登山やキャンプで見かける、メジャーな固形燃料(エスビット/ファイアードラゴン/ニチネン)3種類を紹介。

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登山やキャンプに重宝する固形燃料にはいくつかの種類がありますが、この記事では特にメジャーな3種類の固形燃料(エスビット・ファイヤードラゴン・ニチネン)を紹介。

オススメは火力が安定してトータルで使いやすいエスビット、次点でファイアードラゴンです。

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エスビット(Esbit):必要な量が計算しやすい、かつ液体化しないため使いやすい。保管時のみ匂う。

ドイツのアウトドアメーカー「エスビット」が製造している、ヘキサミンが主原料の固形燃料。爆発性や燃焼時の液体化が無いので、固形燃料の中でも比較的使いやすいです。

コンパクトかつ軽量で、主に登山やキャンプなどで湯沸かしに使うことが多いです。燃焼時はほとんど匂いや煙が出ない代わりに、ススがでるのでクッカーが汚れます

エスビットの固形燃料の画像

燃焼時は静かで、朝晩となく周囲を気にせず使えます。燃焼後は灰や残りがほとんどなく、後片付けも簡単。安定した火力で、悪天候でも使いやすい(風防は必須)です。

因みに何故か保管時のみ、独特な匂いがあります(イカというかなんというか)。しかも保存袋を貫通してきます。何ならほったらかしの方が匂わないという・・。

そしてなぜか燃焼時は無臭という不可思議な固形燃料。

それはさておき、以下にエスビットの各サイズと燃焼時間、水が沸騰するまでの時間、要するタブレット数、熱量と価格(amazon)の表を貼っておきます。

エスビットのタブレットは手で割ることができるので、確保したい湯量に応じて調節しやすい点もgoodです。

製品名重量(1tbあたり)燃焼時間湯200ml湯500ml熱量(1tb)価格
固形燃料スタンダード4g5分4分30秒(2tb)6分(4tb)28kcal ¥619
固形燃料5g×165g6分3分45秒(2tb)6分(3tb)35kcal ¥739
固形燃料ミリタリー14g12分3分
(1tb)
7分30秒(1tb)98kcal ¥770
固形燃料27g×827g12分2分40秒(1tb)5分20秒(1tb)189kcal¥1,717
※燃焼時間は飯塚カンパニーより引用(室温20℃ 水温20℃ 海抜20m 無風)

ファイアードラゴン(FireDragon):エコで無臭だが、ちと高価

  ファイアードラゴンは、イギリスのブリティッシュアーミーが採用している固形燃料で、エコフレンドリーなバイオエタノール系の燃料。燃焼時に有害なガスを出しません。燃焼後の灰はわずかで、燃焼効率が良い反面、こちらもススがでます

ファイアードラゴンの固形燃料の画像

また、エタノールなので燃料としてでなく、調理前の消毒にどうぞ。

登山中の水は貴重ですから・・。

以下にファイアードラゴンの各サイズと重量、燃焼時間などなどを表にしておきます。

エスビットと違い、沸かしたい湯量に応じて固形燃料をカットする必要があるのが少し面倒に感じるかもしれません。

それと些か高価です。

製品名重量燃焼時間湯500ml価格
FireDragon SOLID FUEL 27g 27g約11分約6分¥990(6tb)
FireDragon SOLID FUEL 14g 14g約6分約6分¥1210(12tb)
ファイアードラゴン

注意点としては、エスビットと違い着火後に液体化します。そのため、専用のストーブ(別売りのFolding Cooker及びMini Cooker)あるいは、液体をこぼさない構造のストーブで使用するようにしてください。

これを知らずに使って、机が焦げました。

また、開封すると気化がはじまるため、早めに使用するか密閉容器に入れることをオススメします。

ニチネン(orニイタカ):国民が愛した青色。一番入手しやすい固形燃料。

 日本のメーカー「ニチネン」が製造する固形燃料で、主に日本国内で広く使われているタイプ。パラフィンやアルコールを主成分とした固形燃料で、ジェル状のものもあるそうです。

ニチネンの固形燃料の画像

飲食店や家庭で使用されることが多い一方、各100円ショップやホームセンターでも入手しやすいためアウトドアでも湯沸かしなどに使われます(類似品多数)。

いくつか調べてみたところ燃焼時間は分かりましたが、湯量を確保するスピードなどは分からずじまいでした。

何回か使った感じだと、エスビットやファイアードラゴンに比べ長時間燃焼しますが、さほど熱量はないイメージ。

息で簡単に吹き消せるので、風防は必須です。

登山など厳しい環境に置かれる可能性がある場合は、上記2種のどちらかの方をおすすめします。

ほったらかし炊飯などには10gが丁度良いんですがね・・。

重量燃焼時間
10g15分30秒
15g16分
20g19分30秒
25g20分
30g22分

まとめ:用途に応じてベターな固形燃料を携行しましょ

というわけで国内でメジャーな固形燃料3種についてざっとまとめてみました。冒頭でも触れた通り、オススメは火力が安定してトータルで使いやすいエスビット、次点でファイアードラゴンです。

ただ両者共に安いものでもないので、気軽なキャンプや日帰り登山なんかはニチネンや100円ショップの固形燃料で良いと思います。

製品名重量(1tbあたり)燃焼時間湯200ml湯500ml熱量(1tb)価格
固形燃料スタンダード4g5分4分30秒(2tb)6分(4tb)28kcal ¥619
固形燃料5g×165g6分3分45秒(2tb)6分(3tb)35kcal ¥739
固形燃料ミリタリー14g12分3分
(1tb)
7分30秒(1tb)98kcal ¥770
固形燃料27g×827g12分2分40秒(1tb)5分20秒(1tb)189kcal¥1,717
※燃焼時間は飯塚カンパニーより引用(室温20℃ 水温20℃ 海抜20m 無風)
製品名重量燃焼時間湯500ml価格
FireDragon SOLID FUEL 27g 27g約11分約6分¥990(6tb)
FireDragon SOLID FUEL 14g 14g約6分約6分¥1210(12tb)
ファイアードラゴン
重量燃焼時間
10g15分30秒
15g16分
20g19分30秒
25g20分
30g22分
ニチネン

良き固形燃料ライフを〜。

ではでは。

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