タウンユースでマウンテンパーカーを着るということ。

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タウンユースでゴアテックスが使われたハードシェルを着ている方を見かけると、どうにもいたたまれない気持ちになります。

街中でゴアテックスは完全にオーバースペック。

オシャレは我慢という誰が言い出したかわからない言葉を盲信し、何枚もの諭吉を払って体現している場合じゃありません。

いい加減、タウンユースでハードシェルを着るのは一考する必要があるんじゃないかい。

そんなお話です。

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そもそもなぜ街中でハードシェルを着ているのだい。ちみは。

初秋から春先の街中では、アークテリクスやザ・ノース・フェイスなどのハードシェル(いわゆる高機能雨ガッパ)を着用している方を多数見かけます。

格好いいですよね。あのフォルム。タイトなフィッティングはいかにもイケメンです。

西穂山荘玄関前の登山者

この手のハードシェルに使用されているのは大体がゴアテックス。ゴアテックスは透湿防水という性能をもっています。その性能の高さから各社から発売されるレインウェアには専らゴアテックスが使用されるほどで、長年レインウェア業界を牽引してきたといっても過言ではないでしょう。

そんなゴアテックスが用いられたハードシェル。登山で出会う暴風雨下でも活動し続けなければならないハイカーにとって、登山靴・ザックとならぶ3種の神器としてまずはじめに買うものとなっています。

こんな代物を惜しげもなくタウンユースするというのは、登山を楽しむ側の人間からするもったいないの一言に尽きます。

何を着ようが個人の自由だとは思うけれど、高い金額を払ってアークテリクスやノースのハードシェルを着るだけの理由もなければ、着心地も決して良いとは言えない。

 

どんだけ都会に吹きすさぶ風に備えるんだい。そして何故に下はチノパンなんだい。高いお金だして我慢するくらいなら、いっそソフトシェルに切り替えていこ。

こう思うのです。

タウンユースならソフトシェルで十分かつオサレ。

ハードシェルとソフトシェルの違い?

一言で済ませるのであれば、高機能カッパか高機能ジャージかです。

ソフトシェルは各社それぞれ使っている素材が違いますが、その多くが動きやすさと高い防風性、そして軽い防水性を持っていることがほとんど。登山で出会う暴風を想定して作られているソフトシェル。都会で出会う風程度であればなんの問題もありません。

ハードシェルとは違って、ソフトシェルは長時間の雨に振られるとビチョビチョに濡れますが、こと着心地の面ではハードシェルの比になりません。

降雨後の扇沢

そして街中で大雨に降られた場合、人は基本的に建物内に入ります。屋外での移動なぞほんの数分か十数分だろうに・・。

そもそもあなた下半身チノパン履いてるじゃない。

その数分のためにわざわざ着心地の悪いゴアテックスを着用する意味が、個人的には本当に解せない点です。まぁもともと自分がオシャレに関心の無い人種なので、オシャレとは何たるかそもそも分かっていないのかもしれません。

ソフトシェルならハードシェルの半額程度。

一番の問題は皆がこぞって着用しているハードシェルはどれも高価な代物だということ。この点においてソフトシェルはハードシェルの概ね半額程度であることが多いです。

アークテリクスの顔的存在のベータLT。街中でも着用している方を見かけるゴアテックスが用いられたハードシェルです。約6万円程度。

こちらはアークテリクスのガンマLT。ゴアテックスほどの防水性は無いけれど、街中での防風とそれなりの防水性を考えると十分な機能性。お値段は約3万円です。

タウンユースでの必要十分とは何たるかを、今一度考えてみてはいかがでしょうか。

ではまた。

 

 

 

 

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登山コラム
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