今回は米国発のアウトドア・フットウェアブランドKEENが新発売した、史上最軽量のハイパフォーマンストレイルシューズNXISシリーズのひとつ、NXIS SPEEDをレビュー。
軽量なのにクッション性やプロテクションに優れていて、タウンユースやハイキングに最適なシューズといった印象です!
当記事では、実際の使用感と併せてKEEN史上最軽量モデルのNXISシリーズのラインナップや特徴も紹介します。
ハイキングや旅行に最適なNXISシリーズの特徴とラインナップ。
NO TERRAIN IS THE SAME.(ひとつとして同じ道はない。)
の頭文字から生まれたKEENのNXISシリーズ。
ベストセラーの同社トレッキングシューズTARGHEE(ターギー)を踏襲したトゥボックス構造、高いクッション性のソールユニットに独自の最先端技術をハイブリッド。トレッキングに不可欠な軽量性、通気性、機能性・防水性を搭載しながら、重量307g(NXIS EVO WP、27㎝片足)の軽さを実現しました。
keen
高いクッション性を誇るソールユニットとKEEN最先端の技術を融合、ハイパフォーマンストラベルトレイルシューズとして、山と街をシームレスに繋ぐデザイン性と履心地を両立。登山靴やトレランシューズ然とした見た目ではないデザインは、流石keenといったところでしょうか。
防水性 | カット | |
NXIS EVO MID | あり | ミッド |
NXIS EVO | あり | ロー |
NXIS SPEED MID | なし | ミッド |
NXIS SPEED | なし | ロー |
そんなKEENのNXISシリーズのラインナップは大きく分けて4種類。ミッドカットorローカット、そして防水性能の有無で分類されます。
NXIS EVOシリーズにはKEEN独自の防水素材が使用されていて、トレイルで遭遇しがちな雨天や渡渉でも安心。防水機能のほかKONNECTFITというシューレースと連動し、フィット感を向上する機能も。
うってかわってNXIS SPEEDシリーズ。こちらのトレイルシューズは防水性やKONNECTFITという機能を廃した代わりに、軽量性と通気性を追求したモデル。
どちらのシューズでも快適な履き心地とつま先を保護する特徴的なトゥ・プロテクション、ミッドソールのクッション性は変わりません。
個人的にここ数年、登山にはローカットシューズを履いていく事が多いことや、ひたすら現地を練り歩く旅が楽しかったりするので、山でも街でも馴染んでくれそうなKEEN SPEEDを選ぶことにしました。
グリップ力も通気性も良い、NXIS SPEEDの使用感。
ということで、ここからはKEENのNXISシリーズの中でも軽量かつ通気性に優れたNXIS SPEEDシリーズを履いて、馴染みの六甲山へ登ってきた時の使用感をレビュー。
まず履いてみて目を引くのは大きく割れたつま先の幅広プロテクション。見た目の割にはタフで、今まで履いてきたシューズとは違い、つま先全体を保護していて安心感が段違い。もちろんぶつける頻度は親指や人差し指界隈が最多だろうけれど、中指以降も守ってくれそうで何よりです。
KEENのフットウェアを履くのは今回が初めででしたが、今まで履いてきたシューズと比較するとつま先側が少し広めの構造になっていて、下山時につま先が痛くなりがちな自分には嬉しい作りでした。
そしてNXIS SPEEDの全体を覆うメッシュ。
これに関しては、風が吹けば足元でも風が通り抜けていくのを感じられる程度の通気性。といえば分かるでしょうか。今まで防水性能のあるシューズしか履いてこなかったので比較にはなりませんが、「こうも違うかー」と最も驚いたポイント。
ひたすら歩いた後に気になりがちな、ムレ感や濡れ感は幾らかマシだったように思います。
横から見ると非常に存在感のあるミッドソール。もちろん大きいだけでなく、クッション性にも優れていて、長時間・期間の山行や旅行では足の疲労予防に効果がありそう。
アウトソールはKEENオールテレインラバーアウトソール。
「大地をがっちりグリップ」の通り、滑りやすい砂利道でもスリップすることは無く、ストレスフリー。ローカットシューズは岩場ではタブー的な風潮もありますが、特徴的なソールの構造のおかげで、多少の岩場であれば対応できると思います。
山となく街となく履きたいKEEN NXIS SPEED
KEENのNXISシリーズは軽くて履きやすくクッション性も良いということで、ライトハイクや熊野古道などのロングトレイルにドンピシャなシューズ。タウンユースにも馴染むデザインも含めて、とても気に入っています。
季節はすっかり春ということで、このシューズを履き、ザックを背負って、長い距離を歩くような旅行や登山を楽しみたいと思っています。
ではまた。