ハンドルしにくいエバニューのTi SOLO pot NHを買いました。

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2023年新たにエバニューが発売したチタン製クッカー、Ti SOLO pot NHを購入しました。

何度か使ってみたので使用感など。

キミは扱いにくいんだよっ!

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エバニューのチタン製クッカーTi SOLO pot NHの概要

Ti SOLO pot NHはエバニューが発売しているチタン製クッカー。ガス缶(110缶)とバーナー・ライターがジャストで入るサイズ感です。

価格は¥6380+TAX

容量550ml
サイズ直径97mm×高さ100mm
素材チタン
原産国日本
重量本体と蓋込で64g
シリコンバンドを含め74g
Ti SOLO pot NHの概要

エバニューが軽量でコンパクトなクッキングシステムを考えた時の最適解が、このクッカーだそう。

個人的に汎用性の高いガスバーナー含めクッカー・ガス缶・ライターのオールインワン感がとても好みです。ちなみにガスバーナーの種類によっては蓋が閉まらない物があり、以下の2つのバーナーであればオールインワン感を体感できます。

熱々のシリコンバンド

クッカー本体と蓋のほか、難燃性のシリコンバンドが付属。これも色味がいい感じ。

洗う時以外は火にかける時も基本的につけっぱなしになり、注ぐ時はここを持って注ぎます(注げるとは言ってない)。

シリコンバンド単体の重量は実測で10g。埃がつきやすいのが少し気になりますが、オサレ感が良き。

ガッチリキャッチなフタ

エバニューTiSOLOpotNHの蓋

エバニューのTi SOLO pot NHには何の変哲もないフタ。クッカー本体にガッチリ組み合い、ちょっとのことでは外れません。

ワンポイントかつ色味の良いエバニューのロゴ、そして商品名の記載あり。

最近のエバニューのチタンクッカーなどはシンプルなロゴのモノが多く、昔ながらの赤文字エバニューが懐かしく感じられます(遠い目)。

クッカー本体に注ぎ口があるのでここから湯を注ぐんですが、フタのガッチリ感とは裏腹に、どうしたことか注ぎ口の側面からチョロチョロと漏れてきます。おそらく個体差があるんでしょう。

大きめのスタッフバッグが付属

エバニューのTi SOLO pot NHには大きめで白色のスタッフバッグが付属。手触り的におそらくタイベックです。オールインワン感があるのでもう少しタイトめな方が嬉しかったのですが、ゆとりがあったほうが他にも収納できるので◯

目盛りから見えるメイドインジャパンの気遣い

Ti SOLO pot NHはクッカー内部に3つの目盛りがあり、それぞれ160ml.330ml.400mlの3つ。

目盛りはそれぞれ160mlはアルファ米の容量。330mlはカップヌードルの容量。400mlはチキンラーメンなど、一般的な袋麺に多い容量。

とにかく日本で汎用性の高い容量に目盛りがあり、登山中の食事はもっぱらインスタント派の自分としてはとてもありがたい。

Ti SOLO pot NHの良き点

自分が持っているクッカーとバーナーの中での最軽量はifyouhaveのアルスト

ただ何かと安定しないことが多いのがアルストの難点で、少しでも不安のある時は火力が安定するガスバーナーを持っていくことが多いです。となると、手持ちのクッカーでの最軽量はこのTi SOLO pot NHになります。

日帰り登山やテント泊登山で最も愛用されているバーナーをガス缶と共にクッカーに収納できる安心感もお気に入りです。

Ti SOLO pot NHの気になる点

エバニューの何回か湯を沸かし、調理してみて気になった点は以下。

熱すぎてもてなぃ!

難燃性のシリコンバンドを持つことができるように思いますが、沸騰した直後はシリコンバンドも熱すぎて湯を注ぐまで持ってられません。そら熱源と接しているんだもの・・。

燃えないだけで、熱くならないとは言ってないZE☆

というわけで湯を注ぐにはしばらく待つか、手拭いや手袋などを駆使して持つ必要があります。

因みに但し書きには

「熱さを感じる際は、適当な小石や枝端を挟んでご使用下さい。」

と書いてあります。

どうやって持てばいいんですかっ!

リフターを使って持つという案もあるようですが、それでは素直にハンドル付きのクッカーを買っておけよとなるわけで…。Ti SOLO pot NHを扱うには、少々の慣れが必要です。

湾曲する極薄チタン

Ti SOLO pot NHでカップラーメンに湯を注ぐ場合、クッカーの蓋を外して入れていたんですが、蓋を外してシリコンバンド付近を持つとクッカーが湾曲します。

さすが極薄チタン。

きっと壊れないんでしょけれど、湾曲する金属というのは、いずれ破滅する世界線にたどり着くような気がしています。精神的によろしくない。

かと言って湾曲しない程度の力で持つと、持ったところを支点にクッカーが回転して、湯をぶちまけそうになる。

正解としては蓋をしながら湯を注ごう。となります。

「使いこなせれば」軽さは正義。

公式サイトでEasy way to get the U.L.styleと銘打っているように、Ti SOLO pot NHを購入すればおそらくは大抵の人がクッカーの軽量化ができます。ただし、軽さは時として利便性を置き去りにします。

今回のTi SOLO pot NHは特に、利便性を置き去りにした良例かと思います。やっぱりクッカーはハンドルはあった方が使いやすいです。

ただ縦型クッカーでガス缶とバーナー・ライターをオールインワンでスタックできる、なんとも言えない気持ちよさ、ザックの中で嵩張らないサイズ感の魅力があり、手持ちのクッカー類を考えたときに、こういう全振りしたクッカーも欲しいなとなりまして、購入に至った次第です。

後悔はしていません。

今年は基本的にこのクッカーを使って見ようかなと思っております。

ではまた。

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