原田マハの「生きるぼくら」の小説の舞台、御射鹿池

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昨年末、妹に「これええで」と半ば強引に貸し出されたのは、原田マハの小説「生きるぼくら」でした。

聞くと「良きあの頃を思い出すから、ほら。」とのこと。

学生時代はいろんなジャンルの小説を読んでいたような気がしていたけれど、いつの間にか手元にあった文庫本はスマホに変わっていて、読み終わった後に味わう独特のすっきりしたり、もやっとしたり、名残惜しい感じが懐かしかったので、久々に読んでみることにしました。

あらすじとしては、人生が都会で挫折を味わって、紆余曲折あって田舎(長野)で色々な人に出会い、変わっていく。的なお話です。

久々に小説を読みましたが、最後まで飽きることなく読むことができました。

ただ、数年引きこもっていた人間が新天地に行ったとて、人生が変わるほどの深い交流を他人と持てるのかという点は些か懐疑的ではありました。小説なのでこの辺りはドラマティックな人との出会いが解決してくれているのですけれど・・。

小説の舞台は長野県。元々舞台になっている土地出身としては、茅野駅を出たときの描写や、臨む八ヶ岳の描写がありありと脳裏に浮かんでくるようで、読んでいて懐かしさを覚えることしきりでした。

ありがとう妹。

妹から小説を借りる前、奇遇にも木曽駒ヶ岳登山の前日に御射鹿池に訪れていたので、この辺りも小説を読む上で細かな描写を想像しやすかったです(プレ聖地巡礼とでも良いましょうか)。

御射鹿池自体は言ってしまえば山中にある農地用の人工池なんですが、対岸の木々の風光明媚な佇まいは、どことなく神々しさ的なものを醸していて、出自さえ不明になっていれば鳥居くらい建立されそうな雰囲気。今現在は見事に駐車場やお手洗い(2020年建立)まであるので、ただの観光地と化しています。

ただ御射鹿(みしゃか)というそれらしいネーミングは印象的で、小説内と同様に心に残る風景だったなぁとしみじみ。今回の読書を機に、久々に読書を再開しつつあります。

この後に読んだ同作者の著書も良かったので是非。

ふと気がつくと無意識にスマホに手が伸び、無自覚にショート動画を見てしまい時間を溶かして自己嫌悪。というスパイラルに陥ったり、抜け出しかけたりする日々が続きます。

性格はたやすく変えられないけれど、まずは行動から見直したいと思います・・。

ではまた。

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日記
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