遠き畑薙ダムと椹島ロッジ宿泊【南アルプス南部縦走の記録0日目】

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

2024年の7月中旬ごろ、南アルプス南部の千枚岳から悪沢岳、赤石岳、兎岳、聖岳を3泊4日の行程でテント泊縦走してきました。

今回の記事は縦走の0日目、大阪から南アルプス南部の玄関口である畑薙ダムとその先の椹島ロッジへの移動日です。

翌日の記事はこちら

スポンサーリンク
スポンサーリンク

南アルプス南部縦走の概要とログ

南アルプス南部の起点となるのは東海フォレストが運営する椹島。椹島までのバスは東海フォレストが運営する小屋のいずれか一つに宿泊する必要があるなど、山深いだけでなく少々特殊な宿泊システムのエリア。

今回はテント泊で縦走しましたが、どの小屋も綺麗に整備(兎岳避難小屋を除く)されていたので次回は小屋泊でも良いなーと思っています。

今回の南アルプス南部縦走の日程
  • 0日目
    静岡駅から畑薙ダムを経て椹島へ(今回の記事)

    大阪から移動

  • 1日目
    椹島ロッジから千枚小屋へ

    千枚小屋にてテント泊

  • 2日目
    千枚小屋から百間洞山の家へ

    千枚岳/悪沢岳/赤石岳に登頂:百間洞山の家にてテント泊

  • 3日目
    百間洞山の家から聖平小屋へ

    中盛丸山/小兎岳/兎岳/聖岳に登頂:聖平小屋にて小屋泊

  • 4日目
    聖沢へ下山

    白樺荘にて入浴し、帰阪

霧と強風の中に無間を見た南アルプス南部縦走 / クレさんの荒川岳聖岳兎岳(長野県飯田市南信濃木沢)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

予報を信じて、いざ南アルプス南部の登山基地椹島へ

この日は椹島までの移動日。

ほぼ始発の新幹線に乗り込んで、初めての静岡下車。バスまで時間があったので、駅にて朝マック。静岡はお茶と富士山のイメージが強かったけれど、静岡駅前は両者の気配すら無し。竹千代像があったけれどその所以すら知らず、なんなら竹千代が徳川家康公の幼名というのも今回知りました。

しずてつジャストラインの南アルプス登山線は静岡駅前を10時に出発。例年8月中旬頃まで運行しているらしく(2024年度は7/13〜8/18まで)、公共交通機関の民としては嬉しい限り。むしろこの期間以外は南アルプス南部には長野県側から入山するか、車でアクセスするしかない何とも遠い山域。バス車内はUSB給電可能、Wi-Fiも使用可能でした。

道中リニアの小話を耳に挟みつつ、2回の休憩を挟んで、畑薙夏季臨時駐車場に着いたのは13時20分頃。よく揺れました。

ヤマップで登山計画を提出したというのに、静岡県山岳遭難防止対策協議会で改めて手書きの登山計画書の記載を促され、ありがたく記載させて頂きました。

今日の目的地である南アルプス南部の登山基地的存在、椹島ロッジまでは東海フォレストが運行しているバスに乗車。ちなみに椹島ロッジからのバスに乗るためには、東海フォレストが運営している宿いずれか一つに、素泊まり以上が必要

椹島ロッジまでのバスはよく揺れる、スリル満点のライド体験。乗車に際してヘルメットが必要なバスはきっとここくらい。

椹島ロッジは基本的に相部屋ではなく、原則個室宿泊。トイレは共用、乾燥室あり、水洗トイレあり(洋式かつウォシュレットは限定的)、入浴も可能で、ポットあり。こんな山奥にある宿としては、申し分無いクオリティ。

もちろん夕飯のお米とお味噌汁はおかわり自由。ただ入れ替え制だったので、早く食べてくださいと急かされました。

因みにロッジの周辺には軽食可能な売店や記念館などがあって、思っていた以上に充実していました。散歩がてら道中にあった神社(由縁不明)にて明日以降の無事平穏をお祈り。

明日以降の天気予報はこの時点では概ね晴れマーク。初めての南アルプス南部の登山に胸を弾ませながら、慣れない布団の中で夜明けを待つのでした。

タイトルとURLをコピーしました