とある連休、大阪の県民割(府民割)を利用して、大阪は新世界の近くにあるOMO7大阪by星野リゾートに宿泊してきました。
駅近(JR・南海線新今宮駅の目の前)で大阪のディープな地区を観光するのも良し、高野山などに行くときのお宿としてもよし。
大阪ならではの出汁がきいた朝食もどれも美味しく、大阪に来るのであればぜひ検討してほしい、楽しいホテルです。
新世界界隈に聳え立つ、圧倒的違和感のOMO7大阪
新今宮駅界隈はいわゆる西成地区。いかがわしい民宿や謎のビデオ店、電波を異様に敵視している建物などなど。一度入ったら無事に帰れるのだろうか、変な宗教に勧誘なぞされないだろうか、新世界に迷い込んでしまわないか・・。
と不安を抱く店舗が軒を連ねています(失礼)。
そんな界隈にデーンと聳え立つ、クリーンで近代的な建物がOMO7大阪。みんな大好き通天閣までは、徒歩数分の距離です。
OMO7前のガーデンエリア「みやぐりん」も相まって、少しだけ西成特有のダークな雰囲気が明るくなったように思います。
これ以降少しずつ界隈の雰囲気は変わるんでしょうか。
個人的にこのごちゃごちゃして人間臭い感じも嫌いではないんですけどね。
それはともかく、自分達が宿泊した時期はこのみやぐりんで「kirakira night」というイベントがやっていて、光るネオンや夜景を眺めながらクラフトビールやたこ焼きが楽しめました(詳しくは後述)。
このガーデンではベンチやソファ、テーブルが設けられたスペースもあり、多人数でお酒を持ち寄って楽しむのも良いかと思います。
らしさ全開のOMO7大阪by星野リゾートのエントランス
万人が見ても認識できるデザインを考えるのって難しいらしく、そもそもデザインの元になったものを知っていないと、なおのことだそう。
エントランス壁面に並ぶ○と、鋭利な線。大阪に長いこと住む自分には一瞬でわかりました。
これはたこ焼きです。
きっとそう。
ところで、大阪といえば粉モンとされる理由を自分は知りません。好きなたこ焼きは外カリ中フワの銀だこです(築地発祥)。
大阪らしさ全開のエントランスをくぐりぬけた先の空間はOMOベースと呼ばれていて、ダイニングやカフェ、大阪文化や料理に関した書籍などがあります。
またOMO7周辺の観光情報などを教えてくれるイベントもやっているようで、軽いツアーなども開催されているようでした。
ここまで来ると大きい球体はすべてたこ焼きに見えてきて(くどい)、個人的にはソースをかけたくなりますね。
部屋の秘密基地感が面白い
以前軽井沢の星野リゾートのBEB5に宿泊した時にもあった、部屋の秘密基地感。
決して広いとは言えないけれど、家具の配置だったりデザインが普通のホテル然としておらず、入った瞬間からとてもワクワクします。
因みに画像のお部屋はキングルームでした。個人的にはいどばたスイートに泊まってみたいです。
部屋の壁には「OSAKAボード」と呼ばれるイラストがあり、この壁を見ながら翌日の大阪観光プランを練るのも楽しいでしょう。
実際お酒を飲みながら翌日のプレゼンを聞いている時はなぜか楽しかったです。
下の画像は泊まった時のアクティビティとサービス内容の一覧。
周辺でのイベントに参加したくなりましたが、すでに炎天下の中でチンチン電車(阪堺電車)を駆使したお散歩を繰り広げクタクタだったので、参加は見送りました。
朝から大満足なモーニングビュッフェをぜひ。
OMO7大阪で一番楽しかったのは、朝ごはん。「ビュッ」フェなのか「ブッ」フェなのか未だに気になるけれど、気にしないことが大事ですね。
とにかく個人的一番オススメなのはモーニングビュッフェ。
テンションが上がった結果、写真を1枚しか撮影していませんでした。とにかく朝ごはんにあってほしいお料理はもちろん「え、朝から?」なんてハイカロリーメニューまで様々。
個人的にお野菜多めのメニューでとても嬉しかったです。
欲張った結果赤だしのお味噌汁を盛大にぶちまけるという粗相をやらかしましたが・・、美味しかったので良いことにしておきます!
その説は本当にお世話になりました。
お風呂は部屋にもあるし大浴場もある。
星野リゾートが手掛けるホテルの大浴場〜ということで楽しみにしていたものの、広すぎす狭すぎない、ピラミッドパワーが得られそうなデザインの浴場でした!因みにサウナはありません。
ただその代わり、僕らが宿泊した時は551のアイスキャンディーが無料提供されていました!
てっきりもう少し広い浴場&サウナが楽しめると思い落ち込んでいた心に、アイスキャンディーの優しい甘さは染み入りました。
こんなご時世ですから、正直この大浴場の広くない感じ(狭くはない)は、気になる人は気になるかもしれません。
そんな時は部屋のお風呂を利用するのも良いですし、近所にあるスパワールドに足を運ぶのも良いかと。
夜な夜な繰り広げられるpika pika nightなどのイベント
この時開催されていたのは、きゃりーぱみゅぱみゅを想起させるイベントpika pika night
ナイトがチュウに変われば、きっと大手ゲーム会社から苦情が来るんでしょうね。
それはともかく、このイベントは
「浴衣を着てネオンやハルカス、電車で運ばれていく人々を見ながら無料のクラフトビールやたこ焼きを楽しみながらボーッとする」イベントです。
イベント開始直後はクラフトビールもたこ焼きもそれなりに並ぶので、提灯でも提げて少し経ったくらいに参加するのが良いかと思います。因みに焼き時間の関係から、一番並ぶのはたこ焼きです。
あくまで無料で振る舞われているものなので、期待は禁物(戒め)。
これだけだと飲み足りないでしょうし食べ足りない方も。その時はOMO7のダイニングで、おしゃなお好み焼きでも食べてください。
因みに自分はこのイベントの前に、新世界で串カツとキンキンに冷えたビールを楽しみました。
府民だけれどもう一回くらい泊まりたい。
コロナ禍で大阪など近所の他府県にあえて泊まることが増え、まだまだ知らないことや見たことのない景色や建物が近所にもたくさんあるんだなーと知りました。
もちろん大阪府内も例外ではなく、その旅の拠点として、改めて今回のOMO7大阪by星野リゾートにはもう1度宿泊したいと思います。
お部屋は楽しいですし、朝ごはんは美味しいですし、疲れたときは部屋なり庭園でまったりするのも良いですし。
個人的にお風呂が少し残念でしたが、アイスキャンディーがあるうちは良しとしましょう。
ではまた。