2024年10月10日、山形県にある月山に月山リフトを利用して登ってきました。
今回の月山登山は、東北遠征の4日目。先日の鳥海山登山に続く2座目の登頂になりました。
月山登山の概要
月山(がっさん)は、山形県の中央部に位置する標高1,984mの山で、日本百名山の一つ。また、出羽三山(でわさんざん)の一つ(羽黒山・湯殿山・月山)として、古くから山岳信仰の対象となり、多くの参拝者や登山者に親しまれてきました。麓には大鳥居があったり、山中には色々と行場となったり信仰されていた岩などがあるようで、個人的には今後も何回か登りたい山の筆頭です。
そんな月山には幾つか登山ルートがありますが、主なルートは月山リフトコース(初級)、羽黒山口コース(初級)、湯殿山コース(中級)の3つがあり、今回はその中の一つ月山リフトコースをチョイス。
登りを短縮できることは勿論、何気にリフトやロープウェイに乗るのが好きだったりします。
月山リフトを使う場合、最寄りの駐車場は姥沢駐車場。
月山登頂後は、姥ヶ岳を周回するようにリフトまで下山しました。
かろうじて晴れ間が見えた、紅葉最盛期の月山 / クレさんの姥ヶ岳(山形県)・月山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
月山リフトから登る名峰、紅葉の月山
道の駅にしかわにて車中泊後、朝7時頃に姥沢駐車場(駐車料金1000円)まで移動。
着替えやらトイレ(キレイ)やらを済ませて、リフト乗り場までは徒歩で移動大体10分くらいだったでしょうか。
何気に登りで辛かったです。
というわけで、おはようございます。東北遠征2座目は紅葉の美しさで名高い月山です。
月山・・もう名前からして、他の山を寄せ付けない美しさを体現していると思うんです。
それはともかく、リフトの始発は午前8時。少々早めに着いてしまったので、リフトを待ちつつ準備運動。その後リフトに乗り込んだは良いものの、この日のてんくらの予報はC。他の予報を見てもガスと強風で、案の定身体が冷え切りました。なんせとにかくのんびりなリフト。
小気味よく刻まれるワイヤーの弛み音は良いですけどねぇ。
リフト降車後から早速登山開始です。この先は営業している小屋がなく、トイレもないので、済ませるならここが最後となります。
展望は望め無さそうですが、どことなく薄い雲の向こうには青空がありそうな空模様を呈していたので、いそいそ牛首を目指すことに。今日もスキッと晴れ渡る青空は拝めそうにありません。
牛首までは多少のアップダウンこそありますが、木道が整備されていて、非常に歩きやすい。登山よりもハイキングという言葉がしっくりきます。
そんなハイキングも牛首あたりで終了。
木道も石畳もない、普通の登山道になって、急登もちらほら。岩が大きい分安心ですが、下山するときは浮き石を踏まないよう気を遣いました。肝心の紅葉はガスに巻かれたりで見難い・・。
ただ時折垣間見える山肌を染める紅葉は黄色だったり赤だったりと、今まで登山で見てきた紅葉の中でも特に美しいと感じました。
稜線に出た途端、予報通りの強風を一身に受け、霧で濡れるように。気温も10℃あるかないか位だったので、体感温度としては1桁。つまりコンディションとしてはあまりよろしく無かったので、休憩は牛首あたりまで戻ってからと決めまして、さくっと月山に登頂。
ノー展望DESU!
展望の無さは今年のワーストだった南アルプス縦走を想起させました。
例年山頂付近の月山神社、月山頂上小屋ともに9月末頃までの営業で、この日はすでにもぬけの殻。頂上小屋付近では風除けに休憩している登山者が数名いました。
束の間の青空と月山の紅葉
この天気が続くなら、姥ヶ岳に登る意味がないなーと考えながら、月山から下山していると、ちらほら青空が垣間見える時間が増え、徐々に明るくなってきました。
これは晴れるのでは!と思い牛首から姥ヶ岳を目指してみると
見事に晴れました。あぁ綺麗だぁ。
月山方面は終始厚い雲の中でしたが、麓の市街地や稜線を見ることができ、先程までの閉塞感は吹き飛びました。山肌を彩る紅葉が本当に美しい。東北の紅葉は凄まじいですね・・。
月山が人気の理由を思い知りました。
これは快晴の時にもう一度登りたい・・。
束の間の青空も過ぎ去って、リフト駅に戻ってきた時には時折日が差す程度に。
残念といえば残念ですが、天気の変わり目の山もまた美しいと思うので、今回は合格点。
心持ち温かに、身体を冷やすリフトに乗り込んで初めての月山登山は無事に終了。
下山後は再び道の駅にしかわにて日帰り入浴をして、食堂で味噌カツ丼&蕎麦セットを喰らって山形駅まで戻りました。
お手洗いも清掃が行き届いていて、とても良い施設です。
紅葉が美しかった月山登山のまとめ
道中は強風と霧で展望は皆無。ただのピークハントという心が荒みかけた登山でしたが、どうやら前フリだったようで、一瞬広がった青空と山肌の紅葉には本当に感動しました。
これが東北の紅葉だぜぇ?と片鱗をちら見せしてくれたように感じます。写真を見返していても、アルプスの紅葉とはまた違った良さがあります。毎年のように秋は東北地方に登山遠征する方々がいるのも納得。
次回は出羽三山を絡めて、また紅葉の時期に訪れたいと思います!
ではでは。