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単独行プロ(自称)が、ソロハイクあるあるをまとめてみました。

登山コラム
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価値観の多様化に伴い、お一人様がいつの間にやら世間に受け入れられてきました。

勿論登山もその流れを受けて、単独行を楽しむ方は増加の一途を辿っていそうな気がします。由々しき問題ですが、遭難者の多くは単独行が多い傾向にあるらしいです。そういった問題を知ってか知らずか、ハイシーズンである夏から、登山者が一気に減少する冬に至るまで、いわゆるソロハイカーを見ない日は無い。と言っても過言ではないでしょう。

近代登山の単独行の先駆者といえば、小説「孤高の人」で題材にされた加藤文太郎が有名です。当時の登山はパーティを組み協力し合うのが一般的でしたが、そんな中単独行で様々な記録を打ち立てたそうです。

閑話休題。

登山のすべてを独りで完結する必要があるソロハイクは、何かとリスキーだと思われがちな昨今。確かに危険は付き纏いますが、しっかりとしたリスクマネジメントを行えば事故は未然に防ぐことができます。

今回は、単独行が専らな僕がソロハイク中に感じた事のあるあれやこれやをまとめてみました!

きっとソロハイカーの方であれば幾つか共感してくださると思っておりますです。

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6つのソロハイクあるある

何故かグループ登山をしている人を恨めしく思う。

登山中に出会う、赤の他人。ワイワイガヤガヤしながら、楽しそうに登山をしているのを見かけると、それとは対照的に一人で黙々と登っている自分が急にみすぼらしく感じられて、恨めしく思っちゃう。

その時のテンションにも依りますが、不思議な心理状態です。あれ。

特にマナーの悪いグループだと、いかに山に登れなくするかを考えてみたりね。槍ヶ岳の山頂を独占しようとする学生諸君はどうにかなればいいと思う。

同じソロハイカーを見かけると、急に元気が出る。

そんな中で自分と同じように黙々と登り続けているハイカーを見かけると、何故か急に元気が湧く。先程までの疲労が楽になったように感じる。というか楽になる。

何なら、少し話しかけてみようかしらとか思う。

テント場では見も知らぬソロハイカー同士が、縦走のコースがほぼほぼ一緒だったので仲良くなって食事を楽しんでいる。なんて場面もあり、やはり謎の仲間意識が生じてくるのでしょうか?(笑)

いつも以上に物音に敏感になる。というかビビる。

何者にも頼ることのできない単独行。人気のない樹林帯なんかで物音がすると、つい身構えてしまいます。

熊との遭遇という最悪の事態に備えてどう行動するかを考えつつ、とりあえず熊鈴をやたらと鳴らしてみたり、拍手をしてみたり、咳ばらいをしてみたりする。(笑)

変に緊張するせいか、鳥肌が立ちまくりです。クマ出没注意の看板を見るだけでぞわっときます。

えぇ、ビビりです。

逆に物音がなかったところから人が出てきたりすると、叫びかける位に驚きます。

急に孤独感が襲ってきて、帰りたくなっちゃう。

俗世の面倒くさい人間関係だったり、アレコレをリフレッシュするために山に来ているはずなのに、テント場に着く頃には無性に寂しさが襲ってきます。はぁ家に帰って布団に潜りたい、あの子に会いたい等々。

山から帰ってくると、人の多さや喧騒がむしろ嬉しい。と思うと同時にやはりうるさく思う。山に帰りたくなる。

結局自分は無いものねだり何だなぁとつくづく感じる瞬間です。(笑)

いつの間にか独り言。もしくは歌っている。

仕事の事やら、山行のこれからの予定を考えている内にいつの間にか独り言を呟いていることに気が付く。ザレ場やガレ場でついバランスを崩すと、誰も聞いていないのに「危なかった!気をつけなきゃ!」とか一人で突っ込んでいる。

中々次の目的地が見えてこないと、お気に入りの歌を口ずさむことが多い。自分の場合は、専ら365歩のマーチを口ずさんでいます。

それ、ワンツーワンツー。

休憩する時間が短いので、ペースが速くなる。

これに関しては個人差が特に大きいと思うのですが、グループ登山で他人のペースに合わせる必要がソロハイクには無いので、自ずと自分に適したペースになります。

そして誰かと喋って休憩する必要もなく、小休憩であれば自分の場合写真撮影がそれにとって代わります。

悲しくも、気遣う相手がいないのですよ。気軽といえば、気軽ですが。(笑)

最後に

如何でしょうか。幾つかは思い当たった節があれば、嬉しいのですが・・。割と否定的なあるあるが多いように感じましたが、やはり自然と一人で向き合う。本当の孤独と付き合うことができるソロハイクは楽しいものです。

未だにソロハイクに対して否定的な意見はありますが、それは致し方ないことなのだと思います。

だって何かあった時に認知してくれる人が周囲にいない分、リスキーですから。

登山そのものに対してもですが、ソロハイクを行う際は重々リスクマネジメントを念頭に登山装備や行程を見直したうえで、楽しんでください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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