依然暖かい日が続く11月中旬、奥秩父山塊の一つであり、日本100名山にも数えられる大菩薩嶺に登ってきました。
ピーカンの大菩薩嶺 / クレさんの大菩薩嶺の活動データ | YAMAP / ヤマップ
大菩薩嶺の標高は2057m。上日川峠が主要な登山口で、道中にはロッジ長兵衛や福ちゃん荘、介山荘などの山小屋があり、登山道も明瞭かつ危険箇所も少なく、登山初心者にも登りやすい山でした。
毎年、甲斐大和駅から上日川峠までバス(栄和バス)が指定日運行。運行日が不規則だったりするから、一度公式Hpで確認することを強く推奨します。
登ったのは平日にも関わらず、バスは定員オーバー。恐るべし紅葉の大菩薩嶺。この日は補助席と立ち乗りを駆使してどうにか全員乗車できたものの、乗り切れなかった場合は次のバスを待つほか無いらしく・・。早めに甲斐大和駅でバスを待つことをオススメ。
てなわけで、上日川峠に到着したのは9時30分頃。かろうじて座れたものの、窮屈さと揺れ、暑さに少々酔いまして、登っている時よりも辛かったです。登山口にはトイレ他ロッジ長兵衛があって、ロッジ長兵衛では軽食のほか、大菩薩嶺だけでなく他の山域のバッジも売っていてなんだか新鮮。
因みに介山荘でも、東北やアルプスなど他山域のバッジが売られてます。
商売上手。
余談はこれくらいにして、身の回りを整えていざ出発。
上日川峠から福ちゃん荘までは緩やかな登り。バスの乗客の他、自家用車で来ている登山者もいて、福ちゃん荘まではまるで遠足の体裁。紅葉は既に終盤だったけれども、ところどころでモミジやカエデの紅葉が見られたので、概ね満足です。
福ちゃん荘からからルートは分岐していて、登りには唐松尾根を使うことに。下りに使う場合、少々気を遣いそうな登山道です。ひたすら登りが続きますが、登っている最中から後手には富士山が見えるようになり、気がついた時には雷岩に到着していました。
ここから大菩薩嶺山頂(2057m)まではほんの数分。山頂は展望がないため、サクッと写真を撮影して再び雷岩へ戻ってきました。
ここでコンビニで仕入れたあんマーガリンのコッペパンを頬張りながら、しばしの休憩。個人的にはファミマのあんマーガリンが一番美味しいと思っています。
パンがふわふわであんマーガリンの塩梅もとても良い。
さてしも、雷岩付近からは富士山のほか、南アルプス、甲府盆地まで見渡すことができ、概ね満足の大菩薩嶺。ただ11月中盤であるにも関わらず、いまなお冠雪していない富士山というのは、何とも締まらないというか、不気味というか。
景色を楽しんでからは、介山荘のある大菩薩峠まで下ります。こちらも多くの登山者で賑わっていて、大菩薩嶺の人気の高さが分かります。
都心からも比較的アクセスが容易で富士山が見え、登りやすい。富士山が見える関東の山々は、関西住まいの自分としては、本当に羨ましい限り。
見るだけでテンションが上ります。
大菩薩峠からは福ちゃん荘を目指して緩やかに下山。道中の日差しは既に夕方の様相。富士見平小屋の跡や沢を見つつ、福ちゃん荘をすっ飛ばしてロッジ長兵衛まで帰ってきました。
バスの時刻までは2時間ほどあったので、バッジを買ったり、ダウンロードしておいた動画を見るなどして時間を潰しました。バスがあまり混雑していなければ、バスを途中下車し、天目山温泉に行くことも考えたのですが、朝の混雑具合がどうにもネックだと思い、そのまま甲斐大和駅まで乗車。八王子まで戻りました。
さほどきつくなく、展望が楽しめる大菩薩嶺登山。また機会があれば訪れたいですね。
では〜。