初詣は元旦に済ませていたものの、色々あって落ち着かなかったし、改めて夫婦揃って初詣に行こうじゃないの。
ということで選ばれたのは、三重県にある伊勢神宮。我々にとって、交際後初めての旅行となった思い出の地です。
どうせなら旅館も同じところに泊まろうよとなりまして、宿はいにしえの宿伊久(いきゅう)にお世話になりました。
このお宿は、伊勢神宮の内宮まで歩いて十数分、全室露天風呂付きで、夕間詰め・早朝参りをして再び惰眠を貪るには良いお宿です。共立メンテナンスグループなので、安心のクオリティです。
夕間詰めも楽しかったんですが、心に残ったのは早朝参りでした。
夜も明けきらない朝、白い息を吹きながら、両手をポケットに忍ばせながら、午前5時から開店している赤福本店まで歩きます。べらぼうに柔らかい赤福と暖かいほうじ茶(おかわり可)で身体を温めつつ、このまま宿に戻って風呂にでも浸かってもう一眠り・・という甘えを断ち切って、人もまばらなおかげ横丁、参道を歩き伊勢神宮内宮を参詣。
夜明けを報せる鳥の声と五十鈴川のせせらぎが聞こえるばかりで、静かな一時でした。
ふたたびおかげ横丁に戻ってくる頃にはいくらか明るくなってきていて、宿に戻って朝食を済ませた後、改めて賑いつつあるおかげ横丁まで歩き、食べたり飲んだりとのんびり過ごし、帰阪の途に着きました。
観光客で賑わう伊勢も良いですが、しんとした空気の中の参詣は、なんとも言えない良さがありました。
ではでは。