さっぽろ雪まつりのシーズンに合わせて、2023年2月にグランドオープンしたばかりの定山渓ゆらく草庵に宿泊してきました。
当記事では宿泊した時の感想に加えて、ゆらく草庵の基本情報やアクセス情報、室内を紹介していきます。
食事もお風呂もお部屋もサービスも、総じて満足です!
定山渓ゆらく草庵の基本情報
共立リゾートが運営する定山渓ゆらく草庵は、2023年2月にグランドオープンしたばかりのお宿。
定山渓温泉は慶応2年に開湯された由緒ある温泉地。その一角にゆらく草庵があります。札幌市街地から車で約1時間という好立地に位置しており、昼間は札幌で色々と楽しんで、そのあと定山渓温泉でゆっくりするのもありでしょう。
所在地 | 〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目228-1 |
チェックイン | 15:00(最終18:00) |
チェックアウト | 11:00 |
駐車場 | あり(67台:無料:先着順) |
送迎 | あり(札幌駅発着:無料:事前予約制) |
館内設備 | レストラン:ラウンジ:バー:宴会場:大浴場:サウナ:露天風呂:喫煙ルーム:売店:自動販売機 |
無料アメニティ | あり |
Wi-Fi | あり |
バリアフリー | 車椅子対応可能 |
定山渓ゆらく草庵までは札幌駅北口からシャトルバスが出ていて、所要時間は大体1時間程度。道中はそこまで見どころも無く、疲れも溜まっていたこともあって爆睡。
僕らが宿泊した日は宿泊客が多く、バスはなんと2台体制!宿泊客の半分が国内客、そしてもう半分はインバウンド(おそらくほとんどが韓国)という感じでした。
そして館内でのチェックアウトに時間がかかる為、バス車内で先に本人確認と鍵の受け渡しを行い、部屋に入ってチェックインの手続きを待つという流れでした。チェックインで待たされることなく、部屋でまったり休憩できたのが嬉しかったです。
ゆらく草庵まで電車でアクセスする場合
定山渓ゆらく草庵まで電車でアクセスする場合、JR函館本線札幌駅からじょうてつバス定山渓温泉行きに乗るか(約1時間10分)、かっぱライナー号(予約制)豊平峡温泉行きに乗車(約1時間)し「定山渓神社前」で下車後5分程度歩く必要があります。
素足で畳の癒やし。定山渓ゆらく草庵の施設内
定山渓ゆらく草庵ではチェックイン後に靴を下駄箱(鍵付き)に入れるので、館内は素足もしくは足袋or靴下で過ごすことができます。
ベッドに横になる時も、ソファに座るときも、靴を気にしなくていいって本当に素晴らしい。そしてなにげに下駄箱にある無料の除湿剤が素敵。
靴は蒸れを誘発し、蒸れは細菌を呼び、細菌はダークサイド(ニオイ)に繋がります。
それはともかく宿泊した時の館内の設備やお風呂の情報をまとめた用紙はご覧の通り。ゆらく草庵館内の施設やサービスタイムなどが一覧になっていてありがたしです。
宿泊したのは渓谷側の広々4人部屋
というわけで僕らが宿泊したときの、定山渓ゆらく草庵の客室内の画像です。
今回ゆらく草庵の2人部屋が空いておらず、宿泊したのは渓谷側の4人部屋。
景色はそこそこ。
曇☆天
出雲の佳雲に宿泊したときもそうでしたが、2人なのに4つもベッドがあるのはちょっと申し訳ない気持ちになりますね。4人用ということもあって、さすがに客室内は非常に広々。
4つある布団を如何にしてやろうかと思いましたが、もったいない気がして2つはまったく使いませんでした。
荷物の整理に便利なラゲッジスペースや、ベッド横のコンセントやUSB類が充実していて嬉々。このあたりは最近のホテルにはマストですね。
そしてやはり畳は良い。
ゆらく草庵では水がなんと3L(2L+500ml×2本)もらえます。湯呑もあり、急須もあり。何ならコーヒーミルやコーヒー豆もあり。これは後述のお茶バイキングで茶を楽しめということでしょう。
合計4種類程度のお茶を楽しみました。
畳敷きの大浴場と4つの貸し切り露天風呂、そして各部屋にも天然温泉浴槽あり。
150年以上の歴史がある定山渓温泉(ナトリウム塩化物泉)。
共立リゾートの定山渓ゆらく草庵では天然温泉大浴場の他、4種の貸し切り露天風呂、そして全客室に天然温泉のお風呂があります。
大浴場は洗い場やサウナはもちろん、露天風呂や3〜4つの桶風呂(うろ覚え)、打たせ湯、岩盤浴、寝ころび湯(夢想の部屋的なネーミングだったかと)などがあり、どれも安定の共立クオリティで、ゆったりくつろげます。特に印象に残っているのは大浴場の床がすべて畳だったこと。
なんとなく岩のぬるっとした感じが好みでないので、個人的にとても助かります。
やっぱりひろいお風呂はいいですね。
4つの貸切風呂に関しては、予約などはなく先着順(1枠45分程度で済ませるようアナウンスあり)で、露天風呂に続くスペースには待機用の椅子やマッサージチェアがありました。定山渓ゆらく草庵の露天風呂は、岩風呂・陶器風呂・檜風呂・ひば風呂の4種類。立地の都合上展望が無いのでそこが少し残念でした(外から丸見えになりそう)。
僕らは時間の都合上入浴できたのは岩風呂だけでしたが、北海道の寒さと温泉の暖かさが骨身に染みる心地でした。
少し残念だったのは大浴場の混雑具合が客室で確認できなかったこと。共立リゾート系のホテルであれば大体部屋のテレビで確認可能でしたが、定山渓ゆらく草庵に関しては客室に天然温泉を完備している影響か混雑状況が確認できませんでした。
各部屋に天然温泉を完備しているので、風呂に入りに行くのが億劫な場合でも安心。今回ゆらく草庵では、ひたすらお風呂に入っていました。
夜鳴きそばなど、おなじみの共立リゾートサービスは健在
定山渓ゆらく草庵を運営する共立リゾート系のホテルでは、いろいろな無料サービスが用意されています。
今回宿泊したゆらく草庵では、湯上がりのアイスキャンディーや乳飲料(ヤクルト的なもの)・カフェオレのほか、食事前には日本酒やハスカップジュース、食後にはちょっとした駄菓子(部屋での酒のアテに消えた)がもらえます。
そしてどこか懐かしい醤油味のラーメン夜鳴きそばも健在です。
ゆらく草庵の食事はそこそこ
定山渓ゆらく草庵の朝夕食は北海道の海産物を使ったお料理ばかり。
旅館テイストなので、全体的に和食。
今回はこの宿に泊まるまでに散々北海道グルメを食らい付くしたこともあって、薄味なのがどこか物足りなく感じていました。料理の提供タイミングやラウンドの頻度はちょうどよかったと思います。
定山渓ゆらく草庵の観光について
僕らが宿泊した季節は冬。周りはどこもかしこも真っ白。
無料の足湯などでほっこりするもよし、売店で卵を仕入れてゆで卵を作るもよしです。幸い徒歩圏内にコンビニがあるので、お酒やツマミを仕入れておくのも良いでしょう。
定山渓ゆらく草庵のここが気になった
最後に今回の宿泊で気になった点でも書いておきましょう。
まずは1つ目。共立リゾート系の売りだと思っているサウナや岩盤浴があるにも関わらず、何故かロッカーキーがむき出しでした。宿泊客のやけどが無いか心配になります。
2点目インバウンドに対する説明不足と、インバウンドに交じる国内旅行者への配慮の至らなさを感じました。グランドオープン前にプレオープンしているのであれば、ある程度意見があっても良さそうなものですが・・。不慣れな感じがこちらにまで伝わってきて落ち着きませんでした。
オープンしたばかりなので、きっと改善されるとは思います。今後に期待です。
ではまた。