富士登山を皮切りに、登山を楽しむようになって早幾年。
最初こそスマホだけで済んでいたものの、気がつけばカメラやワイヤレスイヤホン、ヘッドランプにランタン・・。
登山の時でも電力を必要とする機会が多くなりました。
そして携行するバッテリーも増えていき、ふと
大容量のモバイルバッテリー1つを携行した時と、機種ごとの交換バッテリー(伝われ)を携行した時で重さはどれくらい違うんだろう。
と思うように。
登山ハイシーズンも終わり、来年の登山に向けて色々とブラッシュアップするにはうってつけの時期。(正直なところ寒くて足が遠のいているだけなんです)
今回は登山に携行するバッテリー類の検討です。
登山に持って行く電化製品と、そのバッテリー容量について
何を電化製品とするかは置いといて、シンプルに使用に電力が必要なものとしましょう。
登山に持って行く電化製品は主に4つ
自分の場合、登山に持って行く電化製品はiphone8(瀕死)、カメラ(SONYα7RⅢ)、ワイヤレスイヤホン(airpods pro)、ヘッドランプ(近々リニューアル予定)の4つ
娯楽の提供だけでなく、緊急時にも必要になってくるiphoneとヘッドランプ以外は正直無くても良いです。
ただやっぱり、限りある登山での思い出は鮮明に残しておきたいと思いますし、公共交通機関内や山での、長く孤独な夜を慰めてくれる音楽や映画を楽しむために、ワイヤレスイヤホンも欲しくなります。
登山に持って行く電化製品のバッテリー容量と使用頻度
まずは上記4つのバッテリー容量と重量を調べてみました。
製品 | バッテリー容量 | 重量 |
iphone8 | 1820mAh | 148g(本体) |
カメラ(α7RⅢ) | 2280mAh | 83g |
airpods pro | 519mAh | 56.4g(本体) |
ヘッドランプ | 600mAh | 28g(本体) |
重量の欄に(本体)と記載されているものは、登山中モバイルバッテリーor山小屋の電源からしか充電ができないものです。
今までの体感的に、公共交通機関を使用した1泊2日の登山の場合だとairpods proとヘッドランプに充電が必要になる機会はありませんでした。
iPhone8については、テント場に到着し食事の時や寝ている間、そして帰りの道中の2〜3回程度充電が必要になります。
カメラに関しては天候やコース、山域によってまちまちですが、先日登った金峰山・瑞牆山では寝ている間に一度充電しました(充電スピードの遅いこと遅いこと)。
所持しているモバイルバッテリーと重量の検討
自分がもっているモバイルバッテリーと、重量の検討です。
自分が所持しているモバイルバッテリーのスペック把握と、gあたりのアンペア数でも検討します。
自分が持っているモバイルバッテリーはAnker PowerCore II 10000とAnker Powercore20100の2つ。
PowercoreⅡ10000 | Powercore20100 | |
重量 | 195g | 356g |
容量 | 10050mAh | 20100mAh |
ポート数 | 1つ | 2つ |
1gあたりの容量 | 51.5mAh | 56.4mAh |
1gあたりの容量で見るとpowercore20100を持って行くのが一番効率的に見えます。
ただ1泊2日〜2泊3日のテント泊縦走で放電の少ない夏場であれば、少し大げさな気もします。
重量200g未満のpowercore10000の方がコンパクトで、帰る頃に丁度モバイルバッテリーの中身が空っぽ。という塩梅になりスマート。
なんてことを色々と考えながら、季節や山行の日程に合わせてこの2つのうちどちらかを登山に携行しています。
また最近はモバイルバッテリーだけでなく、カメラ純正の交換バッテリーを持って行くことがあります。
PowercoreⅡ10000 | Powercore20100 | NP-FZ100 | |
重量 | 195g | 356g | 83g |
容量 | 10050mAh | 20100mAh | 2280mAh |
ポート数 | 1つ | 2つ | – |
1gあたりの容量 | 51.5mAh | 56.4mAh | 27.4mAh |
先ほどの表に追加するとこんな感じ。
ちなみにモバイルバッテリーだけを携行する場合、カメラを充電するためにケーブル(41g)を余分に持って行く必要が出てきます。
powercoreⅡ10000 | powerrcoreⅡ10000+ケーブル | NP-FZ100 |
51.5mAh | 42.5mAh | 27.4mAh |
これでも1gあたりの容量はモバイルバッテリーの圧勝です(ケーブル重たい)。
しかしケーブルを持って行く煩わしさや、トラブルの可能性が低減できるというメリットも捨てがたい・・。
というわけで、本題のモバイルバッテリー1つか交換バッテリーを持っていくかについて考えます。
登山に携行するバッテリー類の結論
登山にモバイルバッテリー1つだけを持って行くor交換バッテリーも持って行くかのメリットとデメリットについてまとめてみます。
どちらの選択でも「故障するとどうにもならない。」という点においては、電化製品の悲しい宿命を感じます。
モバイルバッテリー1つのみを携行するメリットとデメリット
シンプルイズベスト。という言葉通り、軽さで見るとベストな選択肢。
ケーブルでテント内がはちゃめちゃになるのが少々面倒ですが、バッテリーを複数個持って行くことに比べると嵩張ることもないのでザック内もすっきりです。
ただし緊急時にも使用することを考えると、容量の大きいモバイルバッテリーを持つor交換バッテリーと併用する必要もあるのかなと思います。
純正バッテリーも持って行くメリットとデメリット
登山だけでなく写真撮影もしっかり行いたい。
という場合は純正のバッテリーを持って行く安心感、ストレスフリーなことが大事なのでは。
朝起きても100%になっていないバッテリーを見ると少しげんなりします(実体験)。
まとめ。自分は両方携行します。
もちろん登山の日数にも依りますが、真冬や長期縦走以外であればpowercoreⅡ10000とカメラの純正バッテリー1つを携行しようと思います。
その分嵩張りザックの容量を圧迫しますが、ケーブルが捻れているビジュアルがどうにも苦手で・・。
それに一晩中充電していたのに、対して充電できていなかった時のなんとも言えない感じで朝から嫌な気分になるのもごめんです。
機会があれば、バッテリー類を見直すのも良いかと思いますので是非に。
これは自分への戒めですが、細かいことは気にせず山に出かけろよ。という感じです。
ではまた。