ほぼノープラン諏訪一人旅。美ヶ原までの送迎バスを待つ間、かなり時間が空いていたこともあり、上諏訪駅近くにある諏訪五蔵で酒造巡りをしてきました!
諏訪五蔵とは!
「舞姫」「麗人」「本金」「横笛」「真澄」。諏訪市の甲州街道沿いには、わずか500mの間に5軒の酒蔵が立ち並びます。同じ霧ヶ峰の伏流水を仕込み水に使いながら、それぞれに特徴のある個性豊かな酒を醸し続けてきました。ライバル同士ではありますが、ご近所仲良く「酒の街・諏訪」を盛り上げていけたら。「諏訪五蔵」はそんな心意気で立ち上げた酒蔵グループです。(公式サイトより引用)
上諏訪駅から徒歩10分程度のところに、諏訪を代表する5つの酒蔵があります。それが上記の「舞姫」「麗人」「本金」「横笛」「真澄」です。各酒蔵の特徴を、酒造めぐりでもらったパンフレットから紹介します。
舞姫−伝統と新しさが調和した進化する酒蔵−
優雅さと気品、歴史の重みを漂わす酒でありたい。との願いが込められた「舞姫」
甘・酸・渋・辛・苦の五味が程良く調和した、旨口の日本酒造りに日夜励んでおります。昔懐かしい土壁と太い梁が渋い味わいを醸し出す風情ある店内には、30種類以上のお酒が並んでいます。蔵元でしか手に入らない銘酒や季節限定酒に出会えるのも楽しみの1つです。すべて試飲することができます。
麗人−伝承の心と技に磨きをかける歴史と水の蔵−
寛政元年の創業以来、水にこだわり、蔵元自身が真に飲みたいと思う品質本位の酒作りを貫き続ける「麗 人」蔵の井戸に湧く霧ヶ峰伏流水で作られる日本すyは諏訪の風土が生み出した格別の旨さ。平成11年からは、清酒製造で培った技術をもとに、地ビール醸造も開始しました。
本金−みすずかる信濃の文化を語る郷土の酒−
日本の食文化を手造りで醸し続ける、宝暦6年創業の歴史と伝統ある造り酒屋。清酒本金は左右対称の文字より裏表のない商売を心がけ、常に本物を目指し、多くの人に愛飲される一番(金)の美酒を醸造したいと願い登録商標としています。酒造りに対する誠実さは形となり味となり、素朴だからこそ忘れることのできない、民芸的な郷土の味に仕上がっています。
横笛−悲恋物語に名を因む歴史ロマンの美酒−
死後も恋しい人の近くにと、鶯となって梅の木にとまり、愁いさえずり続けた建礼門院官女の横笛と平重盛に仕えた滝口入道との悲恋物語(平家物語)。「大銘酒・横笛」は、信仰心の深かった初代当主が、その横笛の名を後世に伝えるとともに、魂を弔うために命名したもの。自然の恵みと伝承の匠の技が、酔い心地の良い美酒を生み出しています。
真澄−ニューヨーカーにも愛される天下の銘酒−
諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に関する、寛文2年創業の老舗。歴代杜氏の技と虚飾を排したごまかしのない酒造りで、清酒品評会に数多くの優れた入賞歴を刻んでいます。また、銘酒づくりに欠かせないものとして、全国過半数の酒蔵で使われている優良清酒酵母「協会七号」発祥の蔵としても知られ、名実ともに他の追随を許さない天下に銘酒「真澄」
蔵内のショップでは数々の酒を試飲でき、酒器などの販売も充実しています。
ごくらく酒蔵巡りがすごい。
ごくらく酒造巡りは呑み歩きイベント開催時以外(当面は中止となっています)は毎日やっているイベント。人に依ると思いますが、1〜2時間もあれば全店回ることができるかと。
各酒造で発売されている諏訪五蔵のクーポン兼プレゼント応募ハガキを購入することで、諏訪五蔵全ての酒蔵で試飲が楽しめます。諏訪五蔵の酒蔵であれば、どこでもクーポンを購入できます(1800円)。更にこのクーポンに加えて、諏訪五蔵のグラスと手提げかばんのごくらくセットがついてきます。
これを持って各酒蔵を回ります。最寄り駅は上諏訪駅で、一番離れているのが「真澄」です。効率が良いのは一番遠い「真澄」から、横笛→本金→麗人→舞姫と上諏訪駅に向かって帰りながら回るルートだと思われます。
「横笛」から「真澄の近くにセブンイレブンが有るのもグッド。試飲を繰り返すとどうしたってお口が恋しくなるもので、セブンイレブンでお肉を補給しました。笑
各酒蔵ではこのグラスに試飲の日本酒を注いでもらうのですが、本当にたくさんの量が楽しめました。何なら最初の真澄ですでにほろ酔い状態。2軒めの横笛で小休憩を挟まねば危ないといった具合。笑
1800円で諏訪の銘酒を楽しめるだけでなく、試飲のたびに詳しく説明が聞けます。それにちゃんと飲めます。すごい楽しく日本酒に関して学ぶことができました。
お酒に強くない方は一日で回り切るのは少々無茶かもしれません。笑
見知らぬおじ様方と巡った諏訪五蔵
上諏訪駅に降り立ち、美ヶ原の送迎バスを待つまでの間にかねてから行きたかった諏訪五蔵めぐりを楽しむことにしていた僕は、とりあえず徒歩で真澄へ行くことに。徒歩15分程度だったように思います。
元々両親が真澄好きだったこともあり、お土産を買うために何回か訪れたことはあったのですが、試飲をするのは今回が初めてでした。
試飲させてもらったお酒は計6本位だったでしょうか・・。個人的には「山花」が好みでした。飲みやすい!そして久々の飲酒ということもあって既に酔いどれ状態に。
「もう美ヶ原なんて行かずに帰ろうかしらん」
なんてことも脳裏を過った気がします。
嘘です。
美味しいお酒を飲みながら各お酒の特徴を聞いていると、長い年月をかけてこのお酒ができたんだなぁ・・。とどこか感慨深い気持ちに。ウイスキーや日本酒とか、偶然の産物であるお酒がここまで人の生活に根付くってすごいことだと思いませんか?笑
それはさておき
最初に回った酒蔵「真澄」ここから僕とおじさま方との諏訪五蔵めぐりは始まったのです。きっかけは真澄前での記念撮影を頼まれたことでした。酒蔵を回る順番も同じだったようで、
毎回記念撮影をしてあげないと・・。
という老婆心からそれとなく一緒に回ることにしました。時間は余っていましたし。
次の酒蔵である「横笛」ですが真澄とはまた違う、深みのあるお酒といった印象を受けました。このあたりが酔いのピークだったように思います。グラスを洗うための水道水が用意されていたことが嬉しかったですねぇ。
ここでも例のおじさま方の写真を撮影。その際に「へぼ」というものをもらいました。どうやらクロスズメバチの幼虫のことだそうです。
美味しかったです!
想像していたよりは!
おじ様方は山梨県から来ていたようで、皆「どうらくてい」というお店を通じて知り合った仲だとか。めっきり友達のいない自分にとって、お店を通じて知り合いその縁で旅行するというのは中々思い至らない関係性です。
横笛の道路を挟んですぐ向かいにある本金ですが、日曜日はお休みだそう。ここは後日写真を取りに再訪しています。
一番フィーバーしたのがここ麗人。クーラーで冷やされているお酒を自由に試飲して良いシステムになっており、飲み足りない方はここで1杯以上飲んでいるようでした(節度は守りましょう)。
自分はというと、これ以上は美ヶ原に支障が出そうだと思っていたのでセーブ。もちろん全種類たしなみましたが・・。ここも美味しかったです。というか全部美味しい。笑
また、麗人で嬉しかったポイントに水が飲み放題だったことが挙がります。アルコールの利尿作用で失った水分補給にもってこいでした。
諏訪五蔵めぐりの最終地点、舞姫に到着しました。流石に本金を除けば4件試飲を楽しませてもらっているので、ほろ酔いもいいところ。毎年開催されていた呑み歩きイベントが中止となったことも、交通量の多い国道20号線沿いにある諏訪五蔵としては仕方のないことなのでしょう。どこか別の空き地で開催するでもしない限りは安全性の確保は難しそうです。
それにしたって諏訪湖周辺はこんなに観光スポットがあるとは・・。改めて一人旅で訪れたい土地となりました。
えぇ一人です。
試飲を楽しんだ後、舞姫でもおじ様方の写真を撮影し、一緒に酒蔵めぐりをさせていただいたことにお礼を申し上げお別れ。
見知らぬ方々でしたが、楽しい一時を過ごさせてもらいました。一人旅だと声をかけられやすいですねぇ。
諏訪五蔵での酔はそのままに下諏訪へ
そんなこんなで諏訪五蔵を楽しんだ後、美ヶ原への送迎バスの時間が差し迫っていたので下諏訪へと酔いどれは向かいました。美ヶ原へのバスでは記憶がまばらです。割と長時間乗っていたようですが・・。笑
初めて日本酒の酒蔵めぐりをしましたが、どの酒蔵も同じ水を使用していてもこんなに味が違うのかーと素人感丸出しで楽しみました。1800円であれだけ飲めるとはすごい・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました!