【東北】濡れそぼる紅葉と磐梯山への日帰り登山

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安達太良山に登った同日、車を走らせて磐梯ゴールドライン(1時間程度)を経て、八方台駐車場にやってきました。

計画ではこの日、安達太良山と西吾妻山に登る予定でしたが、安達太良山で思ったよりも時間を使ってしまったので、移動に時間がかかる西吾妻山は断念。

比較的登山口の近い磐梯山にやってきたというわけです。

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磐梯山の日帰り登山の概要

磐梯山(ばんだいさん)は、福島県に位置する標高1,819mの火山で、日本百名山の一つ。

美しい山容と、周囲に広がる湖沼群や豊かな自然環境から「会津富士」とも呼ばれ、登山者や観光客に人気があります。特に猪苗代湖から見る磐梯山は見事だとか。

磐梯山は1888年に大噴火を起こし、現在の山の形や周囲の地形が形成されました。

そんな磐梯山ですが、主要な登山ルートは以下の3つ。今回の磐梯山登山には、八方台ルートを選びましたが、特段危険箇所も無く登りやすかったです。

  • 八方台ルート:
    一般的で比較的登りやすいルートです。八方台駐車場からスタートし、約3時間ほどで山頂に到達できます。登山道は整備されており、初心者でも比較的安心して登れます。
  • 裏磐梯ルート:
    五色沼や裏磐梯高原からアプローチするルートで、景色を楽しみながら登ることができます。
  • 猪苗代ルート:
    より険しいルートで、健脚者向けですが、眺望が素晴らしいコースです。季節に依ってリフト使用可能。

おかわりの磐梯山は貸切でした。 / クレさんの磐梯山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

自分史上最遅の登山開始

磐梯山への最短登山ルート、八方台駐車場に着いたのは13時前のこと。お手洗いや準備を済ませて13時過ぎに登山開始。

勿論自分以外、今から登り始めそうな方は見受けられません。

登り始めはダケカンバをはじめとした広葉樹林が美しい森を緩やかに登っていき、少し傾斜が増して辛さを感じる位になると、中の湯跡に到着。

このへんからポツポツと小雨が顔を濡らすように・・。肝心の紅葉は色づき半ばといった印象でした。

磐梯山登山道上にある、中の湯跡に関して

中の湯は、磐梯山の火山活動によって生まれた温泉で、江戸時代から利用されていたそう。

当時、磐梯山周辺の登山者や湯治客が集う場所で、豊富な温泉が湧き出ていたことから、湯治目的に多くの人が訪れていました。そんな中、1888年7月15日に磐梯山が大噴火を起こし、山の北側の大部分が。この噴火によって、土砂や岩石が流れ込み、北麓にあった中の湯温泉はその大量の土石流により完全に埋没しました。温泉地として栄えていた中の湯(上の湯と下の湯もあったがこの噴火によって壊滅)は、一瞬にして消え去り、多くの宿泊客や従業員も犠牲となったと言われています。

紆余曲折があって、昭和後期まで温泉宿があったそうですがすでに廃業しており廃墟を残すのみとなっています。また今現在も温泉が湧き出ているようで、周囲には硫黄の匂いが立ち込めています。

弘法清水小屋で休憩後、小雨が舞う磐梯山山頂へ登頂

中の湯跡から弘法清水小屋まではそれなりに登りが続き辛い限り。すでに登頂し下山してくる方々の多いこと多いこと。

磐梯山への出発が遅くなったのは仕方無いことなんですが、やはり気が焦ります。

山頂に近づくにつれて強くなってくる雨もあって、孤独感に苛まれていると弘法清水小屋直前にて、同じく磐梯山山頂を目指す方を発見。ただ雨が強くなってきたこともあり、今回は小屋で休憩後引き返すとのことでした。

心細さを助長しましたが、弘法清水小屋から磐梯山の山頂まではコースタイムで片道30分。ここ数日の登山ペースなら、30分も掛からないし、当分来ないし登っておこうということで意を決して山頂へ。

磐梯山の山腹を染める紅葉と火口を垣間見る

山頂は展望皆無。

顔を濡らすのは雨か、それとも涙か分かりませんでした(雨)。

山頂の岡部小屋はこの日はお休み。人っ子一人いない山頂を後に、八方台への下山を開始しました。岩が濡れていてペースはややスローに。

弘法清水小屋までの道中、この山でも例に漏れず下山中に若干ガスが取れ、裏磐梯方面の眺望が広がりました。火口の名残だったり、桧原湖、山肌の紅葉を見ることができ先程までの孤独感もあって感動もひとしお。

とりあえずは良かったです。

16時前には下山と相成りまして、今回の東北遠征最後の1座、磐梯山への登山は無事に終了。

良ければもう少し晴れてほしかった、磐梯山登山まとめ

結局磐梯山も晴れずじまいで、安達太良山と同様に心残り。

「山は心を後に残すほうが良い」とはよく言ったものですが、いったいいつ再訪できるのやら・・。

関西からだと東北地方は時間的、物理的な障壁が多いので気軽にフラッと来るにはいささか難しい。いつになるかは分かりませんが、また紅葉の時期にリベンジしたい山域ですね。

ではでは〜。

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