2023年10月11日、長野県は中央アルプスの一つ木曽駒ヶ岳に日帰りで登ってきました。
自分の中ではなぜか中央アルプスは北アルプスや南アルプスと比べると地味なイメージでした。しかし実際に登ってみると圧倒的スケール感と岩山感が凄まじく、全然地味じゃない。
なんなら関西からでもアクセスしやすく、他のアルプスと同様に縦走プランも組めるという素敵な山域であることが発覚しました(遅い)。
相変わらずの下調べ不足感・ぶっつけ本番感はさておき、今回は母と自分の親子水入らず、お気軽木曽駒ハイキングでした。
前夜泊は菅の台バスセンター近くのホテルにて
木曽駒ヶ岳登山で最もメジャーな登山口は千畳敷カールですが、千畳敷ロープウェイの乗り場があるしらび平はマイカー規制区間。菅の台バスセンターからバスに乗る必要があります。
訳あって長野に前日入りしていた我々。木曽駒ヶ岳登山の前泊には、菅の台バスセンター近くのホテルカントリースターインを利用。
割と新しいホテルで菅の台バスセンターまでの所要時間は車で3分という好立地。元はアパートだった建物をホテルとして改装した佇まいでした。内部は必要最低限のベッドとユニットバスしかありませんが、YouTubeが見れるテレビがあり、それなりに快適。
併設しているカフェでも食事できるようでしたが、今回は長野の地元スーパーツルヤで総菜やらチーズやらを楽しみ就寝。
菅の台バスセンターで千畳敷ロープウェイ行きのバスを待つ
千畳敷ロープウェイ行きの始発、6時30分のバスに乗り込もうと6時にはバスセンターの駐車場(800円/日)に到着。しかし、この時から既にバス乗り場には長蛇の列。ハイシーズンの千畳敷の人気振りを思い知りつつ、早朝の寒さに冬の訪れを感じつつ相も変わらず胃が痛い。
寒さがダイレクトにお腹に届く季節になってまいりました。
それはともかく始発から4台目くらいのバスに乗って、予定から少し遅れてしらび平、そして千畳敷へ到着。ロープウェイに乗っている時点で察しはついていたけれど、やはり千畳敷の紅葉には一足遅かったようで、見た目は寒々とした禿山で、すでに千畳敷の様相は初冬のそれでした。
10月に入ってからグッと気温の低い日が続いた影響でしょう。
千畳敷カールから見えるあの山は木曽駒ヶ岳じゃないのね。
中央アルプスに関しては全く知識も見聞もない自分。千畳敷から見える目立つピークが木曽駒ヶ岳の山頂とばかり思っておりましたが、宝剣岳なんですねあれ・・。観光客と登山客が入り交じるロープウェイ駅(標高2612m)を後に、母とともに目指すは日本百名山の木曽駒ヶ岳。
ロープウェイ駅からは少し下って、そこからは急登の八丁坂。ある程度整備されているため、さほど危険箇所はなし。ただ道幅が狭い箇所があるので、先行く登山者のペースに依っては余計に時間が掛かるかと。今回はちょうど乗越浄土手前で渋滞に捕まりました。
木曽駒ヶ岳2956mの頂へ
乗越浄土へ辿り着いても、心配していた母のペースは衰えず。今夏の燕岳に向けての準備(近所の低山に通っていた)が効果を発揮していたようで、休憩もそこそこに一路中岳へ。中岳から見える三沢岳の山容が個人的にお気に入り。
天気にも恵まれて、動くと少し汗をかく程度の気持ちの良い登山。
中岳からは一旦鞍部まで下る。割りと大きな岩が多く、今回の木曽駒ヶ岳登山で一番気を使うポイントだった。ここには駒ケ岳頂上山荘(テント場あり)があるので、いずれはここでまったりテントでも張って星空鑑賞などしてみたいもんです。それにしても振り返ると常に宝剣岳が鎮座していて、すごく岩岩しい。
ここが3000m級の山であることを思い出させてくれます。
ロープウェイは偉大。ロープウェイバンザイ。
てなわけで最後の登りに苦戦している母を待ち、木曽駒ヶ岳の山頂へ。今年の母のアルプス収めだった。
山頂は相変わらず多くの人。頂上は風で吹きさらしだったので、神社裏手の岩垣に隠れるようにしてランチ。これまたツルヤで仕入れたミックスサンドと、コストコで仕入れたオニオンスープ。いつまでも飲み物が温かいスノピのチタンマグはさすが。
山頂では約1時間程度休憩してから下山を開始。昼前からは山らしくガスが巻いてきたので、良いタイミングで下山できた。天狗岩だったり、枯れた剣ヶ池を見て今回の木曽駒ヶ岳登山は終了。母は記念にと木曽駒ヶ岳限定のノースフェイスのフリースを買ったようだった。
木曽駒ヶ岳の下山後はお蕎麦へ
木曽駒ヶ岳でさくっと日帰り登山を楽しんだ後は、菅の台バスセンター近くのお蕎麦屋さん駒草屋へ。割と千畳敷ロープウェイ近くに評価の高い飲食店集まっているからありがたい。
駒草屋ではざるそばを食べたけれど衝撃的だったのは山盛りのわさび。そして口に入れるたびに咽せるフレッシュなわさび。
きっと忘れないでしょう。
一年分のわさびを美味しく頂戴した気がします。そばももちろん美味しかったです。
次回は縦走にて
登山を始めてから早幾年、ようやくの中央アルプス登山でした。宝剣岳や空木岳などの百名山もあるので、来年は中央アルプスも縦走で楽しみたいと思っています。
今回のヤマレコのログは以下。
ではまた。