登山での遭難原因で特に多いのが道迷い。
これを未然に防ぐための大きな対策は地図の携行で、今現在その主流は登山向けの地図アプリです。
未だ紙媒体での携行も叫ばれているけれど、気軽に持っていけるという点やコスパという観点からも、地図アプリには劣ります。
今回はちょっとしたきっかけがあったので、登山向け地図アプリの双角であるYAMAPとヤマレコの比較の記事となります。
普段使用していたYAMAPへの不満
登山を始めた頃に一度ヤマレコを使ってみましたが、何となくごちゃごちゃとしていて使いづらいということで、今まで登山時のルート確認や記録、登山計画や登山情報の収集にはYAMAPを使用していました。
しかしずっと気に入らない点が一つ。
YAMAPは地図の情報量と計画の機能性がイマイチ
あくまで山と高原地図(ヤマレコ)と比べてですが・・。
コースタイムが何に準拠しているのか不明瞭だったり、小屋名が無くただの「山小屋」になっていたり、山と高原地図ないしヤマレコであれば何かしらの情報が記載されている地点はただの「ポイント」と記載されていたり。
個人的に登山地図にはコースタイムに加えて展望が良いとか、花畑がどこにあるか等の+αの情報が欲しいわけで。
またYAMAPではルート計画も作成可能ですが、これもまたヤマレコやヤマプラ(山と高原地図でルート計画可能)に比べると使いづらい。
色々楽しそうな企画やYAMAP限定商品を扱った物販は魅力的ですが、注力してほしいのはルート・マップ機能だと感じていたので、有料プランに移行しようとは考えませんでした。
登山用地図アプリで双角をなすYAMAPとヤマレコ。それぞれの違いと印象
個人的に思う、ヤマレコとYAMAPの違いを下記にまとめてみました。勿論どちらも登山用地図アプリとしての機能は網羅。
個人的には、YAMAPに登山計画でのコースタイム自動計算やマップ機能などの充実化が無い限り、有料プランへの移行は足踏み。
物販は魅力的なんですけどねぇ・・。有料会員であれば送料無料になるらしいですが、正直なところポイントが付与される石井スポーツで買います。
登山計画の時は毎度毎度ヤマプラを使っていますし、一度使用経験のあるヤマレコに戻ってみようかなーと思っているところです。
2022年11月からYAMAPの方は有料プランが値上げになり、見比べてみると価格差も気になります。
ちなみに両者ともApple Watchなどのスマートウォッチにも対応している点は○
ヤマレコ
また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。
- 他人の山行記録を参考にしやすい
- 玄人はこちらを利用しているイメージ(偏見)
- 「山と高原地図」を利用して山行計画が立てられる(ヤマプラ)
YAMAP
地球とつながる、よろこびを。
- 登山の回数や登頂数に応じてバッジ(データ)がもらえる
- youtuberなどはこちらを利用しているイメージ(偏見)
- YAMAP限定グッズ多数。物販が魅力的
- 登山記録を3Dでシェアできる
玄人やyoutuberが利用しているイメージというのは完全な偏見です。
どちらも老若男女多くの方が利用しています。
正直なところすべて一つのアプリで完結したい。
特にこの一年で登山を楽しむ回数が激減した自分(お休みと疲れが取れない)としては、計画の時点で面倒だと感じると萎えてしまって、いつもの山に登るor登山しないという日が続いています。
登山計画から登山計画書の各自治体への提出、そして登山中のルート確認、登山後の記録をシームレスにできて、他登山者とのちょっとした交流ができる登山用地図アプリがあれば、喜んで有料プランを検討したいと思っています。
YAMAPは地図関連がイマイチですし、ヤマレコはぱっと見で使いづらい印象を受けます。ただ現状を比較してみると、上記の条件を満たしてくれそうな登山用地図アプリはヤマレコなのかなーと。
まぁまず登山しろよ。という話に帰結しますが・・
機を見てヤマレコを試してみたいと思います。
ではまた。