【関西】雌岡山と雄岡山に登ってきました。

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4月下旬ごろ、兵庫県神戸市西区神出(かんで)町にある雄岡山(おっこうさん・おつこさん)と雌岡山(めっこうさん・めっこさん)に登ってきました。

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雌岡山雄岡山に登ったきっかけなど

雌岡山・雄岡山2座ともに、ふるさと兵庫百名山に名を連ねています。

雄岡山山頂には稲荷神社があるのみでしたが、雌岡山には梅林や神手神社などもあって市民憩いの山といった印象を受けました。

さほど標高はありませんが、周囲からは目立つ2座。

なぜわざわざ登ろうとなったかというと、

近所の山で信仰が繁栄した名残がある山ってあるのか?」と思ったからでした。

山岳信仰、ないし修験道が栄えた有名どころとしては、関西では奈良の神南備山や大峯奥駈道、京都の愛宕山などが挙がるのでしょうか

山自体が信仰の対象なのか、山頂の神社が信仰の対象だったのかはさておいて、ざっと調べた感じで手軽に登れそうなのが、今回の雄岡山と雌岡山でした。

雄岡山と雌岡山の由来については

太古より遠くから見るとその様子が子牛の角のようにも見えたことから、雄牛、雌牛と呼ばれることがあった。神話では、夫婦の神と言われている。雌岡山には、神出神社があり素盞嗚命(スサノオノミコト)・奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)の二神がこの雌岡山に降臨して農耕を指導推奨し民の生活が安定したことや、この二神の間に多くの神が生まれたことにより、この地を「神出(かんで)」といわれるようになった。

とのこと。

雌岡山は古くから水分(みくまり)の山として信仰を集めていたり、牛頭天王が祀られていた歴史があるそうです。

現在でも天王山と呼ばれることもあるそう

雌岡山山頂にある神出神社の社伝記によると、

素盞嗚命(スサノオノミコト)・奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)の二神、この雌岡山に降臨して、薬草を採取し、住民の病苦を救い、禁厭(まじない)を教えて災厄を祓い、農耕を指導奨励して生活の安定をはかるなど、多くの業績により住民から篤く尊敬された。二神の間に多くの神々が生まれ、大己貴命(オオナムチノミコト)もこの地で誕生したという。このことから、この地を「神出」というようになった。第51代平城上皇諸国ご巡幸の大同4年(809)9月9日、この地に立ち寄り神代の伝えを開き、昔を偲び三柱の神を勧請したのが当社の起りである。

神出神社

とあり、古くから地元住民の生活を支えていたのは雌岡山だったご様子。

雄岡山と雌岡山への登山

雄岡山・雌岡山 / クレさんの雄岡山雌岡山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

最寄駅は神戸電鉄の緑が丘駅

今回は緑が丘駅を起点に、雄岡山、雌岡山と登り、長閑な田園風景を眺めながら、緑が丘駅に帰ってくるルートを辿りました。

緑が丘駅から雄岡山の登山口までは歩いてすぐ。ちょうど歩いたのが新緑のシーズンで、木漏れ日が綺麗でした。

市民の方も足繁く登っているようで、山中も特段迷うことはなく、難なく山頂へ。

山頂には稲荷神社があるのみ。

そそくさと次の目的地である雌岡山へ移動しました。

雌岡山の登山口へは歩いて10分ほど。

山頂の神出神社、道中の梅林などがあり、こちらは登山というより、観光といった印象。

こちらも難なく山頂の神出神社に到着しました。雌岡山も毎日登山や体操などが開かれ、地元住民の憩いの場となっているようでした。

目当てだったのはこの神出神社と、少し降ったところにある裸石/姫石神社。こちら姫石(苔むした巨岩。見方によっては女性器のように見える?)のほか、男根に見立てた石棒、石棒の周りに集められたアワビ?の貝殻などがあります。

山頂には神出神社。その少し下にはこの裸石/姫石神社。由緒がはっきり残っているのは神出神社の方。裸石/姫石神社は大正時代に裸石神社が建立されたそうで、縁結びや安産の神様として信仰されているとのこと。

直接的に神出神社との関連はなさそうだなぁ。

などなど考えながらの下山。長閑な田舎の風景を楽しみつつ、緑が丘駅へ戻りました。

余談。降り注ぐ宇宙エネルギー?

神出町には日本の標準時子午線が通っており、界隈では、宇宙からの見えないエネルギーが降り注ぐパワースポットとして有名だそう。

標準時子午線など人間が決めたことだと思うんですが、パワースポットとして知られ、人が集まれば、真偽など関係なく、立派なパワースポットになるのかなぁ。

など、何とも言えない気持ちになりました。

では。

参考リンク

神出神社|兵庫県神社庁 神社検索
神戸市西区神出町/史跡・花の名所
神戸市西区神出町の史跡・歴史や雌岡山等の名所を紹介。ぶどう・なし狩りのできる観光農園や貸し農園、農業体験の紹介も
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