山と道のULシャツに続いて、今回は同社のバンブーシャツについての記事です。
乾かぬバンブーシャツ
何回か縦走や小屋泊で着用しましたが、個人的にはあんまり。
雨に降られた訳でもなければ、霧に巻かれていた訳でもないのに、濡れてしまえば最後。
一度たりとて完全には乾きませんでした。
バンブーシャツが濡れた原因は自分の汗なんですがね・・。
汗かきの自分には合わなかったんだろうか。と思い、改めて製品ページを眺めてみることに。
不快な熱気やこもる湿気を調湿する竹と、速乾性と耐久性に優れたポリエステルを50%ずつ混紡したバンブーポリエステル生地は吸水性と吸湿性に優れ、快適な衣類内環境を作り出します。
山と道
どうやら、バンブーシャツに採用されているバンブーポリエステルが、吸湿性&吸水性に優れていることが渇かなかった一因のよう。
ただ衣類内の調湿に優れていたとて、基本的に行動中はボタンはフルオープンなのでその恩恵は受けず終い。
常になんとなく湿っていて重たく感じるし、ひんやりするという・・。珍しく不快度指数高めでした。
所持しているのが半袖だったのでまだ良かったです。
肌に直接触れているベースレイヤーとは違い、接する面積が少ないことも相まってか、着ていてもさほど渇かないし、テント内では着ていてひんやりするので、着ようと思えないという負のスパイラル。
とにかく、他のウェアは乾いているのにバンブーシャツだけ乾いていない。というモヤモヤが登山中ずっとついて回りました。
高い消臭性の代わりに独特な芳香
そんなバンブーシャツですが、竹がもつ抗菌性のおかげか、2〜3日程度の着用では特段気になるニオイはありませんでした。
ほぼ無臭。
ただ湿った時は嗅いだことのない匂いというか、なんとも言えない香りがします。
個人的には気になるような悪臭ではないのですが、気になる方は気になるかと。
この点はULシャツに比べて優れているかなと思います。
確かに強度はあるけれど
同社のULシャツに比べると生地がしっかりしているため、岩場など衣類が摩耗するようなシーンでは安心感あり。
ガシガシ着用できるのはありがたいことです。
ただ先述の通り、汗なり雨などの湿気をはらんだ結果、少し重く感じられます。
ドラゴンボールの胴着くらい重たい。
とまでは言いませんが、手に持ってみると結構ちゃんと重みを感じます。
タウンユースとしては使いやすいのだけれど
1着12,500円(2024年10月時点)もします。
価格に見合う価値を、自分はこの商品に見出せませんでした。
というか山と道に限らず、アウトドアウェアの値上げ幅たるや恐ろしいものがあります。
アークテリクスは特に・・。
買い替える回数が極力少ない、長く使い続けられる製品に出会いたいもんです。
与太話はこの辺りで。
ではまた。