘への舗装道

物資を調達しようとしていた最寄りのコンビニが、まさか文字通りの7−11を遵守。予定の1時間遅れで登山がスタート。今思えばこの段階で、計画は破綻していたんだと思います。

栂池山荘から天狗原までは単調な登山道が続きました。適度な勾配なので、母・妹共に特に息切れる事なく通過。天狗原に差し掛かる辺りで歩きやすい木道が10分程度続きます。

天狗原

ベンチが設けられ、展望もそれなりなので休憩適地でしょう。

今までの登山では木道で必ず盛大にすっ転ぶ傾向があったので、昨晩の雨で湿っていた木道を歩く時は細心の注意を払いました。万が一落ちれば全身びしょ濡れになります・・。

天狗原から乗鞍岳へは大きな岩が転がる急登、そして岩から岩を辿ったり、雪の上を歩く場面が出てきます。山岳救助隊の方曰く、天狗原から乗鞍岳にかけての事故が多いとのことでした。

天狗原と乗鞍岳の間にある万年雪

アルプス初心者向けとして紹介されることの多い白馬岳。普段登山をしているならともかく、さほど経験のない登山者の場合、天狗原から乗鞍岳の登山道は下山では特にデンジャラスでしょう。

乗鞍岳から吹きすさぶ爆風。白馬大池周辺は花が咲き誇っていた。

やっとこたどり着いた乗鞍岳。だだっ広い山頂にたどり着いたところで爆風の熱烈歓迎。

やだーうれしー。

なんてふざけながら進む余裕チラホラ。白馬大池が見えると、山の雄大さというか人間のちっぽけさを思い知ります。山上にある大きな池って、どれもどうやってできたのか不思議だったりします。

白馬大池 白馬大池周辺の高山植物

白馬大池周辺はチングルマやハクサンイチゲ、タテヤマリンドウなどの高山植物が咲き誇っています。家族せ登山を楽しむのであれば、正味白馬大池でのテント泊がベストだったように思います。

白馬大池から先、船越の頭や小蓮華山。そしてこの日の目標であった白馬岳への登山道はひたすら登り基調・・。

久々の登山にしてはハードすぎた・・。

白馬岳への稜線で、容赦なく襲う風と澄まし顔のライチョウ

白馬大池を後に、ザレた登山道を進みます。進むごとに傾斜が増していき、コロナ禍で落ちた体力が徐々に削ぎ落とされていく・・。

途中で仙豆の補給でもあれば問題なかったのですが、そういうわけにもいきません。

白馬岳登山道で出会ったライチョウ 白馬岳登山道で出会ったライチョウ2

船越の頭と小蓮華山の間、アップダウンを繰り返す登山道に嫌気が指していたところに一匹のライチョウがグェ−っと登場。

相変わらず警戒心の薄い天然記念物である。

とはいえお山の小さなアイドル。つかの間の登場でメンタルを回復させてくれました。そんなBメロがありながら、今回の山行のサビの到来。

迎えた爆風の稜線歩き。小蓮華山からひたすら爆風に吹かれました。

爆風の白馬岳 ガスに包まれる白馬岳

きっとこれがソロ登山であったなら、どれだけ気軽だったことでしょう。誰を待つわけでもなくただひたすら歩くことができたはず。

しかし誰かを連れているとなると、皆足並みを揃える必要があります。そしてこの過酷な環境に家族を曝しているのが自分であるという負い目がつきまとい、中々着かない白馬岳も相まって、身も心もズタボロにされました。

やはり人間のメンタルヘルスは大事。

杓子岳と白馬鑓ヶ岳のアーベントロート

無事に山荘についたのは17時頃。

束の間のアーベントロートには心が震えたけれど、翌日は果たして無事に下山できるだろうか。という懸念でも震えていたように思います。

あはは。

ガスの中に稜線を見た。グダグダながらも無事に下山。

疲労から爆睡し、白馬岳頂上庁舎を発ったのは5時30分頃。コースタイムどおりにコトが運べば、下山は遅くても昼過ぎの予想でした。

出発時から相変わらずの虚無。さながらウェコムンドといったところ。

しかし昨日と違っていたのは、風が明らかに弱かったこと。身体を持っていかれるような風ではなく、涼しさをもたらしてくれる恵みの風。

ガスに覆われる白馬岳の山肌 雪倉岳方面の展望 小蓮華山から続く稜線

白馬岳山頂は終始ガスに包まれていたけれど、雪倉岳方面の展望は開ける時間が多く、気持ちの良い稜線歩きが楽しめました。

ちょうどこの日は山の日。コロナの影響で中止を余儀なくされた東京オリンピックに合わせて、例年の11日ではなく10日に変更されていました。

夏山 白馬岳と高山植物 三国境で休憩する登山者

北アルプスで槍ヶ岳と人気を二分する白馬岳。小蓮華山や船越の頭、白馬大池前にはたくさんの登山者がみられました。白馬大池のテント場にはさほどテントは張られていませんでしたが、例年であればここもほぼ満員なんでしょうね・・。

結局同行者のペースに合わせながら、安全第一で下山した結果、白馬岳から栂池まで休憩時間も込みで、約9時間掛かりました。恐るべし。

普段コースタイムから遅れることがめったに無い自分としては、妙に気の焦る下山だったように思います。

パーティで登山をする場合、同行者の体力や登山経験の有無などは特に考慮するべきだなぁと痛感させられた登山でした。

ではまた。

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yuruyama

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