京都といえば、古き良き日本の文化を今尚残す由緒ある寺院や建物が数多く残っています。
京都を歩けば必ずホリナーだったり、修学旅行生と遭遇することから分かる通り、国内外からの観光者数は総じて日本第1位。まさしく日本といえば京都。と言っても過言ではないでしょう。
京都は写真や雑誌でこそ静寂に満ち、どこか荘厳なイメージが強いと思います。だがしかし!実際のところは…的な内容です。
とりあえず公共交通機関がだだ混む。
京都観光と切っても切れない関係にある公共交通機関ですが、とりあえずバス、電車(バスに比べるといくらかマシ)共にほぼ混んでます。
京都ではパーク&ライドを推奨しています。パーク&ライドとは観光地の渋滞緩和や、騒音・悪臭といった交通公害の減少、違法駐車削減を目的に、なるたけ公共交通機関を使って下さいな。という運動のことです。
このP&R運動影響もあってか、京都ではバスおよび電車を駆使すればいけない名所はありません。もちろん海外からの旅行者にも配慮され、英語のみならず韓国語や中国語でのアナウンスが実施されていることも珍しくなくなって来ました。
観光立国としては、観光客の増加は嬉しい限りなのでしょうけれど、ここまで混むか…という位には混みます。特に春や秋はえげつないレベルです。
日本語が聞こえない。
休日はともかくとして平日に清水寺や銀閣寺に行くと、周囲に海外の方がいることもしばしば。韓国、中国をはじめ、英語やフランス語イタリア語ロシア語などなど全世界津々浦々。
あれ、今ここ日本だよね・・。
なんて疑心暗鬼に陥ってしまいそうなほど、心細くなります。そこはきっと異世界か何か。しかも韓国や中国の方からは時折同じ国の人とだろうと勘違いされ、話しかけられる始末。僕にとってその言語は只の「音」でしかないなぁと思いつつも
アイムジャパニーズ。
と答えようとしてみるものの、実際は挙動不審で手を横に振ってそそくさと退散しています。
京都に行くと、いくらか気疲れします。(笑)
皆が狙う「インスタ映え」の裏を垣間見てしらける。
パンフレットやwebサイトで見かけるような京都の写真。それはそれは荘厳で歴史溢れるイメージです。
しかし実際のところは、パンフレットで見たことのある写真を撮るために、かなりの待ち時間を要します。先日訪れた瑠璃光院なんかは特に恐ろしいものがあります。紅葉とは別に、一見の価値ありです。
構図を練っている皆の前に、突如としてのうのうと呑気に現れるカメラおじさん。
場の空気が一気に凍り付く刹那。聞こえてくるのは、カメラやスマホのシャッター音、畳が擦れる音。そして後ろで響き渡る誘導員の声。
というシチュエーションの元、素敵な写真が撮影されているのです。
飲食代がいやに高いと感じる
京都といえば、京野菜を使った料理や鱧など多くの名物があります。頭文字に「京都」だったり「京」とつけばある程度オシャレに聞こえる風潮があるように思うのです。まぁ実際に京都では出てくる料理一つ一つがオシャレなお店が多いです。
その甲斐あって?か、お値段も京都価格です。
ブランド物の製品が高いのと同じように、京都では京都ブランドとしてマージンが課されているのではなかろうかと思うほど高く感じる料理が時折登場します。
帰るころに「京都」は京都市だけだということに気がつく
世間一般的な「京都」は、端的に言うと京都市だけです。たまに宇治市が付随してくるかもしれませんが・・。
一般的に旅行で用事があるのは「京都市」でしょう。何なら京都が日本海に面していることにはここ最近気が付いた。まであります。
まとめ
京都に行くのであれば、人ごみに打ち勝つ精神力と体力。綿密なスケジュールとある程度の出費を覚悟の上で行くことをオススメします。旅行にあたり出費を気にするのは如何せんナンセンスとは思いますけれど・・。
古都京都はそう優しくはありませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!