積雪期登山に向けて
登山を始めた当時、雪山を目指そうとする自分なんてイメージできませんでした。
精々、某日テレ番組を見てただ感動しているだけでした(笑)
しかし登山を始めて早2年。徐々に雪山への憧れは募り・・。
ついに今年の冬、雪山を登ろうと決心しました。
今回は私が準備を進めるにあたり、学んだことを書いていきます。
雪山に登るために・・・
雪山のイメージは白銀の世界ですが、一概にそうも言えないらしく
気象条件やその年の積雪量、標高によって大きく変わるので、様々な状況に対応できる準備が必要です(備えあればなんとやらですね)
どの時期のどの山を目指すのか、どのような天候変化が予想されるか、積雪量はどうかなど冬(積雪期)は夏(無雪期)の山行以上に綿密なプランニング、準備を怠らないようにしましょう。
雪山登山に向けて必要な装備とは?
必要最低限と思われるものを簡単にまとめてみました。
アイゼン
アイゼンとは、氷の上を歩く際に滑らないよう靴底に装着する金属製の爪のことです。
爪数により4本、6本、8本、10本、12本と種類があり、どの山へ行くかで装着する爪数を考慮する必要があります。
自分を含め初心者では、最初から12本爪を購入しても宝の持ち腐れになりかねません。
簡単な雪山登山や夏の雪渓歩きにも対応でき、コンパクトな6~10本爪あたりが初心者の方にはポピュラーなようですね。
自分はモンベルのスノースパイク10を購入しました。
購入する際はアイゼンとの相性を確認するために、登山靴を持っていきましょう。
ピッケル
ピッケルとは、雪上での歩行を支えるいわばポールのようなものです。滑落停止などにも必須とされ、2000m級の雪山登山には必要不可欠となるようです。
種類は縦走用、アイスミックス用、アイス用の三種類あり山行で利用するのは縦走用が多いとのこと。最初に買うには縦走用がおすすめのようです。
購入の際には自分の身長に合わせたものを購入する必要があるので必ず店舗へ足を運びましょう。
スノーシュー、ワカン
深雪を歩くためには必要不可欠な道具です。スノーシュー・ワカンの2種類があります。
スノーシュー…浮力がワカンより高く、より歩きやすい。しかしワカンより大きい。重量・大きさが上。
ワカン…スノーシューよりもコンパクトだが浮力は劣る。樹林帯などでは小回りが利く。慣れないと装着が難しい。
スノーハイクを楽しむならスノーシュー、長時間の登山ならワカンを選択するのがベターでしょう。
スノーハイクを楽しめるような高原・スキー場では、レンタルできる場所もあったります。
サングラス、ゴーグル
スキー場などに行ったことのある方ならお分かりかと思いますが、雪山はとてもまぶしいです。紫外線も強く、山行の際は特に雪目(角膜のやけど)予防のために必ず持っていくようにしましょう。
雪目になると目が痛くなるし、涙は出るしでとても辛かった記憶があります。
風の強い場合はゴーグルタイプの方がおすすめです。
各種防寒具(グローブ、帽子、ウェア)
これがないと始まらない。安全な登山のために。
無雪期の登山に行っている方で、初心者向けといわれる雪山に登ろうと考えている方は、ハードシェル等は流用できるでしょう。
僕は追加してフリースやインナーダウン、厚手のトレッキングパンツを購入しました。
グローブは凍傷予防のために厚手のものを。アイゼンの装着やカメラ撮影のため、薄手のものと厚手のものをレイヤリングしている方が割と多いみたいですね。
最後に
ざらっと、さわりだけ雪山登山に必要なものを紹介してきましたが、安いからと言ってネット通販で買うのはあまりお勧めしません(実際に店舗で見てから買うのであれば別ですが)
私のような初心者は特に実際に見、身に着け、店員さんの話を聞き、十分に吟味して買う方がいざ山行となった際に安心して使えると思います。
それにしても、安全を買っているとはいえ登山用品は総じてお高いです・・・(笑)
雪山登山にむけて、自分が購入した物品も追々紹介できればと思います。