2026年4月月中旬、大阪府能勢町と兵庫県川西市にまたがる妙見山に登ってきました。
大阪のてっぺんと称される妙見山。天気が良ければ、山頂付近からは大阪湾まで見渡せる展望が楽しめます。行動時間もさほど長くなく、危険箇所らしいポイントも少ない、登りやすい山でした。
今回は登りに上杉尾根コース、下りに大堂越コースを辿りました。妙見山に至るコースには、他にも渡渉を繰り返す初谷渓谷コースや、ガッツリ山を歩く天台山コースなどがあるようです。
登山のスタートは大阪最北端の駅、能勢電鉄妙見口駅から。駅前には自販機のほか、売店、トイレもあって登山の準備に重宝します。
それにしても梅田から電車で1時間ほど揺られただけで、大阪とは思えない、長閑な風景。春らしい気候も相まって、どこかしら郷愁を誘います。
今回は秋葉山から天狗山を経て、当時の表参道だった上杉尾根に合流することにしました。
桜見納めの妙見山 / クレさんの妙見山(能勢妙見山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
広々した尾根と木立が気持ち良い上杉尾根
秋葉山・天狗山は尾根を辿ってひたすら登り。久々の登りが足にきます。
秋葉山に至るまでの道中に眺望が開けるポイントが1箇所あり、ちょうど桜が見頃を迎えていました。
天狗山にて少し休憩を挟んで、上杉尾根に合流。この辺は広い尾根歩きで、展望こそありませんが、山桜やクヌギなど広葉樹の新緑が目に優しい区間。今回の登山で最も気持ちが良かったです。尾根を挟んで植生が違うのも珍しい。
杉の木立が増えてきたあたりで山中とは思えない、だだっ広い駐車場に到着。全て妙見山参詣用の駐車場だと考えると、とても広く見えます。程なくして妙見山の境内に到着。鳥居前の枝垂れ桜が見事です。
立派な境内だったので、さぞ山頂看板も立派なのだろうと思っていたのですが、実際着いてみると周辺の低山と変わらない、馴染みのそれで拍子抜け。手前の立派なモニュメントの方が印象に残ります。














少々急な大堂越コースで下山
妙見山の下山には2023年に営業終了したケーブルカーや炭窯跡を見られる大堂越(だいどうごえ)コースを使いました。このコースはすこし急勾配の登山道で、途中軽い渡渉やら沢沿いを歩くため少し気を遣いました。
急な下りを終え、大堂越から少し降った辺りで、2匹の鹿に遭遇。まさか大阪府内で野生の鹿を見るとは思わず、しばらく観察。元奈良公園の鹿らしいシカやんも、たしかこの辺の施設で保護されているとかいないとか。
その他炭窯跡や、炭作りのために管理されていたクヌギの跡地があり、飽きることなく麓の黒川駅(ケーブルカー駅)まで下山してきました。きっと営業中は賑わっていたんでしょうが、駅舎は木板が打ち付けられており寂しげ。
各コース妙見山頂まで見どころが多く、過去にはバーベキュー場もあったようで、ケーブルカーの需要もありそうなものですけれど、施設の老朽化やその費用の捻出、厳しい経営環境など、存続させるには難しい状況だったようです。
上杉尾根で登っただけでしたが、割と満足度が高い登山だったので少し悔やまれます。











黒川駅から妙見口駅までは車道沿いを少し歩いて、花折街道をたどります。
花折とは野花を摘んで仏や神に供える日本の伝統行事のことを指すそうで、この道は江戸時代から明治時代にかけて能勢妙見山への参詣道として栄えた歴史があるそうで、言われてみると茶店や旅籠の名残のような建物が見られます。
妙見口駅に帰ってきてからは、見知らぬTHE大阪のおばちゃんと、何故か会話を交わすことになりました。見知らぬ仲とは思えぬ、素晴らしい情報量でした。
エネルギーを消費したので、駅前のかめたに本店でマロンソフトを食べ、今回の登山は終了。
プチトリップ感が楽しい、妙見山登山でした。


