色褪せていく幼少期の思い出の一つに、
親にお金をせびる
という欲望の赴くまま、親に対して無邪気に数百円を欲していたというものがあります。
出かけたショッピングモールのお菓子売り場やおもちゃ売り場、ゲームセンター・・
そしてそう、ガチャガチャの前で。
自由に使うことのできるお金が増えたけれど、自由にきく時間が減ったオトナになった今、幼少期の欲望を果たしてみました。
きっかけはひょんなことから。
普通に暮らしていて、「ガチャガチャを回そう」となる人種ではありませんでした。
そんな自分がガチャガチャに、少なくない金額をつぎ込むことになったきっかけ、それは彼女が何の気なしに自分宛てに回したというガチャガチャでした。
「おー懐かしい。」
脳裏をよぎるのは、幼少期の記憶。
自分が元来クレヨンしんちゃんというアニメに、のっぴきならない思い入れがあることを知っていた彼女。
主人公の野原しんのすけがでればと思い、2回ほどガチャガチャを回したそう。
数種類あるうち、2種類しか出ていないこと。そしてお目当ての野原しんのすけではなく、謎のおさるが出現していたことにフラストレーションを抱いていたようでした。
この猿は、2000年4月22日に公開された、クレヨンしんちゃんの劇場映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』に登場する敵キャラ。
幼ながらに猿の鉄仮面具合に恐怖を抱いていたのを思い出します。
それはさておき、このガチャガチャは全6種類。彼女の無念を果たすとともに、
ふと、子どもの頃の願望を叶えたくなったのです。
全種類出るまで回してみれば、いいじゃない。と。
戦場はヨドバシ梅田。驚愕のガチャガチャの値段。
やってきましたヨドバシカメラ梅田。登山とカメラ関連の買い物が主となった今、僕の買い物はこの商業施設で事足ります。
ここの5階はゲーム機やおもちゃ売り場となっており、西側の一角にはガチャガチャが立ち並ぶ一角が存在します。
お目当てのガチャガチャ(これ以降ガシャポンと記載)は無事にありましたが、一回300円という驚異のお値段に驚きを隠せませんでした。
原材料の高騰なのか、単に当時と比べてクオリティが上がったのか。
おそらく後者なのでしょう。当時の記憶では一回100〜200円程度だったように思います。
娯楽が溢れる現代の子どもたちは、当時のようにガシャポンをしたいが為にお金をせびるようなことを、果たしてするのでしょうか。
結果。3000円でコンプリート。
結果は簡潔に。
ということで、このガシャポンをコンプリートするために使った金額は3000円でした。
いい値段します。それなりに良いランチが食べられます。
自分史上、3000円分の100円玉を一度に持ったことはありませんでした。決して軽くない金額であったことを実感します。
最後までボーちゃんが出ず、お猿・風間くん・マサオくん・ネネちゃんがダブりました。ダブったキャラの処理方法について思案しております。
売るのが良いのでしょうか。
それにしても、キャラごとにカプセルの色が分けられているので、排出された瞬間にかぶったかどうか分かるあのドキドキはなんとも言えない刺激だったように思います。くせになりそう。
思ったよりもクオリティが高く、トータルで3000円を要したことも納得できます。しかしガシャポンのようにコレクション性のある代物を集めだすと、止まらなくなる性を持ち合わせている以上、安易にこの手の商品を買うのはやめておきたいと思います。
すでにお金のかかる趣味を持っているので・・。
しかし出資はした以上、この愛らしいキャラにはこの先のブログでも登場させたいと思います。
どんな趣味にせよ、それなりに投資は必要だなぁと痛感した一例でした。
ではまた。